決算代行サービスにおける銀聯(ぎんれん)とは
公開日:2019.10.07 最終更新日:2024.07.08
銀聯(ぎんれん)とは、中華人民共和国において構築されている銀行間決済ネットワークの名称、および銀聯のシステムを利用して展開されている国際金融ブランドの名称です。
中華人民共和国を拠点に電子決済システムを運営する会社「中国銀聯」が運営を行っています。
中国銀聯は、中国の銀行各社およびカード産業の発展を主要な目的として、2002年3月26日の火曜日に中国人民銀行の主導により、80以上の中華人民共和国国内の金融機関によって共同で設立されました。
銀聯は、中国最大の都市である上海に本社を置いている中華人民共和国国務院の同意を得た、国内外合わせて400近くの組織が加盟する巨大な金融企業です。
なぜ共同で銀行間決済ネットワークが設立される必要があったのかについて、説明します。
銀聯が設立される以前の中国では、安全に使用できる与信システムが確立しておらず、また、各主要な金融機関での取引システムが確立されていませんでした。そのような中国国内における特殊な金融事情から、中国では共同で銀行間決済ネットワークが設立される必要がありました。
銀聯のシステムは、オンライン上で加盟する金融機関を結び、異なる金融機関間での取引を可能にしたという点で、現在中国国内で大きな需要があります。
正式に用いられている名称は「中国ユニオンペイ」(China Unionpay)といいますが、運営会社「中国銀聯」の名称をとって、「銀聯」とよばれています。
決済ネットワークで使える「銀聯カード」というキャッシュカードは、クレジットカードの普及が進んでいない中国全土で広く利用されており、主要な中国国内での決済手段となっています。
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編集部員 M・S
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