タイムレコーダーを5種類紹介!【勤怠管理システム】
公開日:2019.12.11 最終更新日:2020.09.10
従業員の勤怠管理に欠かせない、出勤と退勤の時刻情報。
打刻は毎日のことですから、タイムレコーダーの機能は、その後の集計や管理業務に大きく影響します。
そのため、タイムレコーダーの種類やそれぞれの特徴を知り、自社に合ったタイムレコーダーを選ぶことが必要です。
今回は、アナログ方式3種類、デジタル方式2種類の、計5種類のタイムレコーダーをご紹介します。
タイムレコーダーの導入および変更をご検討中のご担当者様は、ぜひ最後までお読みください。
タイムレコーダーの5つの種類
タイムレコーダーとは、時刻を記録したり、時間を計測したりする器械です。
タイムレコーダーは主に企業で導入されており、従業員の出勤時刻、退勤時刻、日付を記録します。
タイムレコーダーには、アナログなものとデジタルなものがあります。
以下では、アナログ式のタイムレコーダーを3種類、デジタル式のタイムレコーダーを2種類ご紹介します。
種類①時刻のみを記録するタイムレコーダー
『時刻のみを記録するタイムレコーダー』は、タイムカードをタイムレコーダー本体に差し込んで、日付や時刻を印字するタイプのタイムレコーダーです。
アナログ式で、記録用カードやインクを補充しながら使用します。
安価で導入できますが、集計管理を全て手作業で行う手間がかかります。
集計管理とは例えば、従業員1人1人の月ごとの就業時間や、残業時間の総時間を計算することです。
また、労働基準法の関連法令により、記録済みのタイムカードは3年間の保管が義務付けられています。
種類②集計機能の付いたタイムレコーダー
『集計機能の付いたタイムレコーダー』は、その名の通り、月ごとの集計が自動で行えるタイプのタイムレコーダーです。
月の集計とは具体的に、打刻記録や、月あたりの実働時間数、残業時間数、深夜時間数を指します。
上述の『時刻のみを記録するタイムレコーダー』に、集計機能だけがついた、アナログ式のタイムレコーダーです。
そのため、勤怠管理をする際には、タイムレコーダーで得られた情報を手作業で入力しなければなりません。
種類③パソコンと接続できるタイムレコーダー
『パソコンと接続できるタイムレコーダー』とは、タイムレコーダーに記録されたデータを、USBを介してパソコンに取り込むことができるタイプのタイムレコーダーです。
記録方法自体はアナログですが、データのデジタル化が容易であることが特徴のタイムレコーダーです。
打刻時刻データや勤務時間数を手作業で入力しなくて済むので、人為的なミスを防ぐことができます。
また、担当者の入力作業負担を減らすことによって、業務の効率化を行うことができます。
種類④ICカード タイムレコーダー
『ICカード タイムレコーダー』は、デジタル式のタイムレコーダーです。
紙のタイムカードの代わりに、個体を識別するICチップが埋め込まれているICカードを用いて打刻を行います。
ICカードは個の識別さえできれば用を為すため、交通機関や社員証、入館証との兼用ができるタイプのものもあります。
集計を始めとする機能が充実しているため、従業員が多い企業、勤務形態が変則的で複雑な集計作業を行わなければならない企業にも利便性の高いタイムレコーダーです。
ただし、初期費用やランニングコストは、アナログ式に対して比較的高価です。
種類⑤タブレットアプリ タイムレコーダー
『タブレットアプリ タイムレコーダー』は、タブレットやiPadなどの端末を利用して打刻を行う、デジタル式のタイムレコーダーです。
全てのデータをリアルタイムで電子管理できること、複雑な勤務ルールにも対応可能なことが、タブレットアプリ タイムレコーダーの特徴です。
タイムレコーダーによって記録方法とデータの扱いやすさが異なる
今回は、タイムレコーダーを5種類ご紹介してきました。
自社にとってどのタイプのタイムレコーダーが必要か判断する材料となりましたでしょうか?
タイムレコーダーによって、出勤や退勤時刻の記録方法と、その後のデータの扱いやすさは異なります。
自社に合ったタイムレコーダーで、ぜひ勤怠管理業務の効率化に取り組みましょう。
この記事を書いた人
編集部員 M・S
編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!