
【防犯カメラ人気メーカー8選】メーカー別の具体的な特徴
公開日:2020.04.09 最終更新日:2021.08.11
本記事では、防犯カメラの代表的な人気メーカーを8社におけるそれぞれの特徴と『どのような方におすすめなのか』をなるべくわかりやすく解説していきます。
機種選定や設置時の注意点もあわせて紹介しますので、防犯カメラ選びでお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください
人気の防犯カメラメーカー8社のそれぞれの特徴
ここからは、それぞれのメーカーの防犯カメラの特徴について、詳しく解説していきます。
どのメーカーの製品が自社の要望とマッチするか考えてみましょう。
また、防犯カメラの気になる導入コストについては、こちらの防犯カメラの導入・運用にかかる費用の相場まとめをご覧ください。
防犯カメラの人気メーカー①パナソニック

引用:パナソニック株式会社HP
パナソニックはデジタルカメラの開発で培った技術を防犯カメラに活用しており、画質の良さとデータの大幅な圧縮に大きな魅力があります。
自動で設定を調節してくれるため、ブレやノイズを減らし、人の顔や車のナンバーなど重要な箇所を鮮明に撮影することが可能です。
また、パナソニックの防犯カメラは重要な箇所だけ高画質を保ってその他の部分は画質を下げることで、録画データを大幅に圧縮します。
そのため、こまめに映像を消去せずに長期保存したいという場合に向いています。
- 高画質な防犯カメラを導入したい
- 防犯カメラが揺れる場所に設置したい
- 映像を長期間保存しておきたい
- 映像をネットワークで送信したい
防犯カメラの人気メーカー②Canon

引用:キヤノン株式会社HP
Canonの防犯カメラの魅力は高倍率なズームレンズと露出補正機能にあります。
Canonは長年カメラ製造で培った技術を活かし、防犯カメラにも最大400倍を誇るズームレンズを搭載しています。
そのため、多少距離があったとしても、犯人の顔や車のナンバーなど細かい部分まで撮影することが可能です。
また、自動で露出補正してくれる「オートSSC機能」が搭載されており、窓際や屋外など明暗差が激しい場所であっても安定して精密な映像を撮影できます。
- 高画質・高倍率な映像が必要
- データを圧縮して保存容量を節約したい
- 逆光や暗闇が予想される場所に防犯カメラを設置したい


防犯カメラの人気メーカー③日立

引用:株式会社日立産業制御ソリューションズHP
日立の防犯カメラの魅力は撮影範囲の広さと防塵・防水性能の高さにあります。
HITACHの防犯カメラには魚眼レンズが採用されているため、1台で360度の撮影をすることが可能です。
また、防塵・防水規格であるIP66に準拠して設計されており、雨風にさらされる屋外はもちろん、水にぬれる可能性がある工場や土埃の舞う倉庫などにも設置できます。
- 保管する映像データを圧縮して記憶媒体の容量を節約したい
- 少ない台数で広いエリアの監視を行いたい
- 防塵・防水性能が必要とされる環境に設置したい
防犯カメラの人気メーカー④Axis

引用:Axis Communications HP
Axisはスウェーデンの防犯カメラメーカーであり、品質を保ったままのデータ圧縮と暗闇での撮影が可能な点が特徴です。
映像最適化技術により、高品質な映像を保ちつつ低容量にデータを圧縮することが可能です。
そのため、データを送信時のネットワークへの負担が軽減されるというメリットがあります。
また、Axisの防犯カメラには暗闇でも撮影できる赤外線照明が内蔵されており、明暗差を調整するワイドダイナミックレンジも搭載されています。
- 細部まで明瞭な高解像映像が必要
- データ送信時のネットワークへの負担を最低限にしたい
- 完全な暗闇になる場所へ防犯カメラを設置したい
- 明暗が混在する場所に防犯カメラを設置したい


防犯カメラの人気メーカー⑤HIKVISION

引用:HIKVISION HP
HIKVISIONは中国の防犯カメラメーカーであり、複数の映像補正機能と撮影以外の防犯機能が搭載されていることが大きな特徴です。
映像から霧を取り除き鮮明にする「Defog機能」やカメラのブレを補正する「EIS」、特定部分の解像度を上げる「ROIコーデック」など、多数の機能が搭載されています。
撮影以外の防犯機能として、音を検知する「異常音検知機能」、特定エリアへの侵入を検知する「侵入検知機能」なども搭載されています。
- 高解像度の映像を低容量で保存したい
- 霧や強風にさらされる屋外に防犯カメラを設置したい
- 撮影以外にも異常音検知や侵入検知などの防犯機能が欲しい
防犯カメラの人気メーカー⑥ACTi

引用:ACTi HP
ACTiは台湾の電子機器メーカーであり、耐久性の高さと多様な解析技術が用いられている点が強みです。
ACTiの防犯カメラには耐振動性能が搭載されており、屋外や振動が伝わりやすい車通りの多い車道に面した場所などで活躍するでしょう。
また、移動物体解析、人型物体の解析、顔解析など複数の解析技術が活用されているため、精度の高い映像を撮影できます。
簡単な手順で設置できるという点も、このメーカーの防犯カメラが人気な理由としてあげられます。
- 防犯カメラの設置は自分で行いたい
- 屋外に防犯カメラを設置したい
- 監視範囲が広いので追跡機能がついたカメラが必要


防犯カメラの人気メーカー⑦Dahua

引用:Dahua HP
Dahuaは、防犯カメラにおけるシェアは世界第3位の中国メーカーです。
Dahuaの防犯カメラは、リーズナブルな価格と無料で映像管理ソフトが提供されていることが人気となっています。
高機能な製品をリーズナブルな価格で提供しており、PCやタブレット、スマートホンなどで録画映像を確認できるソフトが無料で提供されているため、コストをおさえたい場合に適しています。
また、正規代理店の三星ダイヤモンド工業がサポートをしてくれるため、万が一故障した場合にもすぐに対応してもらえます。
- 導入コストを安く抑えたい
- ランニングコストも安く抑えたい
- サポート体制を重視して防犯カメラを選びたい
防犯カメラの人気メーカー⑧Hanwha Techwin

引用:Hanwha Techwin HP
Hanwha Techwinの防犯カメラは、映像補正機能と映像分析機能が充実しているところに魅力があります。
搭載されたマルチセンサーが、振動や風・明るさを検知し映像を補正してくれるため、さまざまな状況で安定して鮮明な映像を撮影できます。
また、入退室から移動経路、顔認識までさまざまな要素を分析してくれる映像分析機能も搭載されています。
- データを圧縮して記憶媒体容量・ネットワーク容量を節約したい
- 設置環境に合わせて映像を最適化したい
- 防犯カメラで撮影した映像のデータ分析を行いたい


防犯カメラ導入で知っておきたいポイント
どの防犯カメラメーカーにするか決まっても、そのメーカーが出している機種がたくさんあって迷ってしまいますよね。
また、いい防犯カメラを導入しても設置で失敗すれば効果は激減します。
そこで、防犯カメラの導入で知っておきたい機種選び・設置で注意するべきポイントを解説します。
防犯カメラの機種の選び方5つのポイント
防犯カメラの機種は、設置場所や目的にあわせた多種多様なタイプがあります。
ここでは、防犯カメラの機種選定で確認しておくべき5つの選び方のポイントを紹介します。
なお、防犯カメラ業者の選び方については、こちらの防犯カメラの機種の選び方と設置業者の選定ポイントもあわせて参考にしてみてください。
ポイント①ボックス型かドーム型か
防犯カメラのタイプは、主にボックス型とドーム型の2種類があります。
ボックス型の防犯カメラは、箱型の存在感のあるデザインをしているため犯罪抑止効果が高いという点が長所です。
ただし、撮影範囲が狭めでレンズの向きが分かりやすいため、死角を狙われるリスクが高いという短所があります。
ドーム型防犯カメラは、半球の形をした柔らかいデザインをしているため設置場所の雰囲気を壊しにくく、さらにレンズの向きが分かりにくいので死角を狙われるリスクが低いという長所があります。
ただ、レンズが小さめなので箱型よりも画質が悪い傾向があります。
ポイント②屋内用か屋外用か
防犯カメラの設置場所によって屋内用と屋外用どちらのタイプにするか決めましょう。
屋外用には防塵・防水加工が施されているため、雨風にさらされる場所に設置しても、なかなか故障はしません。
しかし、防塵・防水加工がされていない屋内用を屋外に設置してしまうと、短期間で故障してしまうでしょう。
ただし屋外用は機器本体の値段が屋内用よりも高い傾向にあります。
ポイント③有線か無線か
防犯カメラを設置する際に、有線か無線どちらで接続するかにより選ぶ機種も変わります。
有線の防犯カメラは、信号ケーブルを通してデータを送信するため設置時に配線工事と電源工事が必要となり、設置場所によっては壁に穴をあける必要があります。
無線の防犯カメラは、Wi-Fiに接続して電波によってデータを送信するため、設置時に配線工事をする必要がありません。
ポイント④必要な画素数
撮影する映像がどれくらいの精度を必要とするかにより、最適な画素数にあわせた機種を選ばなければいけません。
トラブルが起こった際に証拠映像として使いたいのであれば、100万画素以上のメガピクセルカメラを選ぶといいでしょう。
防犯目的で鮮明な映像は必要ないのであれば、約35万画素ほどのアナログカメラで十分です。
また、200万画素あるフルHDカメラであれば、映像の一部を拡大表示できます。
ポイント⑤必要な機能
防犯カメラの機種を選ぶ際、最終的な判断材料となるのはどんな機能がついているのかという点です。
暗い場所を撮影したいのであれば夜間撮影機能が、明暗差が激しい場所を鮮明に移したいのであればワイドダイナミックレンジ機能が、音声も証拠として残したいのであれば録音機能が必要です。
また、首振り機能や胴体検知機能などさまざまな機能をもつ機種があるので、設置目的によってどんな機能が必要なのか考えてみましょう。


防犯カメラを設置する際の2つの注意点
防犯カメラの設置にはさまざまな決まりごとがあり、また設置場所や角度を誤ると目的の場所を映せなくなることもあります。
そこで、ここでは防犯カメラ設置時に注意すべき、2つのポイントをご紹介します。
注意点①効果的な設置場所か
まず、防犯カメラが効果を発揮できる設置場所はどこかを考えましょう。
証拠映像を残したいのであれば、金庫やレジ・万引きのレジからの死角などに設置する必要があります。
防犯目的で設置するのであれば、出入り口や目立つ場所に設置するほうがよいでしょう。
ただし、撮影角度によってはカメラの下などに死角が生じる場合もあるので、十分注意しましょう。
注意点②プライバシーを侵害していないか
防犯カメラを設置する際には、周囲のプライバシーを侵害していないかという点にも気を付ける必要があります。
例えば、エントランスに防犯カメラを設置する際に、向かいの家の庭や窓が映り込んでいればプライバシーを侵害していることになってしまいます。
映り込まない位置に設置するか、プライバシーマスク機能を使ってそこだけ映らないようにしましょう。
また、市町村ごとにプライバシー遵守のためのガイドラインが設けられていることもあるのでチェックするようにしましょう。


防犯カメラは目的・設置場所の特性に合ったメーカーと機種を選択しよう
今回は防犯カメラの人気メーカーを8社の特徴と、どうやって機種を決めればよいのか、設置時にはどこに気を付ければよいのかを解説しました。
防犯カメラはメーカーごとに特性があり、何を重視するかにより最適なメーカーや機種が異なります。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





