
組み込み系システムの開発会社選びの参考に!関連する3種の資格
公開日:2021.05.25 最終更新日:2021.08.17
この記事では、組み込み系・制御系システム開発に関連する資格について解説します。
組み込み系・制御系システムの開発依頼を考えている事業者様は、ぜひご一読ください。
組み込み系・制御系システム開発に関連する資格3選
組み込み系・制御系システムを開発する場合、資格が必ず必要になるわけではありません。
しかし専門資格を取得している企業に依頼することによって、より専門的な知識・スムーズな開発を期待できます。
ここでは組み込み・制御系システム開発に関連する、以下の3つの資格を紹介します。
- 組込み技術者試験(ETEC)
- JSTQB認定テスト技術者資格
- OMG認定組込み技術者資格(OCRES)
資格①組込み技術者試験(ETEC)
組み込み技術者試験(ETEC)とは、一般社団法人組込みシステム技術協会が実施している組込みソフトウェア技術者試験のことです。
組込みソフトウェア技術者試験は「エントリレベル」「ミドルレベル」の2種類があり、点数によってA~Ⅽの段階で評価されます。
エントリレベルでは、組込みソフトウェア開発における知識がどの程度あるかを測ります。
ソフトウェアの勉強をしている学生や、実務経験はなくても社内でプログラムの教育を受けている人が対象の試験です。
ミドルレベルでは、中級技術者として現場で必要な知識や能力を測ります。
ミドルレベルは実務経験がある技術者が対象であり、受験するには、エントリレベルで500点以上のスコアを取る必要があります。
資格②JSTQB認定テスト技術者資格
JSTQB認定テスト技術者資格とは、ソフトウェアの「品質・安全性・信憑性」の確保のためシステムのテスト技術向上を目的としたテスト技術者認定資格です。
試験内容は「Foundation Level」「Advanced Level」の2種類があります。
Foundation Levelは、ソフトウェアテストにおける基礎知識全般が問われる試験です。
Advanced Levelは、テストに関するマネジメントや評価の知識が問われ、Foundation Levelに合格すると受験できます。
資格③OMG認定組込み技術者資格(OCRES)
OMG認定組み込み技術者資格(OCRES)とは、OMG認定技術者試験の組込み技術者の国際基準認定試験です。
高度な専門知識が問われ、リアルタイムシステムや組込みプログラミングについての知識と経験を測ります。
試験内容は「ファンダメンタル」「インターメディエイト」「アドバンス」の3種類があります。
ファンダメンタルは、「OCUP2」の初級に合格していなければ試験を受けられず、リアルタイムシステムや組込みプログラミングに関する基礎知識が問われます。
インターメディエイトは、ファンダメンタルよりも高度な知識が問われ、リアルタイムシステム・組込みソフトウェア開発の設計や仕様に関する試験がメインです。
アドバンスはOCRESでも一番難易度が高く、リアルタイムシステムや組込みソフトウェア開発全てにおける知識やプロジェクト責任者としての知識が試されます。
組み込み系・制御系システム開発の資格はそれぞれ段階があるのでよく確認しよう
以上、組み込み系・制御系システム開発の資格について解説しました。
組み込み系・制御系の資格といっても、依頼するシステム開発により必要な資格が異なります。
また、資格にも基礎知識で得られる資格や高度な試験が必要なものまでさまざまなため、どの程度のスキルが必要かを確認しておきましょう。
「組み込み系・制御系システムの開発を検討しているけど、どんな資格を取得している人材が必要かわからない」
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





