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公開日:2023.11.16 最終更新日:2025.08.22
「保守費用を抑えたい」
「保守にかかる費用にはどんなものがあるの?」
「そもそもシステム保守ってなに?」
このような疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか。
システムを安全に稼働し続けるために保守は必要な存在です。
開発してもらったシステムの規模が大きいほど保守費用も上がり、年間で保守に数百万円支払う可能性もあります。
保守は何年も継続して支払うため、なるべくこの費用を抑えたいと考えている企業は多いのではないでしょうか。
費用を抑えるためには、適切な費用相場を把握することが重要です。
ここからは、システム保守にかかる費用相場について紹介します。
費用を抑えるポイントについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
システムの保守とは、システムが適切に稼働し続けられるようサポートすることです。
具体的に以下のようなサポートを行います。
基本的に故障や障害が起こったときの修正や復旧が主な作業です。
開発会社は、トラブルが起こらないようにシステムを構築しています。
しかし、故障や障害といったトラブルは起こってしまうものです。
トラブルが起こったとき、迅速に対応できるように開発会社はサポート体制を整えています。
システム開発と比べると作業量は少なくなりますが、なにかあったときでも対応してもらえる安心感はとてつもないでしょう。
故障や障害が起こらなくてもバッチ処理やシステムのアップデートも行ってくれます。
そのため、システム全体の深い理解や専門的な知識を有している社員が担当することが一般的です。
もし、トラブルが一切起こらなくても支払いは発生します。
システムの運用とは、サーバーやネットワークがトラブルで停止しないようにシステムを稼働させることです。
たとえば、業務管理システムにトラブルが発生し、業務の稼働時間の入力ができなくなってしまうと、業務の進捗がわからなくなってしまいます。
そうすると、請求書の作成もできなくなってしまうため、顧客への請求も行えません。
このような事態にならないために、システム運用では以下のような業務を行っています。
システムの確認や監視が主な業務です。
遠隔で確認できるものが多く、24時間365日稼働しています。
システム保守についての概要が分かったところで、保守にかかる費用の内訳について紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
ソフトウェア関連の運用保守費用は、システム開発費用の15%が相場です。
そのため、開発費用の金額が大きいほど保守費用も増えます。
主な対応内容は以下の通りです。
システムやアプリケーションのバグや修正はソフトウェア関連に該当します。
どんなに品質の高いソフトウェアでも、バグやトラブルはつきものです。
そのため、運用保守を行うことでトラブルが起きたときでも迅速に対応してもらえます。
ハードウェア関連の運用保守費用は、ソフトウェアの費用に含まれていることが一般的です。
そのため、100万円のシステム開発を依頼した場合、年間15万円の保守費用がかかります。
毎月の支払いに換算すると12,500円を保守費用として、開発会社に支払うことになるでしょう。
主な対応内容は以下の通りです。
ハードウェアとは、システムを動作させるためのサーバーやストレージなどの機器を指します。
ハードウェアが故障してしまうとソフトウェアが動かなくなってしまう可能性があるため、重要なアイテムです。
ソフトウェアと違い目視で確認できるものが多いため、イメージしやすいでしょう。
サービス委託とは、システムの管理を外部に委託することです。
そうすることで、運用や対応にかかる時間を削減できます。
サービス委託費用の相場は、年間240〜600万円ですが、金額はサービス内容や委託会社によって異なります。
主な対応内容は以下の通りです。
これらの業務は自社でも行えます。
しかし、自社社員のリソース確保や運用方法改善のために委託する企業も少なくありません。
とくに、サイトや広告の運用はプロに任せることによって、ユーザーへの訴求効果が高まるでしょう。
ここからは、保守運営委託における適正稼働率の試算法について紹介します。
保守費用の妥当性を判断するためにも、計算してみてください。
即答率とは、開発会社に相談したとき、迅速な解答が行われた確率のことです。
計算方法は以下を参考にしてください。
| 即答件数÷相談件数 |
相談した場合のスピード感や、その回答によって問題が解決できたかどうかも、保守費用の妥当性を判断するための重要なポイントです。
引受率とは、相談した件数に対し、業務を引き受けてもらった確率のことです。
計算方法は以下を参考にしてください。
| 引受件数÷相談件数 |
依頼したい業務があっても、引き受けてもらえなければ改善できず困ってしまいますよね。
そのため、引受率も重要な判断ポイントの1つです。
保守時間達成率とは、見積もり時の時間と実績時間の差を表す確率のことです。
計算方法は以下を参考にしてください。
| 実績時間÷見積時間 |
保守時間達成率が悪いと、予算を圧迫してしまう可能性があります。
そのため、保守時間達成率も重要な判断ポイントです。
納期達成率とは、納期が守られた実績を表す確率のことです。
計算方法は以下を参考にしてください。
| 納期達成件数÷引受件数 |
希望納期と実際の納品日が大幅にズレてしまうと業務に影響が出てしまいます。
そのため、納期が守られているのかも重要な判断ポイントです。
最後に、システム保守の費用を抑えるポイントを5つ紹介します。
これらを積極的に取り入れて費用削減を目指しましょう。
1つ目のポイントは、提示された保守費用の確認です。
保守費用は、開発費用の15%程度が相場とされています。
そのため、相場以上の金額を設定されていないか確認しましょう。
もし、不当な金額を設定されている場合は、金額の交渉を行うのも選択肢に入れてみてください。
しかし、費用が高くても、手厚い保守内容だったり、ほかにはないサービスを受けられたりします。
そのため、費用が高いなと感じたら保守内容の確認を行ってみましょう。
2つ目のポイントは、委託する内容を最小限に抑えることです。
委託内容が多いほど費用も膨らみます。
そのため、委託内容を見直して必要最低限の項目だけに絞ることで、保守費用の削減が可能です。
とくに、サービス委託やセキュリティ対策、データのバックアップなど自社で対応できる作業はなるべく自社で対応しましょう。
これだけで大幅なコスト削減につながります。
しかし、なかにはセット割引が適用されている保守もあるため、委託内容を変更できないものもあることを念頭に置いておきましょう。
3つ目のポイントは、複数社で相見積もりを取ることです。
保守費用は委託先によって費用が異なります。
そのため、複数の開発会社から相見積もりを取り、費用が安い会社を選ぶことでコストの削減が可能です。
しかし、安ければいいというわけではないため、保守内容や実績と照らし合わせながら選択しましょう。
4つ目のポイントは、定期的に保守内容を見直すことです。
システムをリリースした直後はシステム開発の知識が無くてバグの修正ができなかったとしても、人材が成長することによってバグの修正が行えるようになります。
自社で対応できる部分の委託内容を減らしていけばコストの削減が可能です。
保守契約は期間が定められています。
そのため、更新前に委託内容と社員のスキルを照らし合わせて、対応できる内容は減らしていきましょう。
5つ目のポイントは、外注先の変更を検討することです。
開発会社によって開発費用が異なるように、保守費用も異なります。
そのため、安く委託できる外注先に変更することで、費用の削減に効果的です。
保守更新時や1年といった期間を設けてもいいでしょう。
外注先の選定は、複数の開発会社から相見積もりをとると、希望の開発会社を見つけられる可能性が高くなります。
保守費用の相場や費用を抑えるポイントについて紹介しました。
保守費用を抑えるためには、保守の内容や外注先を定期的に見直しましょう。
とくに保守内容は見直しが必要で、月日が経つにつれて必要な保守内容は変化します。
そのため、外注先を選択するときは、保守内容を選択しやすい外注先がおすすめです。
保守費用に悩んだ際にはEMEAO!へのご相談を一度ご検討ください。
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異業種で営業経験を積んだのち、Web業界に可能性を感じて株式会社ecloreに中途入社。
現在は、お客さま対応を担う。年間実績として、120社を超えるクライアントのSEOコンサルを担当。
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【対応実績事例】
https://rank-quest.jp/column/episode/life-adj/資格
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