システム開発をスムーズにする4種の代表的な開発ツール
公開日:2021.05.23 最終更新日:2021.05.25
この記事では、システム開発をスムーズにする4種類の代表的な開発ツールを解説します。
システムの開発に開発ツールの導入を検討している事業者様は、ぜひご一読ください。
システム開発で活用できる代表的な開発ツール
システム開発を行う際、開発ツールを活用することで開発期間やコストを抑えることができます。
システム開発の開発ツールは、全体的な開発工程に通じるものではなく主にそれぞれの工程で活用できるものが多いです。
開発ツールの特徴を知って、スムーズなシステム開発を目指しましょう。
今回紹介するシステム開発ツールは、以下の4種類です。
- 統合開発環境
- 構成管理ツール
- 設計支援ツール
- デバッグツール
ツール①統合開発環境
統合開発環境は、システム開発に必要なソフトウェアがひとつにまとめられているツールのことです。
統合開発環境を利用することで、1つのアプリケーションでコーディングからデバッグ、実行まで行えます。
そのため、システム開発には欠かせないツールでといえるでしょう。
統合開発環境と一言でいってもさまざまな種類があり、代表的な統合開発環境は下記の通りです。
- Xcode
- Android Studio
- Eclipse
- Visual Studio
ちなみに、アプリケーションをどのようなOSで動かすのかによって使用する統合開発環境は異なります。
そのため、開発するアプリケーションによって使い分ける必要があるでしょう。
ツール②構成管理ツール
構成管理ツールとは、プログラムや文章ファイルがいつ誰によって変更されたのかを記録するバージョン管理ツールです。
システム開発は複数人で開発されるケースが多く、さまざまなエンジニアがファイルを更新します。
もし、更新の記録がされないと誰が編集したのか責任の所在が明らかになりません。
また、以前のバージョンに戻すこともできないので、非常に不便です。
そのため、構成管理ツールを利用して変更作業の透明化を図り、万が一バグが発生したときは以前のバージョンに戻せるようにしています。
構成管理ツールの代表的なものは下記の通りです。
- Git
- Subversion
- Mercurial
ツール③設計支援ツール
設計支援ツールとは、システム開発設計を支援するためのアプリケーションです。
設計支援ツールは、通常のドキュメントで作成すると手間がかかるシステム設計を効率化してくれます。
設計支援ツールの中にはプラグインを導入できるものもあるため、拡張に優れていることも特徴です。
また、さまざまなプログラミング言語をサポートしているため、幅広い開発環境で活用できるでしょう。
代表的な設計支援ツールは、下記の3種です。
- astah*
- Gridraw
- Enterprise Architect
ツール④デバッグツール
デバッグツールは、プログラムのバグ修正をサポートするアプリケーションです。
ソースコードが間違っていると、赤い波線などを表示して間違いを指摘してくれます。
また、ブレークポイント機能が搭載されているデバッグツールが多いです。
ブレークポイントの設定により該当部分でプログラムの実行を一時停止できるため、実行時エラーを見つけやすいなどのメリットがあります。
デバッグツールは統合開発環境に搭載されているため、IDE搭載のものを使用するのが一般的です。
システム開発の開発ツールは基本的に開発工程ごとに専門性が違う
以上、システム開発をスムーズにする開発ツールを4種類解説しました。
システム開発は上流工程から下流工程まであり、その工程に合った適切な開発ツールを使うのがおすすめです。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!