
システム開発における上流工程に必要なスキルとは
公開日:2021.04.09 最終更新日:2021.05.06
この記事では、システム開発の上流工程に必要なスキルをご紹介します。
求められるスキルを具体的に把握したい事業者様は、ぜひご一読ください。
システム開発の上流工程とは
上流工程とは、システム開発に必要な工程の初期段階のことです。
上流工程は主に下記の4つの要件にわけられます。
- 要件定義
- 機能定義
- 構成管理
- 計画立案
システム設計の根幹部分を決める工程になるため、全行程の中でも重要度が高いです。
システム開発の上流工程に必要なスキルとは?
さっそく、システム開発の上流工程に必要なスキルを5つご紹介します。
なお、優良なシステム開発業者はスキルだけでなくさまざまな部分を比較して選ぶ必要があります。
こちらの、システム開発業者を選ぶポイントもあわせてご確認ください。
コミュニケーションスキル
1つ目はコミュニケーションスキルです。
クライアントが求めるシステムを具体化するためには、打ち合わせが必要になります。
実現したいシステムを聞き出す力が求められるため、コミュニケーション能力が不可欠です。
また、顧客によってはシステム開発と関係のない業界で仕事をしている方も少なくありません。
そのため、IT用語をわかりやすい言葉に変換する能力も求められます。
上流工程のコミュニケーション不足・作業不備で発生するトラブル
万が一、上流工程でコミュニケーション不足により作業不備が発生すると、トラブルが発生します。
例えば、工期の遅延です。
必要な機能が組み込まれていない場合、機能を追加しなければならないので工期が遅延します。
また、機能の追加にはエンジニアに追加依頼が必要になるため、コストも高くなるでしょう。
さらに、運用後のシステム不良も懸念されます。
このようなトラブルを引き起こさないためにも、ヒアリング能力が重要です。
文章作成スキル
2つ目は文章をわかりやすく作成する力です。
上流工程の中の機能定義では、クライアントのヒアリング内容をもとに必要な機能を定義する、システム設計を行います。
実際に、下流工程では要件定義書や詳細設計書を確認しながらシステム開発をします。
また、これらのドキュメントはクライアントが確認するケースもあるでしょう。
そのため、エンジニアだけでなく、顧客も理解できる文章作成能力が求められるのです。
具体的には、下記のようにドキュメントを作成するとわかりやすいでしょう。
- わかりやすい構成を作成する
- 5W1Hを意識する
- 抽象的な内容を省く
- 実行時エラーが発生したときの対処法を記す
スケジューリング能力
3つ目は、スケジュールを立てる力です。
上流工程の中に計画立案という要件があります。
計画立案は、システム開発のスケジュールの全工程を計画する要件のことです。
つまり、上流工程〜下流工程までの細かいスケジュールを立てなければなりません。
そのため、上流工程のエンジニアにはスケジューリング能力が必要です。
マネジメント能力
4つ目は、マネジメントスキルです。
上流工程は、すべての工程のまとめ役という立場になります。
システム開発を効率的に進めるためには、チームワークが重要という見解もあるでしょう。
マネジメント能力が高いエンジニアは、各工程のスタッフと意思疎通を取ることが可能です。
そのため、チーム全体の不満を少なくしたり、チームワークを高めたりすることができます。
システム開発の上流工程に必要なスキルは4つ程度
以上、システム開発の上流工程に必要なスキルを解説してきました。
上流工程で求められるスキルは、コミュニケーションスキル、文章作成能力などです。
上流工程は、プロジェクトの成功を左右する重要な工程になります。
もし、上流工程で作業不足が生じると、トラブルの原因になる可能性があるでしょう。
システム開発を検討しているけど、上流工程に自信のない事業者様は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
上流工程から手厚くサポートしてくれる、システム開発会社をご紹介します。

この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





