955765886310157d4872c6a45ad0f188 - 外部設計や内部設計とは?システム開発の流れやポイントについても徹底解説!

外部設計や内部設計とは?システム開発の流れやポイントについても徹底解説!

公開日:2020.12.02 最終更新日:2023.11.14

「外部開発とは何をするの?」「システム開発の流れが知りたい!」
このような悩みはありませんか。
本記事では、外部設計や内部設計の解説からシステム開発の流れやポイントについて紹介しています。
それぞれ詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。

【システム開発用語集】外部設計とは

システム開発の外部設計とは、システムの概要や操作・機能などシステムの基盤である設計をすることです。基本的な操作や機能など、要件定義で決定した内容を元にユーザーに向けた仕様を設計します。機能の設計や方式の設計、その他の設計に外部設計は分かれます。

機能設計では、データや画面などをモジュールという単位に分けて、決めます。これは、システムの機能を決定する大切な事項です。

方式設計では、実装方針やハードやソフトの組み立てについて決定します。テスト方式や開発の標準、システムの基本から全体の組み立てなどを決めるものです。

その他にもシステムの開発にかかるコストやセキュリティ、システムの開発スケジュールなども決めていきます。

内部設計とは

内部設計とは、外部設計で得られた成果を、システムの内側にプログラムできるような、専門的な設計のことです。3つの観点から、システム開発における内部設計を解説していきます。

機能分割では、モジュールごとにそれぞれの機能を分けて、システムの修理やプログラミングを行いやすくするために、それぞれのモジュールの機能をはっきりとさせます。
また、データフローと呼ばれる、データが機能と機能との合間で処理される時のフローを作ります。データフローがはっきりと見えるようになると、設計のバグを浮き出すことが可能になるのです。

物理データ設計においては、システムの内側で扱われる、ユーザーが見ることのない情報やファイルの交換などにまつわる箇所が作られます。

入出力の詳細設計においては、プログラミングを使ってどのように外部設計で作られたインターフェースを搭載させたり、表すかをより綿密に設計します。具体的には、入力データの確認方法、表すメッセージ、エラーの処理などについて考慮します。

「データベース物理設計書」や「データフロー図」、「機能仕様書」などが、内部設計において作られます。中身は、プログラミング業務をする組員に伝えます。

外部設計と内部設計の違い

誰の悩みを解き明かすかが、2つの設計における大きな異なる点です。2つの設計がそれぞれ誰を重視しているのか、解説していきます。

外部設計はクライアントを重視

外部設計では、クライアントが優先になります。ユーザーが触れられる箇所を設計するためです。クライアントの考えを参考にして、ユーザーの使い心地を優先します。一般的には、画面表示のされ方などについて、クライアントが判断を下しながら進めていきます。ハードウェアの構成や費用の管理、スケジュールの日程管理なども、クライアントの要求のために手がけます。

内部設計は開発メンバーを重視

内部設計においては、開発を行うメンバーを重視します。内部設計では、ユーザーが見れない箇所を設計するためです。プログラミングを使うための内部構造やシステムの中に入っているデータの処理などが決められるため、開発を行うメンバーも要求できて、それをできる限りの範囲で叶えられます。クライアントからシステムの中の仕様に関係することに対して確認されることは、外部設計で決定した仕様が搭載できていれば、ほとんどないです。

システム設計の流れ

システム設計は、システムを開発するにあたって、欠かせない工程です。システム設計の流れとしては、以下の3つに別れています。まずは要件定義をして、その後に外部設計、内部設計と進んでいきます。その流れを参考にして、その後にプログラミングを始めるのです。

システム開発の流れ

  • 要件定義
  • 外部設計
  • 内部設計

それぞれの流れについて詳しく解説していきます。

要件定義

クライアントがシステムに対して要求している機能をそろえて、システムの範囲や仕様を設定することを要件定義といいます。この要件定義に正確さがあるほど、外部設計がしやすくなる上に、システムの仕様を後に変える機会を少なくできるようになるのです。例えば、まずはクライアントが要求している「システムの性能や機能」「保守性や信頼性」「業務の流れや業務モデル」などについて、それを実現させるためにクライアントから事細かに聞きます。そして次に、クライアントからヒアリングしたことを参考に、要件定義書を作るなどをするのです。
また、要件定義において決定しなかった事項は、後に行われる外部要件において再び考査されます。その上で、システムの仕様が決まっていくのです。

外部設計

要件定義の後に行われるのは、外部設計です。外部設計は初期に行われる工程で、基本設計と呼ばれることもあります。要件定義で決めた、制約条件やシステムの性能や機能などを軸に置きつつ、システムの地盤となる部分を作るのが外部設計です。例えば、システムを開発する際におけるコストやスケジュールの管理、運用やセキュリティの規律などを作ることが挙げられます。また、データの出力や画面の操作の仕方などのユーザーが直接見れる「インターフェース」の箇所の使用を決めることも例として挙げられるでしょう。このように、外部設計ではユーザーに対しての仕様を作ります。

内部設計

外部設計を参考にして内部設計を行いましょう。ユーザーには見えづらい、システム内の物理データや動作、機能などの細部の設計が内部設計では行われています。内部設計では、プログラムの機能を単一の物体として分割します。そこで活用するデータの入出力や物理データを設計するのです。つまり、内部設計の機能は、外部設計で得られた成果をプログラミングしやすくさせることになります。
内部設計は、システム設計の流れにおいては、前に行った「外部設計」とその次に行われる「詳細設計」の真ん中のプロセスです。しかし、詳細設計と同じプロセスであるとみなされる場合もあります。内部設計は、システム内の細部の設計を専門としているためです。

外部設計と内部設計をスムーズに進めるポイント

外部設計と内部設計をスムーズに進める際に行うポイント5つは、以下の通りです。

外部設計と内部設計をスムーズに進めるポイント5つ

  • 実現可能な設計にする
  • 全体との連携を意識する
  • 工数やスケジュールを把握する
  • あいまいな表現は排除する
  • クライアントへのわかりやすさを重視する

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

実現可能な設計にする

確実に実現できる設計を行いましょう。外部設計や内部設計は、要件定義で決定したことを実際に行えるようにするために行います。そのため、要件定義で決定したことを実現できなければ、システムを開発する意味がなくなってしまいます。こうならないためにも、実現できる設計を考えるようにしましょう。また、全てのクライアントの要求に答えるのは、厳しいという時があります。そのような場合は、できるだけ実現できそうな要求を選びながら設計するようにしましょう。無理のない範囲で実現しやすい設計を作ると、クオリティが高くて開発が速いシステムができるようになります。

全体との連携を意識する

システムを開発する際は、全体のプログラムが連携して動くことが大切になります。クライアントの要求を叶えて満足させるために、全体のプログラムを動かして連携させましょう。設計をする際は、絶えず全体のプログラムの連携を意識する必要があります。システムの動きを、機能や性能なども視野に入れて、全体像を見通しながら設計を行ってください。

工数やスケジュールを把握する

システム開発に関するスケジュールや工数を確認しておきましょう。ほとんどのシステム開発は、納期が決まっているためです。開発工数を減らしたり調整したりして、スケジュール通りに業務が完了するように具体的に計画することが大切になります。

あいまいな表現は排除する

クライアントとの間に曖昧な部分や違和感があると、エンジニアとクライアントとの間に認識のズレが生じてしまう恐れがあります。曖昧な表現があった場合は排除して、プロジェクトについて何度もクライアントと確認したり、クライアントと良いコミュニケーションを定期的に取ったりするようにしましょう。

クライアントへのわかりやすさを重視する

外部設計では、クライアントから確認が行われます。そのため、クライアントがわかりやすいように設計しましょう。図やグラフなどを用いて、文章を読み込まなくても理解できるような設計書を書くのがおすすめです。

ユーザーファーストな外部設計を心掛けよう

システム開発には、要件定義や外部設計、内部設計などが欠かせません。また、スケジュールの管理やクライアントとのコミュニケーションなども、円滑にシステム開発を行うために重要な要素でした。ぜひ本記事を参考に、システム開発の外部設計や内部設計に、役立ててください。

外部設計に悩んだ際にはEMEAO!へのご相談を一度ご検討ください。

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この記事を書いた人

編集部員 濵岸

編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!

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