
システム開発プロジェクトでわかりやすい体制図を作るための4つのコツ
公開日:2021.04.12 最終更新日:2021.08.17
このコラムでは、システム開発の現場で体制図を作成する4つのポイントについて解説します。
プロジェクト体制図についてお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
システム開発のプロジェクト体制図とは
プロジェクト体制図とは、プロジェクトに参加している各メンバーの役割を示すための図面です。
会社の組織図のように誰がどの部分を担当しているのか、部門やメンバーの関係性や指揮系統を示したものになります。
プロジェクト体制図では責任者が誰であり、そのもとで誰が業務を担当しているのか、指揮系統が図式化されるので分かりやすくなります。
組織体制に不備があればプロジェクトも進みにくくなるので、プロジェクト体制図は分かりやすいものを作成する必要があります。
システム開発の体制図作成の4つのポイント
システム開発の体制図を作成する際は、次の4つのポイントを意識することが大切です。
なお、体制図の作成サポートをしてくれる業者は、こちらのシステム開発業者の選び方もあわせてご確認ください。
- 指揮系統を一本化する
- それぞれの権限や役割をはっきりさせる
- 曖昧な役職名や不要な線を使わない
- 常に最新の状態に更新する
指揮系統を一本化する
複数の人から指示を受けるメンバーがいると、指揮系統が混乱してしまいます。
例えば、別々の人間から異なった指示を受けるような構図になっている場合、どちらの指示を優先すればいいか分からなくなりプロジェクトの進行に支障がでます。
そのため、ひとつのボックスへ下りてくる線や矢印は一本だけにして、複数の線がひとつのボックスへ向かわないようにしましょう。
それぞれの権限や役割をはっきりさせる
プロジェクト構造図では、図面の上下関係はそのまま役職の権限を示し、上層に位置するものがより強い権限を握ります。
一方で、プロジェクト構造図で横並びになっている役職同士は、同等の権限を握るものと解釈されることが一般的です。
しかし、プロジェクトリーダーなど権限の強い者同士が横並びになっていると、指示内容が異なる場合に指揮系統に混乱が生じる恐れがあります。
そのため、並列の位置関係にあるリーダーが存在する場合は、それぞれの役割をはっきりさせることが重要です。
曖昧な名称や不要な線を使わない
プロジェクト体制図には、曖昧な名称や不必要な線を使わないように注意が必要です。
例えば、支援チームやプロジェクト管理などの名称は、一見すると有意義なように思えるかもしれません。
しかし、支援チームという名称では具体的に何を支援するのか分かりません。
プロジェクト管理という名称ではPMとしての責任者なのか、単に業務を管理するチームなのか曖昧です。
体制図のボックス同士を横方向に線で繋げると、意思決定時の優先度が曖昧になってしまいます。
また、体制図で点線や波線のようなものを使うと明確性を書くだけなので、実線だけ使用するようにすることも大切です。
常に最新の状態に更新する
システム開発のプロジェクト体制図は、基本的にはプロジェクトマネージャーが最初に作成します。
ただし、体制図は一度作ったらそのまま最後まで使えるわけではなく、常に最新の状態に更新することが大切です。
プロジェクトの進行に従って、役割を終えたメンバーが出たり、新たにメンバーが追加されたりすることがあります。
プロジェクト体制図が常に最新の状態になっていないと、指揮系統に混乱が生じてしまうので注意が必要です。
システム開発プロジェクトの成功には体制図が必要不可欠
システム開発における体制図の意義や、理想的な体制図の書き方について解説してきました。
システム開発にはチームプレイが欠かせません。それぞれの認識を共有して役割を明確にするために、プロジェクト体制図が役立ちます。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





