
ビルの窓ガラス掃除の流れと、ガラスの寿命が延びる清掃頻度を紹介
公開日:2019.08.23 最終更新日:2020.08.05
※この記事は5月21日に更新されました。
ビルの窓ガラスの清掃は素人には難しく、ほとんどの場合は定期的に清掃業者に任せることになります。
では清掃業者に依頼した際、どのような流れで清掃が行われるのでしょうか?
また、窓ガラス清掃がどれくらいの頻度で行うべきか気になる事業者様も多いと思います。
そこで本記事では、窓ガラス掃除の流れとおすすめの頻度について詳しく解説していきます。
窓ガラス清掃についてお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
なお、窓ガラスの清掃を含む定期清掃の頻度については、こちらの定期清掃を行う頻度をご確認ください。
ビルの窓ガラス掃除の流れ
ビルの窓ガラス掃除には、どういった器具を使うかによっていくつか種類があるのですが、今回は代表的な「ブランコ」という器具を使う場合について解説します。
その前に、ブランコについて少し説明しておきます。
ブランコは1人が屋上からロープのついた板を垂らし、その上にもう1人が座って窓ガラスの掃除を行うといった器具です。
ブランコを用いた窓ガラス掃除は5~10階建てのビルの場合に、よく用いられます。
ブランコを使ったビルの窓ガラス掃除の流れは、以下の通りです。
ビルの窓ガラス掃除の大まかな流れ
- 現地調査と清掃方法の説明
- 囲いとブランコの設置
- モップと洗剤を使って汚れを落とす
- スクイジーで汚れた水を切る
- 窓ガラス専用のタオルで拭きとり
- 窓ガラスの内側を掃除
- 後片付けと完了のご報告
ステップ①現地調査と清掃方法の説明
どのように作業を進めるのがベストかを判断するために、作業前に現地調査を行います。
この際に、ブランコを使うのか、それとも他の器具を使うのかが判断されます。
また現地調査と同時に、依頼主やビルに入っているテナント企業への挨拶や清掃方法の説明も行われます。
現地調査の日には、清掃の担当者と打ち合わせができるようにスケジュールを調整しておきましょう。
ステップ②囲いとブランコの設置
作業当日には、まず掃除中の汚水がビルの下を通る歩行者に降りかからないよう、三角コーンやロープなどで作業エリアに囲いを施します。
高層ビルの場合は、道路使用許可の申請や保安員の手配などの準備が必要なこともあります。
以上の準備が整ったら、ビルの屋上からロープを垂らしてブランコが設置され作業開始となります。
ビルの利用者が囲いや保安員に戸惑わないよう、事前にお知らせをしておくほうがよいでしょう。
ステップ③モップと洗剤を使って汚れを落とす
ブランコを設置したら、掃除用具を持った作業員がブランコに座って下に降ろされ、いよいよ作業がはじまります。
作業のはじめに、窓ガラス専用のモップと特殊な洗剤で窓ガラスの汚れをきれいに落としていきます。
この際、外壁のシミにはならないようにするために、洗剤を飛び散らさないよう細心の注意を払って作業が行われます。
ステップ④スクイジーで汚れた水を切る
次に、「スクイジー」と呼ばれるゴム製のワイパーを使って、汚れた水をきりとっていきます。
水滴が残るとガラスにうろこ状の汚れができてしまうため、完全に水分がなくなるよう丁寧に掃除します。
ステップ⑤窓ガラス専用のタオルでふき取り
窓ガラスの外側に関する清掃の仕上げとして、窓ガラス専用の化学繊維でできた特殊なタオルでふき取りが行われます。
乾拭きすることにより、余分の水分が取り払われ美しい仕上がりになります。
ステップ⑥窓ガラスの内側を掃除
外側の掃除が終わったら、ビルの中に入って窓ガラスの内側の掃除に取りかかります。
ビル内で仕事中の方がいる場合は、挨拶と注意事項の説明を行ってから作業が開始されます。
事前に内側の窓ガラス清掃を行う時間帯にどの部屋が使われるのかを把握し、清掃業者に伝えておくといいでしょう。
ステップ⑦後片付けと完了のご報告
窓ガラスの内側の掃除も完了したら、後片付けを済ませ、依頼主への完了報告が行われます。
作業の始まりにはもちろん、作業が終わる時間もスケジュールを開けておき、出来上がりをチェックするようにしましょう。
ビルの窓ガラス掃除を行うおすすめの頻度
一般的な窓ガラスであれば、おおむね2カ月に1度くらいの頻度で窓ガラス掃除を行うのがおすすめです。
ただし商業施設や車通りの激しい道路脇のビルなどの場合は、ホコリや油、排気ガスなどの影響をダイレクトに受けやすいため、1カ月に1度の頻度がベストとされています。
曇りガラスの場合は1年に1回くらいの頻度でも汚れが目立ちませんが、汚れの蓄積は一般的な窓ガラスと変わりません。
また、高層ビルに多用されている熱反射ガラスの場合は、強い洗剤を使用することができないため、汚れを取り去るべく強力な特殊洗剤を用いると窓ガラスの寿命を縮めるリスクにもつながってしまします。
窓ガラスを常に綺麗に保ち、かつガラスの寿命を最大限のばしたいのであれば、1カ月~2カ月に1回の掃除が理想的といえるでしょう。
窓ガラスの料金相場っていくら?
クリーニングができる箇所がわかったので、スムーズに要望を伝えられるようになったのではないでしょうか?
しかし、一番気になるのは清掃箇所ごとの料金相場ですよね!
窓ガラスのクリーニングを単発清掃で依頼した場合の料金相場は、100㎡あたり20,000~27,000円です。
足場・高所作業車を必要とする場合は別途費用がかかるので、業者とよく話し合いましょう。
また、1回1回清掃を依頼するのではなく、定期的に依頼すると清掃料金がディスカウントされることも。
単発清掃で業者の清掃に満足できたら、業者と相談の上で定期的に依頼をすることをおすすめします。
1~2カ月に1回窓ガラスの掃除をして、ビルの外観を綺麗に保とう!
以上、ビルの窓ガラス掃除の流れとおすすめの頻度についてご紹介しました。
窓ガラスの清掃は、基本的に1~2か月に1階行うほうが理想的です。
また事前に大まかな掃除の流れを知っておくことによって、見積の際や作業前などに細かな要望を伝えることもでき、ビルの利用者にも配慮することができるでしょう。
「ビルの窓ガラスの清掃をどこに頼めばいいのか分からない」
「日常清掃を任せている業者に、窓ガラス掃除はやっていないと言われてしまった」
そうお悩みのオーナー様や管理者様は、EMEAO!までご相談ください!
第三者機関の審査を通過した優良な清掃業者の中から、ビルの窓ガラス清掃に対応している業者を複数ピックアップし、無料でご紹介させていただきます。
また、実際に業者を比較する前には、清掃会社の選び方の4ポイントを確認しておくことをおすすめします。

この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。


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