
防犯カメラの月額リース料金の相場はリース期間によってどう変わる?
公開日:2019.11.01 最終更新日:2021.01.04
防犯カメラを設置を検討する場合、初期費用がかからず一定の月額料金の支払いで最新機種を設置することができるリース契約は非常に魅力的であるといえます。特にまだ事業の規模が大きくなかったり、スタートアップの直後といった予算に余裕がないタイミングではなおさらですよね。
そんなとき、ズバリ一番気になるのは『毎月いくら支払わなければいけないのか=月額リース料』ではないでしょうか?
本記事では業界に精通したコンシェルジュが防犯カメラの具体的な月額リース料金の相場をなるべくわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、防犯カメラの設置をご検討ください。
本記事監修のご紹介
本記事は、EMEAO!提携の防犯カメラ設置業者様であります株式会社セキュリティ結マール様にご監修いただきました。
会社名 | 株式会社セキュリティ結マール |
所在地 | 愛知県小牧市横内440-1 |
事業内容 | 防犯カメラや警備機器システムの販売、レンタル、リース |
2018年に創立された愛知県の防犯カメラ設置の専門会社。3,000件以上の実績があり、防犯設備士の資格を持ったプロのスタッフが丁寧に対応します。警備会社との連携もあるため、セキュリティに関することはどのようなことでも安心してご相談いただけます。防犯カメラは国内製品のほか、安価かつ高品質な海外製品の取り扱いもあり、リーズナブルな価格で確実なセキュリティ強化が実現できます。
防犯カメラの月額リース料金の相場はズバリいくら?

防犯カメラのリース料金の相場料金の決まり方から詳しくお話します!
さっそく防犯カメラのリースにかかる費用の相場について詳しく解説していきます。
防犯カメラをリースする場合の設置費用
一般的に、リース契約によって防犯カメラを導入する際に、初期費用として支払う設置費用は0円です。
なぜなら、防犯カメラにかかる初期費用は全てリース会社が一時的に負担してくれるからです。
もちろん一時的に負担してもらった初期費用は、後で月額料金として支払うことになります。
ちなみに、防犯カメラを一括購入した場合の初期費用(本体の購入料金+工事費用)は1台10万円~と言われています。
詳しくは、防犯カメラの設置費用とランニングコストについての以下の記事をご覧ください。
防犯カメラの月額リース料金の利率
次に、防犯カメラの月額リース料金はどのような要因によって決まるのか、具体的にご説明します。
防犯カメラの月額リース料金を算出する計算式は、以下のようになります。
まだわかりづらいですよね!
リース契約の月額料金の総額は、シンプルにいえば機器購入に本来かかる全額にリース会社の手数料を加算した金額ということです。
そして月額リース料金とはリース料金総額を契約期間の月数(5年であれば60ヶ月、7年であれば84ヶ月)で割った金額のことです。
当然全期間分の月額リース料金の総額は手数料の分だけ購入した場合よりも高額となります。
その上で、リース料率(何%加算されるか)は、リース会社およびリース契約の期間により変動します。
リース期間ごとのリース利率のおおよその相場は、下記のとおりです。
- リース期間5年の場合:リース料率約2%
- リース期間6年の場合:リース料率約1.7%
- リース期間7年の場合:リース料率約1.5%
(※EMEAO!調べ)
リース期間が長くなればなるほど手数料の料率(%)はダウンするが、その分期間が延びるのでトータルの支払い額は上がっていく、と大まかに理解して頂ければOKです。
リース会社は契約者に対して長期間に分割しての支払いを許容する代わりにより多くの料金を得ることでバランスを取っている、という仕組みになっています。
つまりはリース期間を決める際は【より安くてより長い期間支払う】か、【多少高額になるがギュッと期間を凝縮して短期間に済ませる】か、自社の資金的余力や計画に応じて決めていくことになります。
これがリース契約の基本であり、この仕組みさえ理解できれば後は簡単なのでシンプルに理解して押さえておきましょう。
また、一般的にリース期間は最低でも5年~に設定されていることが多いです。
4年以下の短期間でのご利用をお考えの場合はレンタルでのご利用が現実的でしょう。
レンタルにかかる料金は、防犯カメラのレンタル料金の相場についての以下の記事で解説しています。
防犯カメラの月額リース料金の相場
ここからは『具体的な防犯カメラの月額リース料金の相場』を算出してみたいと思います。
まずは『通常の購入の場合』の費用相場を紹介します。
《前提》法人の場合、有事の際の証拠機能に十分な中級クラスを4台設置の場合
- 200万画素の防犯カメラ本体…10万円×4台
- 録画機器…10万円
- 工事費…4万円(1台につき1万円)
合計金額:54万円
次に同モデル・同数量の防犯カメラをリース契約した場合について解説します。
総額54万円分防犯カメラのリース契約をする場合、月額・支払い総額の相場は以下のようになります。
※支払総額は100円以下を四捨五入しています
つまり10万円のカメラを4台、5年(※一般的)リースする場合、月額料金の相場は10,000円程度です。
1台で考えた場合の月額リース料の相場は2,500円程度ということになります。
※あくまで目安です。
想像よりも全然安くありませんか?
全期間トータルで考えると5年だと10万円程度、7年だと14万円程度の手数料が加算されることになりますが、契約期間が長いほど分母が大きくなる分月額料金が安くなります。
4~5台までなら防犯カメラによっぽど特殊な機能を求めていない限り、月額1万円以下を想定しておけばひとまず十分でしょう。
このように、リース契約を活用することで、低額の月額料金の支払いで高品質な機器を設置することが出来るようになります。
リースの場合契約段階で総額を支払う必要がないので、運転資金、現金をなるべく手元に多く留保しておきたい小規模事業者、スタートアップ企業には特に大きな助けになります。
また月額リース料金は税法上定められた期間内であれば全額経費として計上できる上、固定資産にも計上されませんので財務比率を悪化させないなどのメリットもあります。
一方で、トータルの支払い料金総額は購入する場合と比較して、単純に手数料の分だけ高額になります。
一括で支払うことが出来る資金的な余力があるのであれば、長い目で見た際の費用的なメリットを優先して一括購入することもアリな選択肢です。
クラウド型防犯カメラを選択する場合の月額リース料金相場
防犯カメラと一口にいってもいろいろなタイプの機種があります。
クラウド型の防犯カメラをリースすると、一般的な月額リース料金に加えて録画サービスの利用料がかかります。
クラウド型防犯カメラの録画サービスの利用料金の相場は、月額1,000~3,000円ほどです。
料金は録画保存期間が長いほど高くなる傾向があります。
つまり、10万円のクラウド型防犯カメラ1台を5年リースする場合、料金相場は月額3,500円ほどになります。
防犯カメラのリース料金相場は設置費用0円、月額料金は1台2,500円程度
今回は、防犯カメラの月額リース料金の相場について解説してきました。
リース契約であれば1台につき月額2,500円ほどで防犯カメラを利用することができます。
定額の月額料金だけで防犯カメラを導入できるリース契約は、場合によって非常に有力な選択肢になることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「会社の立上げ時期だから初期投資の費用を抑えたい」
「防犯カメラを導入したいけれど、お金に余裕がない」
こういったお悩みがある事業者様や設備の管理者様は、ぜひリース契約での防犯カメラ設置をご検討ください。
「料金相場についてはわかったけど、やはり自社の場合はリースと購入どちらの方がいいか判断できない…… 」
そう思われた事業者様や管理者様は、ぜひEMEAO!にお問い合わせください!
導入方法に関するアドバイスから、第三者機関の審査を通過した優良な防犯カメラ業者のご紹介まで、コンシェルジュが完全無料でサポートさせていただきます。

この記事を書いた人
EMEAO!編集長 黄(こう)
EMEAO!の事業責任者兼編集長の黄(こう)と申します。400社以上の売上支援コンサル経験・100社以上への外注経験を基に、皆さんがよりスムーズに、失敗しない業者選びを出来るよう全力でサポートいたします!運営会社取締役・山口県出身・35歳。


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