システムの開発工程をウォーターフォールモデルを例に紹介
公開日:2021.05.11 最終更新日:2021.08.17
このコラムでは、システム開発における開発工程の流れについて解説します。
システム開発の流れがよくわからないという事業者様は、ぜひご一読ください。
システム開発の具体的な開発工程
システム開発にはさまざまな開発方法があり、方法により開発工程も異なります。
ここでは、一般的なシステムの開発工程を解説します。
主な開発工程の流れとしては、以下のようになります。
- 要件定義
- 外部・内部設計
- プログラミング
- 各種テスト
- システムのリリース
- リリース後の運用・保守
工程①要件定義
要件定義とは、ユーザーがシステムに求める目的に沿って、目的のためにどうすべきかを検討し性能や機能などを決定していく工程です。
システム開発の要件定義では以下の内容を確認しましょう。
- システム開発する目的
- ターゲットの明確化
- 開発予算(資金と人員)
これらのポイントを押さえることで、システム開発をよりスムーズに進めることができます。
工程②外部・内部設計
システムの設計にあたり、外部設計と内部設計をおこないましょう。
外部設計と内部設計とでは、内容や視点が異なるため別々におこなう必要があります。
外部設計
外部設計とは、ユーザーインターフェース設計であり、画面上に映る外見的な見た目のことです。
外部設計はユーザー側からの視点であり、ユーザーの使用感に影響するため、システム開発においてとても重要な工程になります。
内部設計
システム開発の内部設計とは、プログラミングの設計のことです。
外部設計がユーザー側の視点なのに対し、内部設計は開発者側の視点でシステムを設計する必要があります。
工程③プログラミング
内部設計でプログラミングの具体的な内容が決まったら、設計に沿いプログラミングを作成しましょう。
プログラミングとは、コーディング規約に則りソースコードを書いていき、プログラムを作成することです。
コーディング規約とは、システム開発する際に、プログラマ同士で決められたルールのことです。
たとえば、コーディングスタイル(名前や改行など)やプログラム作成時の禁止事項などを指します。
工程④各種テスト
プログラミングが作成できたら、動作確認のために各種テストをおこないましょう。
単体・総合・システム・運用の順でテストをおこなう必要があります。
モジュール単位の小規模なテストからおこない、順に規模の大きなテストに移行します。
単体・総合テスト
単体テストでは、モジュール単位でテストをおこない動作するか確認しましょう。
総合テストでは、各モジュールを組み合わせテストをおこなうことで、モジュール同士がうまく機能するかを確認します。
システム・運用テスト
システムテストでは、すべてのプログラムが要件定義どおりに動作するかを確認します。
運用テストでは、実際にシステムを使用し、不具合が発生しないかを確認しましょう。
工程⑤システムのリリース
開発したシステムをリリースするために、旧システムからの切り替えが必要です。
システムをすべてを一気に切り替える「一斉移行」と、少しずつ切り替える「順次移行」などの方法があります。
工程⑥リリース後の運用・保守
システム開発が終着点ではなく、その後の運用に問題がないよう保守が必要です。
また品質を保つために、メモリの利用状況を管理する目的などさまざまな面でアップデートをおこなう必要があります。
システムの開発工程を理解してスムーズな開発をしよう
以上、システム開発における開発工程の流れについて解説しました。
システム開発には工程が多くあるため、事前に確認しておくことが大切です。
そして開発するシステムの規模に応じて、開発工程のモデルを検討しましょう。
「システム開発を検討しているけれど、開発の流れがよくわからない」
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!