
ビジネスホンリースの料金相場と算出方法・費用を安く抑えるコツ
公開日:2019.10.28 最終更新日:2021.08.27
初期費用が発生せず安い月額料金でビジネスホンを利用できるリースでの導入を検討している事業者様も多いのではないでしょうか?
本記事では、リース契約の仕組みから料金の算出方法、料金相場、相場より料金をおさえるコツまで、リース契約を結ぶ前に知っておきたい知識をまとめてご紹介します。
ビジネスホンの新規導入をお考えの事業者様はぜひご一覧ください。
本記事監修のご紹介
本記事は、EMEAO!提携のビジネスホン業者・株式会社DENKO様にご監修いただきました。
会社名 | 株式会社DENKO |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄3-2-3名古屋日興證券ビル4階 |
事業内容 | ビジネスホンや複合機の販売、リース、レンタル、保守 |
愛知県名古屋市を拠点とする、OA機器を取り扱う企業です。ビジネスホンにおいては機器の提案はもちろん、回線手配や設置工事から保守まで、ワンストップで自社で行っています。名古屋地区ではナカヨ製品の売上一位の実績があります。
ビジネスホンのリース契約の仕組み

高額なビジネスホンはリースがおすすめ
まずはリース契約の仕組みをごく簡単に解説します。
そもそもリースとは、機種を指定したビジネスホンをリース会社に代わりに購入してもらい、毎月決まった額のリース料金を支払いながら利用する契約体系のことです。
本体代金(電話機・主装置)だけではなく工事費を含めた全ての費用を、設定したリース期間の月数で均等割りをし月々定額のリース料金を支払います。
すべての合計費用を全期間で分割することになるので、高額な初期費用を支払わずに済み、しかもビジネスホンのリース料金は全額を経費として計上することが可能です。
契約期間は一般的に3~7年の比較的長期間となり、満了時には機器の返却義務が発生します。
機器の返却時には、使っていた機器をそのまま使う再リースか、新しくリース契約を結ぶ新規リースなどの選択肢があります。
ビジネスホンリースを選ぶメリット・デメリット
多くの企業がビジネスホンの導入手段として選ぶリースですが、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
- 初期費用が不要
- 新品が購入できる
- 経費として損金処理できる
- 一括購入したときよりも総額が高くなる
- 中途解約できない
- 契約満了時に機器をリース会社に返却しなければならない
リース契約の大きなメリットは、初期費用を支払う必要がないという点です。
さらに、所有権がリース会社にあるため、固定資産税を支払う必要がありません。
ただし、リースは手数料がかかるため、月額1,000円を5年間支払い続けると合計で60,000円となり、支払総額は本体の購入額を上回るというデメリットがあります。
契約が満了しても機器の所有権はリース会社に残り続けるため売却ができない点もデメリットといえるでしょう。
また、業者によって購入とリースが選べない場合もあります。
どちらの導入方法が良いと決まっている場合は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
希望通りの業者だけをピックアップしてご紹介いたします。


ビジネスホンのリース料金の算出方法とリース料金の相場について
ビジネスホンのリース料金は、こちらの計算式で算出できます。
リース料率は各リース会社が独自に設定しており、リース期間によっても変動します。
各リース会社は基本的にリース料率を公開していないためあくまで目安とはなりますが参考にしてみてください。
- リース期間5年の場合:リース料率約2%
- リース期間6年の場合:リース料率約1.7%
- リース期間7年の場合:リース料率約1.5%
(※EMEAO!調べ)
ビジネスホンのリース料金相場
ビジネスホンは1台のみの導入は稀ですので、ここでは4台の導入を想定して計算します。
今回は、電話機のクラスは一般的な会社業務に十分な中級モデル(1台あたり38,000円)、工事費は配線工事の費用・電話機の搬入と設置・主装置の初期設定を想定し1台あたり2万円、主装置は中級価格帯の20万円とします。
※各相場はEMEAO!調べによる
- 電話機本体(38,000円/1台)×4台:15万2,000円
- 主装置:20万円
- 工事費(2万円/台)×4台:8万円
合計金額:43万2,000円
総額43万2,000円分のリース契約をする場合、リース料金の月額、総支払金額の相場は以下のようになります。
おおよその幅でいえば、一般的なビジネスホンのリース料金の相場は、1台につき2,500~4,000円程度です。
ビジネスホンのリース料金相場
リース期間が長ければ長いほど、月額料金が下がり、支払い総額は増えることがわかります。
上記の例でいうと、リース期間が5年でリース料率が2%の場合は4年と2ヶ月(50ヶ月)で「8,640円×50ヶ月=432,000円」となりリース料金の総支払金額が本体価格と同額になることになります。
リース契約の場合、トータルの支払い金額はビジネスホン単体を購入した時よりも高くなるように設定されます。
その差(5年間の場合でいうと518,000円-432,000円=86,000円)が実質のリース手数料ということになります。
もちろん電話機の台数が減ればその分リース料金は下がり、最新のハイスペックモデルを利用したい場合はその分電話機本体の価格が上がるのでリース料金は上がることになります。
どうしても途中解約をしたい場合、違約金もしくはリース残債の総額一括返済義務が発生しますのでどのみちリース契約締結時に確定した金額はかかることになります。
メーカー別・設置台数別のリース料金相場
リース料金はメーカーごとに設定されているため、金額には多少の差異が生じます。
また設置台数によっても金額が異なるので、リース会社提示されている金額と設置台数の兼ね合いで業者を決めるとよいでしょう。
以下にメーカー別のリース料金表と、設置台数ごとのリース料金表をまとめました。
メーカー別リース料金表(5台7年リースの場合)※別途工事費が必要
設置台数ごとのリース料金表(7年リースの場合) ※別途工事費が必要
ビジネスホンを再リースする際にかかる月額リース料金の相場
リースの利用期間が終了すると、原則として機器をリース会社に返却しなければなりません。
しかし、利用期間終了後に再リースすることで、格段に安い月額リース料金で同じ機器を使い続けることができる場合もあります。
契約の更新は、1年ごとに行われるのが一般的です。
リース会社にもよりますが、再リースする際にかかる月額リース料金の相場は、およそ従来のリース料金の相場の10分の1~5分の1とされています。
それまで月額7,600円でリースしていた場合、月額1,000円ほどで再リースすることができるということです。


ビジネホンのリース料金を相場よりも安くおさえる2つのコツ

無駄なコストは抑制してリーズナブルな価格で利用するには?
ここまででビジネスホンのリース料金の相場についてご理解いただけたかと思います。
ここからは、リース料金を相場よりも安くおさえる2つのコツをご紹介していきます。
なお、ビジネスホンの見積り自体を安くしたい場合は、こちらのビジネスホンの見積りを安く抑える6つのコツをご覧ください。
コツ①ビジネスホンの機能を必要なものだけに絞る
多くの機能が付いているハイスペックなビジネスホンほど本体価格が相場よりも高くなる分、月額リース料金も高くなる傾向があります。
ただ現在のビジネスホンは非常に多機能になっており、会社により必要なものとそうでないものがあります。
「どのような用途で利用するのか」というビジネスホンの利用目的を明確化し、会社の業務に必要な機能を洗い出して無駄な機能がついていないビジネスホンを選択するようにすれば、その分本体価格を抑えて、結果として月額のリース費用を抑えることができます。
コツ②複数社で見積りを出して料金を比較・交渉する
ビジネスホンのリース料金は、同じ機種と期間だとしても、リース会社によって料金設定が異なることは上述しました。
そこで、複数社から見積もりをとることによって、相場よりもリース料金が安い会社に出会える確率を上げることができます。
中には「同一機種、同一期間、同一サポートでもA社とB社でリース料金が違う!」
というケースに出くわすことも。
複数社で相見積もりをしていることを業者に伝えると、自社で契約してもらえるためにより安い料金を提示してもらえる場合もあるので、一度は試してみましょう。
ただし、一見すると料金が安いように見えても、実際には追加料金が発生して料金が膨れ上がってしまった…… というケースもあります。
特に相場よりもリース料金が安すぎる場合は要注意、ウラがある場合があります。
見積り書は総額だけでなく、内訳までしっかりとチェックするようにしましょう!
ビジネスホンのリース料金の相場は、本体価格とリース期間から算出しよう!
いかがでしたでしょうか?
この記事を読むことで、ビジネスホンのリースの仕組みやリース料金の相場についてご理解いただけたのではないかと思います。
リース料金の相場は、本体価格と設置費用、期間が分かれば算出することが可能です。
相場を知っておくことで、複数のリース会社の見積もりを比較する際の目安になります。
EMEAO!では第三者機関の審査済みの優良ビジネスホンリース業者に対してまとめてお問い合わせすることができます。
相場を知った上で複数社と商談を持つことがリース料金を抑える一番のコツになりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





