
システム開発業者の選び方で注目すべき4つのポイント
公開日:2020.10.22 最終更新日:2021.05.28
システム開発には多大な費用がかかるため、目的にマッチしたシステム開発業者に依頼しないとトラブルになるリスクがあります。
そこで本記事では、システム開発業者の選び方4つのポイントをご紹介します。
システム開発業者選びにお悩みの事業者様は、ぜひ業者選びの参考にしてみてください。
システム開発業者の選び方で押さえておきたいポイント
それではさっそく、システム開発業者の選び方で重視すべき4つのポイントをご紹介していきます。
以下のポイントをチェックしながら依頼先の候補を絞り込んでいきましょう。
ポイント①個人か法人どちらに依頼するかを決める
システム開発業者は、目的や開発するシステムの規模にあわせて個人か法人どちらに依頼するかを決めましょう。
システム開発業者には、専門の開発会社に依頼する場合と個人のエンジニアなどに依頼する場合があります。
開発会社は大規模なシステム開発を得意としており、社内にはエンジニアやプログラマーもいるためワンストップで対応してくれるケースも多いです。
進捗管理や品質維持をしっかりとしてくれますが、開発費用は個人に依頼するよりも高くなる傾向があります。
一方、個人のエンジニアは小規模なシステムの開発に適しています。
業務ツールのようなシンプルなシステムであれば、開発会社よりも小回りがきく分スピーディな開発が可能です。
ただし十分な技能を持っていないエンジニアも多くいるので、実績を確認して確かな技術力をもっているかを見極める必要があります。
ポイント②自社開発の割合は高いか
システム開発業者の選び方で、重要なポイントが自社開発の割合はどれくらいなのかということです。
システム開発を行っている業者には、受注や管理は自社で行い開発業務を外部に委託している会社もあれば、外部委託と自社開発の両方を行っている会社もあります。
自社開発の比率が高い場合、常に技術を磨いている技術力の高いエンジニアやプログラマーに開発を担当してもらえるでしょう。
また、開発の担当者との間に別業者が入ることがないので細かい部分の要望がしっかり伝わりやすく、トラブルが起こった場合でも速やかに対応してもらえます。
開発業務を外部に委託している業者に依頼した場合、コストは安くなる傾向がありますが技術不足だったり要望が伝わりにくかったりするケースも多々あります。
そのため、できるだけ自社開発の割合が高いシステム開発業者を選ぶことをおすすめします。


ポイント③開発担当者と打ち合わせができるか
システム開発業者を選ぶうえで、実際に開発をする担当者と打ち合わせをできるのかという点も重要です。
ヒアリングをしてくれた担当者と開発担当者が異なる場合、要望が正しく伝わらず意図していたものとは違うシステムになるケースもあります。
一方で、開発担当者と直接打ち合わせができると、要望を正しく伝えやすくなります。
また、依頼前に実際に開発をする担当者と話すことができると、開発担当者のスキルもチェックできます。
詳しい開発体制や進捗報告の方法などを確認しておくことで、開発着手後のトラブルも抑えられるでしょう。
ポイント④企業自体の業績が安定しているか
システム開発の業者選びでは、企業の業績が安定しているのかということも重要なポイントのひとつになります。
一旦システム開発を依頼すれば、納品されてから10年程度は使用するのが一般的です。
保守なども必要となるため、システムの使用期間中にシステム開発会社が潰れてしまうと大きな問題に発展しかねません。
依頼先の業者が上場している場合は、四季報やIRを利用して業績の調査を行いましょう。
システム開発を依頼する会社の経営状態が安定していれば、将来のメンテナンスに対する不安を極力減らすことが可能です。
ただし、都内の経営が安定しているシステム開発会社に依頼する場合は、比較的コストが高くなるケースが多いです。
予算が少ない場合は、地方のシステム開発会社も候補に入れると、優良企業かつコストがリーズナブルな開発業者を見つけやすくなります。


【TIPS①】システム開発にかかる費用の相場
システム開発の費用は、主にシステムの規模と種類によって決まります。
システムの規模が大きいほどに多くのエンジニアやプログラマーが必要となり、開発者の技術力や職種によっても費用が変わってきます。
ここでは、システム開発の費用が決まる人件費の算出方法と、システムの種類ごとの費用相場を紹介します。
システム開発にかかる人件費の算出方法
システム開発の人件費の算出方法は、人月単価と開発期間を掛け算して算出できます。
人月単価とはエンジニア1人に対して1ヵ月分の単価となります。
例えば、人月単価50万円のエンジニア2人で2ヵ月間をかけて開発を行う場合、(50万×4=200万円)となります。
技術者の単価はプログラマーかエンジニアか、また経験や職種によって異なります。
- プログラマー・下請け(個人) :40〜60万円
- プログラマー・大手企業 :50〜100万円
- システムエンジニア・初級 :60〜100万円
- システムエンジニア・中級 :80〜120万円
- システムエンジニア・上級: 100〜160万円
システム開発の種類別費用相場
システム開発は種類によっても費用相場は異なりますが、平均的な費用の相場は233万円~といわれています。
ただし、相場の差は種類によって大きく開いているため、システムの種類ごとの相場を知る必要があります。
以下に、システムの種類ごとに費用相場をまとめました。
種別 | 相場 |
顧客管理システム | 20万円〜 |
Webシステム | 130万円〜 |
業務システム | 400万円〜 |
上記の相場はあくまで目安なので、業者に必要な機能等を相談して見積りを出してもらうほうが正確でしょう。


【TIPS②】システム開発をスムーズに行うためのコツ
システム開発を行う際、開発会社に丸投げするだけではいけません。
トラブルなくシステム開発を行うには、発注者側もある程度の協力が必要となります。
特に重要なことは、開発するシステムの要件定義をしっかり決めておくことです。
要件定義は発注者の要望を元にどのようなシステムにしていくかという、重要な指標です。
要件定義をあやふやに決めまま開発をスタートすると、結果的にイメージと違ったものができたり変更・修正の度に余計なコストがかかることもあります。
要件定義は開発したシステムを活用してどのような目的を達成したいか、いつまでに必要かなどを明確にしておきましょう。
システム開発業者の選び方は実績があり直接開発担当者とコミュニケーションがとれるかを確認
以上、システム開発業者の選び方で重視すべきポイントを4つご紹介してきました。
システム開発は企業にとっても大きなプロジェクトとなるケースが多いので、慎重に業者を選ぶ必要があります。
ポイントとしては、システムの規模を考慮して個人か法人どちらに依頼するかを決め、実績があり自社開発を行っている開発会社に依頼しましょう。
その際、開発担当者と直接コミュニケーションが取れるかも確認しておくことも重要です。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





