監視カメラの特徴と選び方を防犯カメラと比較して解説
公開日:2019.08.23 最終更新日:2024.04.30
本記事では、監視カメラの特徴と設置して効果があった事例、選び方のポイントまでご紹介します。
監視カメラと防犯カメラどちらを選べばいいのか分からない事業者様は、ぜひご一読ください。
また、こちらの防犯カメラの導入にかかる費用相場もあわせてご確認ください。
監視カメラの特徴を防犯カメラと比較しながら解説
監視カメラにはどのような特徴があるのでしょうか?
今回は防犯カメラと比較をしながら3つの特徴をご紹介します。
特徴①設置目的は「周囲の監視のため」
まず、監視カメラはその名の通り、「周囲の監視をする」ことを目的に設置されます。
たとえば、社内で不正が行われていないかを監視するために記録を残したり、業務効率向上やマーケティングに役立てたい場合には監視カメラが最適です。
また、監視カメラは自然災害時の状況把握、交通量の測量、河川やダムなどの水量計測などにも利用できます。
一方で、防犯カメラは映像記録を残すことはもちろん、「犯罪やトラブルを防ぐ」ことも目的として設置されます。
特徴②存在感はアピールしない
監視カメラは、基本的に存在感をアピールせず目立たない場所にこっそり設置されるという特徴があります。
なぜなら、周囲の人にカメラの存在を意識させないことによってより自然な状況を監視することができるからです。
一方、防犯カメラは、屋外や玄関、レジ回りなどの目立つところに設置するのが一般的で、存在感をアピールするためにステッカーを貼ることもあります。
防犯カメラの存在をアピールすることで、侵入者を威嚇して未然にトラブルを防ぐことができるからです。
特徴③ダミーカメラは存在しない
街中、建物などに設置されているカメラの中には、実は動いていないカメラがあります。
見た目だけでカメラ機能を果たしていないカメラのことを、『ダミーカメラ』といいます。
じつは監視カメラのダミーカメラは存在しません。
つまり、すべてのダミーカメラは防犯カメラに分類され、犯罪を抑止することを目的とします。
ダミーカメラは普通の防犯カメラと比較して価格がかなり安いため、予算があまりないが防犯対策は行いたいという理由で導入されるケースが多々あります。
監視カメラを設置して効果があった事例5選
以上、監視カメラとは何かということについて特徴をご紹介しました。
では監視カメラを設置することによって具体的にはどのような効果が得られるのでしょうか?
ここでは実際にEMEAO!によせられた、監視カメラを設置して効果があったという事例を5つご紹介します。
※プライバシー保護のために詳細を変更しております
- 社内の窃盗犯特定のための活用事例
- 福祉施設の事故防止のための活用事例
- 飲食店のマーケティングへの活用事例
- 塾の授業風景チェックへの活用事例
- 幼稚園の「見える化」のための活用事例
事例①社内の窃盗犯特定のための活用事例
食品加工工場様から「社員が商品を持って帰っている疑いがあるので監視カメラを設置して確かめたい」とご相談いただきました。そこでEMEAO!登録業者が、ポイントとなる箇所に監視カメラを設置するとともに、本社からも監視カメラの映像が見られるように専用ソフトやアプリもご提供。その結果、「犯人に気づかれずに物的証拠を残せるようになり、窃盗行為の根絶ができた!」とご満足いただけたようです。
事例②福祉施設の事故防止のための活用事例
福祉施設様から「施設内の事故防止のために監視カメラを活用できないだろうか」とご相談いただきました。そこでEMEAO!登録業者が、介護業界や病院の事例を参考に事故防止のための監視カメラ導入プランを企画。結果、「設置後は事故の早期発見や再発防止対策が出来るようになり、効果を実感しています」とお喜びいただけたとのことです。
事例③飲食店のマーケティングへの活用事例
複数店舗ある飲食店店様から、「来店者の分析をするためにマーケティングシステムと連動可能な監視カメラを導入したい」とご依頼いただきました。そこでEMEAO!登録業者が、顔認証システムと連動したマーケティングソフトと連動できる最新のWEBカメラをご提案。結果、「システムとの連携もばっちりで、順調にデータ収集が出来ている」とご満足いただけたそうです。
事例④学習塾の授業風景チェックへの活用事例
学習塾のご担当者様から、「授業風景をチェックするために監視カメラを設置したい」というご依頼をいただきました。そこでEMEAO!登録業者が、授業の妨げにならないようにコンパクトで目立たない機種をご提案。結果、「授業の様子を見ることで、講師指導の質が向上しています!」とお喜びいただけたとのことです。
事例⑤幼稚園の「見える化」のための活用事例
幼稚園のご担当者様から、「保護者がいつでも園内の様子を確認できる仕組みを作りたい」とご相談いただきました。そこでEMEAO!登録業者が、ネットワークカメラを複数台設置し、保護者の方がご自宅のPCやスマホでお子様を確認できる遠隔システムを構築。結果、「保護者の方から、いつでもどこでも児童の様子を見れるので安心できるという声をいただきました!」というお言葉をいただけたそうです。
監視カメラ選びの2つのポイント
「効果が出た事例を見て、すぐに監視カメラを設置したくなった!」
という事業者様に向けて、ここでは監視カメラ選びのポイントをご紹介します。
監視という目的に最適な機種を選ぶことによってより大きな効果が得られるでしょう。
ポイント①監視カメラとしての利用に向いているタイプのカメラを選ぶ
まずは、数多くの種類があるカメラの中で、監視という設置目的に適しているのはどんなタイプのカメラなのかをチェックしておきましょう。
タイプ①ドーム型カメラ
威圧感を与えずに自然な様子を監視したいのであれば、柔らかさのある形をしていて設置場所の雰囲気を壊さないドーム型カメラの設置がおすすめです。
また、ドーム型カメラの半球型のカプセルの中に仕込まれたカメラレンズは、広範囲を撮影することができるという特徴があるため、1台で広範囲の監視をすることができます。
タイプ②360度カメラ
1台で室内をくまなく監視したいのであれば、全方位を撮影できる360度カメラがおすすめです。
視点を固定して記録できるため、人の動きを分析したり、空間全体を把握したいという場合に役立ちます。
タイプ③ネットワークカメラ
監視したい場所と監視する人物が離れている場合は、遠隔から映像を確認できるネットワークカメラがおすすめです。
マイク付きのカメラであれば、映像と音声データをまとめて確認することもできます。
さらに、スピーカーも付いていれば、遠隔地からリアルタイムで映像を確認しながら音声で呼びかけることも可能です。
ポイント②室内での撮影に役立つ機能が付いているかチェックする
どんなタイプのカメラにするか決まったら、以下のような室内での撮影に役立つ機能が付いているかチェックしてみましょう。
自動追跡機能
自動追跡機能が搭載されている監視カメラは、人や物の動きを探知して自動的に追跡してくれます。
介護施設や公共施設、幼稚園などに「見守りカメラ」として設置する場合に役立つ機能です。
夜間撮影機能
暗い場所や夜の様子も撮影したい場合は、夜間撮影機能がついた監視カメラを選びましょう。
夜間撮影機能には、赤外線暗視型と微光監視型の2種類があります。
赤外線暗視型は、全く光のない暗闇でも鮮明な画像を撮影できますが、白黒での撮影になります。
微光監視型はわずかな明かりがないと撮影できませんが、カラーでの撮影が可能です。
映像・画像分析機能
最新の監視カメラの中には、収集した映像・画像データを蓄積・分析する機能を持った機種もあります。
セキュリティ対策にはもちろん、マーケティングにも大いに役立つ機能です。
監視カメラは周囲を監視するための機器であり、環境に合わせた機能を搭載すべき
今回は、監視カメラの特徴から設置して効果があった事例、選び方のポイントまでご紹介してきました。
監視カメラとは、状況を撮影して周囲を監視するという目的で設置するカメラです。
一方で、防犯カメラは、犯罪を抑止することを目的として設置されます。
監視カメラと防犯カメラでは最適な機種も異なってくるため、設置目的をはっきりさせたうえでカメラを選びましょう。
「監視カメラを設置したいけど、具体的にはどんな機種がいいんだろう……」
とお悩みの事業者様や建物の管理者様はお気軽にEMEAO!までご相談ください!
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。