紙カルテをスキャニングする際の3つの注意点とは
公開日:2021.01.06 最終更新日:2021.02.18
この記事では、紙カルテをスキャニングする際の注意点について解説します。
紙カルテをスキャニングしてデータ化すると管理しやすくなりますが、機密文書かつ量が多いので、トラブルが起こらないよう慎重に扱いましょう。
紙カルテをスキャニングする際の注意点
今回は紙カルテをスキャニングする際の注意点を、以下の3点に焦点を絞って解説します。
- 綴じられたカルテをスキャンするには裁断機が必要
- データの品質を確認する
- ファイル名を統一した規則で保存する
注意点①綴じられたカルテをスキャンするには裁断機が必要
紙カルテの保存方法として、糊付けされて1つの冊子に綴じられてるケースが多々あります。
綴じられたカルテをスキャニングする場合には、スキャナーとは別に裁断機が必要になるという点も注意しましょう。
裁断機には、押し切りタイプやスライドカッター式、ギロチン式などのタイプがあります。
こういった裁断機が用意できない場合は、業者に依頼するほうがローコストで品質の良いスキャニングが可能です。
また、裁断をせずに元の紙カルテも保存しておきたい場合は、裁断せずにスキャン可能なスキャナーを持っている業者に依頼する必要があります。
注意点②データの品質を確認する
紙カルテをスキャニングする際、電子化したデータの品質を確認するように注意しましょう。
データの品質が悪ければ、せっかくデータを電子化したのに情報が読み取れないケースがあります。
データの品質を高くするためには、業務用の機器を使うのがおすすめです。
一方、家庭用の汎用スキャナーでのスキャニングはおすすめできません。
なぜなら、家庭用汎用スキャナーは大量にスキャニングする用途には向いておらず、スキャン精度も粗いことが多いからです。
また、データを保存する際には、PDF形式で保存することをおすすめします。
PDFは解像度が高いことはもちろん、複数の文書を1つのファイルにまとめられるので、別途資料等が付随する場合も一元管理することが可能です。
注意点③ファイル名を統一した規則で保存する
紙カルテをスキャニングする際に気を付けるポイントとして、規則性のあるファイル名でデータ保存することがあげられます。
検索しやすいようなデータ名を付けておかないと、見たいカルテに速やかにアクセスできないからです。
おすすめの命名規則としては、患者のID番号と氏名を紐づける方法があります。
ID番号と紐づけることで、同姓同名の患者がいても混同してしまうリスクが少なくなります。
また、患者数が数千単位になる場合については、ID番号のみをデータ名にする方法がおすすめです。
こうすることで、データ容量を抑えつつ検索しやすい状態でデータを保存できます。
紙カルテをスキャニングする際は、データ品質に注意し管理しやすいファイル名をつける
以上、紙カルテをスキャニングする際の3つの注意点を解説してきました。
紙カルテをスキャニングする際は、「綴じられたカルテをスキャンするには裁断機が必要」「データの品質を確認する」「ファイル名を統一した規則で保存する」という3点に気を付ける必要があります。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
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