防犯カメラの設置業者はどこに依頼する?機種を選ぶ13のポイントも紹介
公開日:2019.10.09 最終更新日:2024.05.15
防犯カメラを導入する際、設置を依頼する業者選びと機種が最適ではないとのちのちトラブルになって失敗するケースが多々あります。
そこでこの記事では、防犯カメラ導入の失敗例とその原因から、失敗しない業者と機種の選び方をわかりやすく解説します。
これから防犯カメラを導入する予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。
防犯カメラ導入の失敗例とその原因とは
防犯カメラ導入の失敗例は、大きく次の3つのパターンに分けられます。
- 防犯カメラを買ってみたが、自分では設置できず設置のみ対応してくれる業者は見つからない
- 映像を確認してみたら、設置場所が悪くて証拠映像として使えなかった
- 設置後、1ヶ月もせずに防犯カメラが壊れてしまった
これらの問題は下記の判断を誤ったために起こります。
- 購入することばかりに集中し、設置までしてくれる業者を選ばなかった
- 設置環境や目的を考えて正しい設置と運用をしてくれる業者を見つけられなかった
- 防犯カメラの機種を選ぶ際に、設置する環境や目的を考慮していなかった
それでは、各失敗例と原因について詳しく解説していきます。
原因①防犯カメラの購入に集中してしまい、設置のことを考えていなかった
防犯カメラは購入するだけでなく、設置し運用開始ができてはじめて導入成功といえます。
防犯カメラの機種選定だけに集中し設置のことを忘れてしまうと、思いのほか自身での設置が難しくて諦めたというケースも多々あります。
実は、防犯カメラの設置だけに対応してくれる業者はかなり少ないため、防犯カメラの提供から設置まで行っている業者を選ぶほうがスムーズに運用がはじめられるでしょう。
原因②防設置環境や目的を考えて“正しい”設置と運用を考えていなかった
防犯カメラをただ設置するのではなく、防犯や監視などの目的を果たすためには“正しく”設置しなければいけません。
ここでいう“正しい設置”とは、設置位置や角度、外部からどう見えるかなどを、目的や環境に合わせて調整することです。
きちんと録画できているか、適切な保管期間かの定期的な動作チェックを行いましょう。
ただし業者によっては、深い知識もなくただ希望の場所に設置する場合もあるため、“正しく”設置と運用をしてくれる業者かどうかを見極める必要があります。
原因③防犯カメラの機種を選ぶ際に、設置する環境や目的を考慮していなかった
防犯カメラを設置する目的で多いのが「不正・犯罪の抑止」と「トラブル発生時の証拠の保存」の2つです。
不正・犯罪の抑止に限定するなら、そこまで高性能な録画機能や画質などは必要なく、ただ単に防犯カメラの設置をアピールすれば事足りる場合もあります。
しかし、目的がトラブル発生時の犯人捜し・証拠機能であれば、写っている人物の顔がわかる程度の画質が必要です。
また、数ある防犯カメラの中には、頑強さが自慢の機種もあれば、屋内設置に特化しその分コストが抑えられる機種もあります。
防犯カメラにはさまざまなタイプがあり、それぞれに得意不得意があります。
あくまで設置する環境と目的をふまえたうえで、どの機種にするのか慎重に吟味する必要があります。
防犯カメラ設置業者の選び方の7つのポイント
ここまで解説した失敗例から、自分にピッタリな業者と機種を選ばなければ、目的を果たせず失敗してしまうことが多いということが、ご理解いただけたでしょうか?
防犯カメラの導入で失敗をしないために、ここからは具体的な防犯カメラ業者の選び方のポイントをお伝えします。
業者選びのポイント①防犯カメラ機器の提供から設置までワンストップで行ってくれるか
防犯カメラの販売だけをしている業者は数多くありますが、設置だけをしてくれる防犯カメラ取り扱い業者はかなり少なく見つけるのが大変です。
よくあるケースは、ネットで防犯カメラを購入したものの設置が出来なくて困ったという場合です。
自分で設置をする場合、専門知識が無ければ効果的な撮影ができなかったり故障の原因になったりします。
防犯カメラをスムーズに設置して効果的に利用していくために、機器の提供から設置までをまとめて依頼できる業者を探すようにしましょう。
業者選びのポイント②購入・リース・レンタル、どの導入タイプに対応しているか
防犯カメラの導入・入れ替え方法には、【カメラの購入】【リース】【レンタル】の3つの方法があります。
すべての業者が対応しているというわけではなく、業者によって対応可能な導入方法が異なります。
まずは導入方法を決め、対応している業者を探すようにしましょう。
以下、3つの導入方法のメリット・デメリットを表にまとめました。表を参考に、導入方法を検討しましょう。
関連記事:防犯カメラの設置費用の相場はいくら?ランニングコストの相場も紹介
防犯カメラ:各導入方法のメリット一覧
メリット(1) | メリット(2) | メリット(3) | |
購入 | 自社の資産として所持できる | 減価償却で費用計上すると節税効果大 | リースと比べて総支払額が安い |
リース | 初期費用が無料 | リース料金が経費で計上できる | メンテナンスや故障時も安心 |
レンタル | 短期の利用に便利 | 審査不要で契約が簡単 | 管理がしやすい |
防犯カメラ:各導入方法のデメリット一覧
デメリット(1) | デメリット(2) | デメリット(3) | |
購入 | 導入コストが高い | 減価償却の手続きや固定資産税の支払が発生 | 処分費用が自己負担 |
リース | 途中解約が不可 | 所有権はリース会社 | 支払うトータル金額が割高 |
レンタル | 基本的に中古しか借りられない | 機種の選択肢が狭い | リースよりも毎月の支払額は割高 |
業者選びのポイント③どの防犯カメラメーカーの製品を扱っているか
業者によって、取り扱っている防犯カメラメーカーは異なります。
似ている条件でメーカーが違う機種を比較したい場合は、複数メーカーの製品を取り扱っている業者を選びましょう。
逆に、特定のメーカーにこだわりたいのならば、希望のメーカーに特化した業者を探すようにしましょう。
以下、代表的な防犯カメラメーカーの特徴を、国内と国外で3つずつ簡単にまとめているので参考にしてみてください。
メーカー名 | 所在国 | 特徴 |
Panasonic | 日本 | ラインナップが充実、操作性が高い、設置が難しい |
Canon | 日本 | 高画質、耐久性が高い、価格が高め |
HITACHI | 日本 | 充実したラインナップで、ネットワークカメラの性能が高い |
HIKVISION | 中国 | 世界各地に拠点を持つ世界的防犯カメラメーカー、価格が低め、ラインナップが充実 |
Dahua | 中国 | 中国の防犯カメラメーカー、価格が低め、高画質 |
Axis | スウェーデン | 世界的なネットワークカメラメーカー。機器の耐久性が高く丈夫 |
ACTi | 台湾 | 台湾の防犯カメラメーカー、設置が簡単、多様な分析機能つき |
Hanwha Techwin | 韓国 | 韓国で有名な防犯カメラメーカー、映像補正機能と映像分析機能を搭載 |
業者選びのポイント④防犯整備士の資格保持者は所属しているか
防犯設備士の資格保持者が所属しているかどうかという点も、防犯カメラ業者を選ぶ際の検討材料になります。
防犯整備士は防犯のエキスパートでもあるので、防犯カメラの選び方から効果的な設置場所や台数など適切なアドバイスを期待できます。
しっかりとしたアドバイスを受けたい場合は、防犯設備士の資格保持者がいる業者を選ぶといいでしょう。
業者選びのポイント⑤しっかりと現地調査を行っているかどうか
防犯カメラは設置する箇所によって最適な機種や設置工事費用等も変わってくるため、現地調査を行ったうえでの見積りを出してもらうのが一番です。
現地調査によって、業者は最適なカメラの機種や個数・設置場所から工事の具体的な計画を立ててくれます。
また、正確な見積もりを出してもらうことができ、あとで料金が大きく変わるという心配がないという大きなメリットがあります。
業者の中には依頼のあった当日中に調査を行い、翌日には設置が完了したというスピード対応の実績もあります。
防犯カメラ設置後に問題が起きるリスクを下げるためにも、現地調査は必ず実施してもらいましょう。
業者選びのポイント⑥設置前にデモンストレーションを行っているか
防犯カメラ導入後のリスクを最小限にしたいのならば、設置前に現地調査をしてくれるだけでなくデモンストレーションも行ってくれる業者を選ぶとよいでしょう。
業者によっては、設置した際に実際どんな映像が撮れるのか、見積もりの段階でデモ機を使って見せてくれる場合があります。
業者選びのポイント⑦アフターフォローの内容は十分か
防犯カメラは精密機械のため不具合や故障が多い機械でもあります。
そのため、何かあった時にすぐに対応してくれる十分なアフターフォローをしてくれる業者を選ぶと安心です。
アフターフォロー内容を比較する目安としては、以下の3つをチェックするといいでしょう。
防犯カメラ本体の保障期間
多くの防犯カメラ取り扱い業者は保証期間を1~2年に設定していますが、業者によってはそもそも保証期間がなかったり、3~5年と長めに設定をしていたりと幅があります。
保証料金
初期費用だけで保証料金は無料という業者もあれば、毎月決まった保証料金を払えばメンテナンス・修理の際に費用が発生しないという業者もあります。
毎月の保証料金に加えてメンテナンス・修理の内容によっては追加料金が発生する業者もあるのでしっかりチェックしましょう。
修理に対応してくれるのは自社スタッフか下請け業者か
設置工事を担当した防犯カメラ業者は、設置した機器や場所についての詳細な情報を持っているので、スピーディーに故障の原因を明らかにして修理をしてもらえます。
逆に下請けの業者は、カメラの特性や場所の環境などをまず調べるところからはじめるので、修理に時間がかかる傾向があります。
防犯カメラの機種の選び方の6つのポイント
防犯カメラにはさまざまなタイプがあるため、目的や設置環境に合わせた機種を選ぶ必要があります。
ここでは、防犯カメラの機種を選ぶ際に重要となる、6つのポイントをご紹介します。
まずは以下の項目について、自社の場合はどうなのか考えてみましょう。
機種選びのポイント①防犯カメラのデザイン
防犯カメラのデザインは大きく分けて、ボックス型とドーム型の2種類がありそれぞれ特徴と向いている設置場所が異なります。
- 存在感のあるデザインなので、犯罪抑止効果が高い
- 建物の出入り口など人の目に入りやすい位置に最適
- 撮影できる範囲はやや狭い
- レンズの方向が推測しやすいため、死角が狙われやすい
- 柔らかい見た目なのでその場の雰囲気を壊しにくい
- エレベーターやオフィスなど室内におすすめ
- レンズの方向がわかりにくく、死角を狙われにくい
- レンズが小さく、画質は比較的悪い
以上のようなメリット・デメリットから、ボックス型とドーム型のうち、設置環境や目的に合っている方のデザインを選択するようにしましょう。
機種選びのポイント②防犯カメラの設置場所
防犯カメラに必要とされる機能は、設置場所によって変わります。
例えば、駐車場や建物の出入り口付近など屋外に設置するならば、防塵加工や防水加工をされた機種を選ぶ必要があります。
オフィスや廊下など屋内に設置するのであれば、自動追跡機能が付いている機種を選ぶと机や棚などによって生まれてしまう死角を最小限にすることができます。
機種を選ぶ前に、どこに設置するのかを確認しておくようにしましょう。
機種選びのポイント③接続方法は有線と無線のどちらにするか
防犯カメラには2種類の接続方法があり、主に有線と無線に分かれます。
機種によって接続方法が変わってくるため、機種選びの前に有線と無線、どちらの接続方法が設置環境に適しているのか確認しておくようにしましょう。
有線
まず、最も主流なのは有線で接続される防犯カメラです。
信号ケーブルによって映像データを送信する仕組みですが、設置には配線工事と電源工事が必要となります。
そのため、設置場所によっては、壁に穴をあけなければいけない場合もあります。
無線
無線の防犯カメラは一般的に、Wi-Fiに接続して映像データの送信を行います。
最近では、Wi-Fiに接続できない場合でも作動可能な機種も登場していますが、映像を閲覧するためには専用のディスプレイが必要です。
無線の防犯カメラは、配線工事が不要です。
AC/DC電源使用タイプの場合は電源工事は必要になりますが、電池式であれば素人でも簡単に設置することができます。
壁に穴をあけることなく設置することができるので、穴をあけると建物の耐久性に問題があるという場所への設置が可能になります。
機種選びのポイント④画素数はどのくらい必要なのか
防犯カメラの機種を選ぶ際には、どれくらいの画素数なのかという点にも注意するようにしましょう。
設置する目的によって、必要な画素数は変わってきます。
例えば、鮮明な映像は必要ないのであれば約35万画素ほどのアナログカメラで十分でしょう。
しかし、何か犯罪行為が起こった場合に証拠として扱うためには、100万画素ほどのメガピクセルカメラをおすすめします。
高解像度の防犯カメラであれば、撮影した映像に人の顔や車のナンバーはもちろん、レジのお金の種別や商品のラベル等まで識別できる映像を残すことができます。
また、200万画素ほどあるフルHDカメラであれば、映像の一部を拡大表示することもできるので、メガピクセルカメラよりも遠くの映像も証拠として残すことができます。
機種選びのポイント⑤どんな機能が必要なのか
防犯カメラにはさまざまな機能が付いた機種があります。
どの機能が必要なのかどうかを考えてみると機種選択に役立つでしょう。
- 夜間撮影機能
- ワイドダイナミックレンジ機能
- 録音機能
- 首振り機能
- 動体検知機能
- 人感検知機能
夜間撮影機能
夜間にも撮影をしたい場合、夜間撮影用の機能が付いた機種を選ぶ必要があります。
夜間撮影用機能が付いている防犯カメラは、赤外線暗視型防犯カメラと微光監視型防犯カメラの2種類があります。
ワイドダイナミックレンジ機能
明暗差が激しい場所をカメラで撮影すると、被写体が暗くつぶれてしまったり、逆に白く飛んでしまうことがあります。
ワイドダイナミックレンジ機能が付いた防犯カメラは、明るい場所に合わせて撮った画像と、暗い場所に合わせて撮った画像の2つを合成することによって、明暗差の少ない画像を作り出します。
録音機能
防犯カメラには、マイクが付いているものと付いていないものがあります。
映像だけではなく音声も残したいのであれば、録音機能の付いている防犯カメラを選択しましょう。
首振り機能
ドーム型防犯カメラの中には、レンズを自動制御機能やリモコンによって自在に操作できる機能が付いた機種があります。
レンズを動かすことによって、監視範囲を広げられます。
動体検知機能
膨大な録画映像を確認したくないという人向けに、動体検知機能が付いた防犯カメラも登場しています。
動体検知機能は、人や動物が動いていることを察知したタイミングで録画を開始するという機能です。
普段はあまり人が通らない場所に設置すると、効率的に録画できます。
人感検知機能
動体検知機能と同じく、より効率的な録画をするために人感検知機能が付いている防犯カメラもあります。
人感検知機能が付いている防犯カメラは、可視光や超音波、赤外線などを利用して温度の変化を検知し、録画をスタートします。
検知することができる距離は、2~3mほどで、建物の出入り口やといった特に気になる狭い範囲を撮影するのに向いています。
機種選びのポイント⑥価格と性能のバランスがとれているか
機種を絞っていく際のポイントとして、業務用カメラの価格と性能のバランスを考えることも重要です。
基本的に、防犯カメラは性能の高い機種ほど値段も高くなる傾向にあります。
耐久性や高画質の撮影機能、暗視モードなど搭載されている機能によって価格には大きな差が開いていきます。
高性能カメラは耐久性や機能の充実に問題ありませんが、あまりに多機能であれば機能を使いこなせず費用対効果が下がってしまうケースもあります。
かといって安すぎるものであれば、耐久性が低かったり撮影画像が粗く視認ができないといったことにもなりかねません。
設置目的や使用状況をよく確認したうえで、必要な機能のみを搭載した適切な価格の業務用防犯カメラを選ぶべきといえるでしょう。
防犯カメラのタイプ一覧
防犯カメラの機種を決める前には、まずどのような防犯カメラがあるのかを知っておきましょう。
ここでは防犯カメラの代表的な以下の7つのタイプをご紹介します。
- ボックス型防犯カメラ
- ドーム型防犯カメラ
- PTZ防犯カメラ
- 屋内用防犯カメラ
- 屋外用防犯カメラ
- 赤外線暗視型防犯カメラ
- 微光監視型防犯カメラ
- ダミーカメラ
タイプ①ボックス型防犯カメラ
ボックス型防犯カメラは、その名前の通り四角い箱のようなデザインをしたカメラです。
防犯カメラの中では最も目立つ種類であり、犯罪行為に対する抑止効果が高いという特徴があります。
抑止効果をより高めるために、よく人目に付きやすい屋外や玄関などに設置されることが多いようです。
ただし、撮影範囲は広くなく撮影方向が分かりやすいため、死角が狙われやすいデメリットがあります。
そのため、ボックス型防犯カメラで広範囲を監視する場合には複数台設置する必要があります。
タイプ②バレット型防犯カメラ
バレット型防犯カメラは、ボックス型のカメラと保護ケースが一体化した形状の防犯カメラです。
保護ケースがついているため、耐久性が高く屋外の設置に適しています。
保護ケースの中に精密機械であるカメラを内蔵するため、雨やホコリなどの多い環境でも故障しづらく防水・防塵性能が高いといえるでしょう。
また、ボックス型防犯カメラと同じく見た目の威圧感が強いため、犯罪抑止の効果が高いという特徴もあります。
タイプ③ドーム型防犯カメラ
ドーム型防犯カメラは、丸みのある形をした威圧感の少ない種類のカメラです。
ドーム型防犯カメラはさらに大きく2つに分かれ、決まっている範囲だけを撮影するようにカメラレンズが固定されている種類と、カメラレンズを動かして全方向を撮影できる種類があります。
半球の形をしているため、設置場所の雰囲気を壊しにくく、撮影方向が気付かれにくい長所があります。
景観を損なわずに設置できるので、マンションのエントランスや会社の受付、オフィスや店舗など屋内の天井によく設置されています。
ただし、半球型のドームのなかにあるレンズは箱型にくらべると小さいことが多く、画質があまりよくない傾向にあります。
タイプ④PTZ防犯カメラ
PTZカメラは、左右上下にカメラレンズを操作でき、自由にズーム可能な防犯カメラです。
カメラと連動させたPCやリモコンなどの端末で遠隔操作をすることにより、好きな個所を自由に撮影することができます。
また、自由にカメラレンズを動かせることから、1台で広範囲を監視できるという特徴を持っています。
タイプ⑤屋内用防犯カメラ
屋内への設置を前提に設計されたタイプのカメラは、屋外用防犯カメラと比較すると、耐久性が低い分リーズナブルな傾向があります。
タイプ⑥屋外用防犯カメラ
屋外対応の防犯カメラは、基本的に防水・防塵加工が施されていて、ある程度の衝撃にも耐えられるため、雨の日でも安心して使えます。
ただし、機種によってどのレベルの水や衝撃に対応できるか、範囲が異なります。
また、暗所でも撮影できたり明暗差を補正してくれたりと環境の変化に対応する機能も付いています。
タイプ⑦赤外線暗視型防犯カメラ
赤外線暗視型防犯カメラは、付属のLEDライトから発される赤外線を利用して、光が全くない完全な暗闇でも撮影できる機能が付いた防犯カメラです。
一般的な赤外線カメラは、昼間は通常のカラー撮影を行い夜間になると自動でモードが切り替わって赤外線を照射して白黒で撮影を行います。
ただし、赤外線の届く範囲は屋外で15~30mほどで、範囲外は撮影できません。
撮影場所が狭い室内、または駐車場の一部だけといったようなかなり限定した屋外の撮影に向いています。
また、赤外線カメラは温度の状態を可視化するという特徴もあるため、太陽光発電所のソーラーパネルの稼働状況や野生動物の生態調査・監視などにも利用されています。
タイプ⑧微光監視型防犯カメラ
微光監視型防犯カメラは、わずかでも明かりがあれば撮影できる機能が付いたカメラです。
完全な暗闇は撮影できませんが、モードを切り替えなくてもカラー撮影が可能です。
常夜灯のある室内や、街灯近くなど明かりがある場所の撮影に向いています。
タイプ⑨ダミーカメラ
防犯カメラの種類のなかには、ダミーカメラというものもあります。
ダミーカメラとは、撮影機能を持たず見た目だけ防犯カメラとしての形をとっているカメラのことです。
ダミーカメラは主に犯罪の抑止を目的として設置され、撮影機能をもつ防犯カメラよりもかなり安いことが特徴です。
そのため、ダミーカメラの多くは威嚇効果のあるボックス型カメラがほとんどです。
防犯カメラ選びのポイントをおさえて、最適な業者と機種を選ぼう!
防犯カメラの設置業者の選び方のポイント7つと、機種の選び方のポイント6つをご紹介してきました。
防犯カメラを購入したり設置してから後悔することがないよう、13のポイントをおさえて自社に最適な防犯カメラ取り扱い業者、そして機種を見極めましょう!
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。