
システム開発外注時にアジャイル開発を選択するメリットとデメリット
公開日:2021.01.19 最終更新日:2021.05.06
今回はシステム開発を外注する際に、アジャイル開発を選択するメリットとデメリットを解説します。
どんな開発方法を選択するといいか迷っている事業者様は、ぜひ参考にしてみてください。
システム開発を外注する際にアジャイル開発を選択するメリット
それではまず、アジャイル開発を利用する2つのメリットを紹介します。
なお、こちらのシステム開発業者を選ぶポイントをご確認いただくことで、スムーズな開発を実現できます。
メリット①システム開発の着手が早い
まず、アジャイル開発を選択すると、システム開発の着手が早いというメリットがあります。
システム開発の着手が早くなる理由は、設計~開発、テスト、改善を繰り返して開発するため、最初に要件やスケジュールを決める必要がないからです。
そのため、数週間でシステム開発に着手が可能となり、スピーディーに進めることができます。
メリット②顧客や利用者からのフィードバックを細かくもらうことができる
アジャイルの場合は細かくテストしながら運用を行なうため、でき上がった機能やパーツごとに細かく顧客からフィードバックを受けられる機会が増えます。
随時顧客からのフォードバックをもらえるようになると、システムの方向性に随時ニーズを反映させていくことが可能です。
つまり、アジャイル開発では、設計~開発、テスト、改善を繰り返す中で、 細かく軌道修正を行なうことができるというわけです。
システム開発を外注する際にアジャイル開発を選択するデメリット
アジャイル開発には以上のようなメリットも存在しますが、2つほどデメリットも存在します。
デメリット①開発の方向性が変わりやすくなってしまう
アジャイル開発をすると、設計~開発、テスト、改善を繰り返す中で、最初に取り決めた方向性とは全く異なる方向性に変化していってしまう可能性が高くなります。
そのため、当初と異なるプログラミング言語でシステム構築を行う必要が出てしまい、開発者が技術を新しく学び直す必要が生じるケースもあり得ます。
そうなってしまうと、システムの内容がつぎはぎになりやすいため、動作が不安定なシステムが完成してしまうことにもなりかねません。
デメリット②開発のスケジュールの進捗が管理しにくい
従来のシステム開発ではシステムの開発を各工程に分けて順に段階を踏んで行っていたため、事前に全体スケジュールの検討を行う必要がありました。
一方で、アジャイル開発では最初のスケジューリングには時間をかけず、設計~開発、テスト、改善を繰り返す中で、システム構築の方針も細かく変化していきます。
そのため、各メンバーの進捗状況やスケジュールの管理が難しくなってしまうというデメリットがあります。
ただし、最近ではアジャイル開発に適したスケジュール管理ツールもリリースされるようになったため、以前よりも管理がしやすくなったといわれています。
システム開発の際にアジャイル開発を選択をすると着手が早く、フォードバックをもらえる機会が多くなる
以上、システム開発外注時にアジャイル開発を選択するメリットとデメリットをご紹介してきました。
アジャイル開発によってシステム開発をすると、着手が早くなったりフィードバックをもらえる機会が多く随時ニーズを反映させられるというメリットがあります。
一方で、方向性が変わりやすくなったりスケジュール管理がしにくいというデメリットも。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





