RPA導入の手順と導入を成功させる2つのポイント
公開日:2021.05.11 最終更新日:2021.05.14
RPAとは、業務プロセスのうち単純作業・ルーチン作業をソフトウェアロボットで自動化する技術のことです。
このコラムでは、RPA導入の手順と導入を成功させる2つのポイントについて解説します。
RPA導入の手順
RPA導入には大きく4つの手順が必要になります。
主な手順としては、以下のようになります。
- 開発体制を整える
- RPAのテストをする
- RPAの導入範囲を再確認し、マニュアルを作成する
- RPAを導入し、保守・運用・改善をする
手順①開発体制を整える
RPAは自動化するにあたって得意な業務と苦手な業務があるため、あらかじめRPA導入時の業務を定める必要があります。
またRPAの導入には、対象の部門・部署内で専門プロジェクトチームを立ち上げる必要があり、RPAの情報管理を行っていかなくてはいけません。
また、RPA導入にはコストがかかるため、導入コストと自分たちでおこなった場合の費用や工数などを考えて導入範囲を決めましょう。
手順②RPAのテストをする
RPAのテストは、最初のうちは全体的におこなうのでなはく、導入する部署を絞り簡単な作業の自動化からテストを行いましょう。
テストを実施することで、業務を運用する前に動作不良や動作の見落としを確認することができます。
また、テスト導入で実際に使用して気づいた見落としなどについて、実用前に見直しをおこなうことが大切です。
手順③RPAの導入範囲を再確認し、マニュアルを作成する
テスト導入の結果で見つけた課題を修正したのち、どの業務を自動化するのか、あらためて導入範囲を考え直す必要があります。
また、運用に伴い、ルールやアクセス権限を決め、誰でも使用できるようにするためにマニュアルを作成しましょう。
手順④RPAを導入し、保守・運用・改善をする
RPAを導入し、それぞれの部門・部署で必要な設定をおこない、実際に自動化を進めていきましょう。
またRPA導入でどれだけ効果が得られたかを検証しましょう。
検証結果により、必要となる工数や人員の管理ができ、社内での他部門・部署でRPAを導入する際に役立ちます。
RPA導入を成功させるためのポイント
実際にRPA導入を成功させるためのポイントを2つ解説します。
RPAの各種設定を行う
RPA導入を成功させるためのポイントの1つ目はRPAの使用方法を知り、業務を自動化するための設定を行うことです。
RPA導入後、即自動化できるわけではなく、業務を自動化するために各種設定をおこなう必要があります。
業務フローの変更がある場合は、随時RPAの動作設定を行うことが大切です。
事前にトラブル対応等のマニュアルを作成
RPA導入2つ目のポイントは、トラブルの対応ができるようマニュアルを作成しておくことです。
RPAは設定をおこなえば、専門知識がなくても、ある程度操作することが可能です。
とはいえ、念のため操作マニュアルをあらかじめ作成しておくと安心です。
マニュアルを作成し、運用ルールを取り決めておくことで、トラブルの回避に繋がります。
またマニュアルと同様に、トラブルが起きた際の対処法を決めておきましょう。
誰がどう対処するのかを事前に相談しておくことで、トラブルが起きた際に焦らず対応できます。
RPAの導入手順やポイントを理解して有効的に活用しよう
以上、RPA導入の手順と導入を成功させるための2つのポイントについて解説しました。
RPA導入を成功させるために、正しい手順と正しい運用方法を事前に確認することが大切です。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!