使用環境に最適な屋外用防犯カメラを選ぶ5つのワザ

防犯対策として、駐車場や出入り口などの屋外への防犯カメラの設置をお考えの管理者様もいらっしゃるでしょう。
屋外に設置するのであれば、使用環境に適したスペックを搭載している屋外用防犯カメラがおすすめです。

本記事では、屋外用防犯カメラについて、選び方からおすすめの機種、設置する際の注意点まで徹底解説します。
屋外にカメラを設置したいとお考えの建物の管理者様は、ぜひご一読ください。

なお、防犯カメラの購入・リース・レンタル別の費用や設置にかかる工事費用の相場もあわせてご確認ください。

屋外用防犯カメラ選びの4つのポイント

屋外用カメラは屋内用と異なり、外で長期間使用することを考えられて設計されています。
ただし、一口に屋外用カメラといっても当然機種によってスペックの差はあり、使用する環境によってはうまく効果が発揮できないこともあるので注意が必要です。

以下に、今回紹介する屋外用カメラを選ぶ際のポイントを4つまとめました。

ポイント①防水・防塵性の高さを確認

屋外にカメラを設置する際には、当然雨や風などの自然の影響を受けることを考えなければなりません。

一般的に屋外用カメラには防水・防塵加工が施されており、自然環境下でも故障せずに使うことができます。
しかし、防水性・防塵性の高さには機種によって差があるため、軒下に設置するような防水性の高くないカメラを選ぶと、すぐに故障してしまう可能性もあります。

屋外で長くカメラを使用し続けたい場合は、防水・防塵性が高い機種を選ぶほうがよいでしょう。
防水・防塵性の高さの基準としては、国際電気標準会議による『IP規格』で測ることができ、屋外用カメラとしては、最低IP5以上のものが望ましいです。

ポイント②有線タイプか無線タイプかを選ぶ

一般的に防犯カメラには、有線タイプと無線タイプがあり、有線の防犯カメラはケーブルを使う必要があるため、あまり屋外への設置には向いていません。
一方、無線の防犯カメラの設置には大掛かりな工事は不要なため、屋外の設置には適しているといえます。

ただし、無線の防犯カメラはネットワークの接続が不安定になるとうまく撮影できないこともあるため、注意が必要です。
また、画質に関しては無線の防犯カメラより比較的有線の防犯カメラの方がきれいと言われているため、設置場所に応じて有線タイプか無線タイプかを選びましょう。

ポイント③撮影範囲を把握する

屋外用カメラは機種によって撮影範囲が異なるため、撮影したい場所によってカメラを選ぶ必要があります。

たとえば、敷地全体を撮影したい場合には広角の防犯カメラがおすすめで、少し離れている駐車場などを撮影したい場合は望遠レンズを搭載したのカメラがおすすめです。
撮影場所に適したカメラを、選びましょう。

ポイント④環境の変化に対応する機能がついているか確認

屋外は天候や時間によって撮影環境が変化するため、撮影環境に適応して撮影をする機能が付いているかチェックするようにしましょう。
具体的には以下のような機能があげられます。

明るさ補正機能

屋外にカメラを設置すると、逆光うまく撮影できないこともあります。
そのため、自動で明るさ補正をしてくれる機能を搭載したカメラを選びましょう。

基本的に屋外用カメラには明るさを補正する機能がついていますが、ネットショップなどで販売されている安価なカメラには補正機能がない場合があるため注意が必要です。

夜間撮影機能

屋外に防犯カメラを設置すると、どうしても夜は暗くなってしまうので、夜間撮影機能のついている機種を選びましょう。

全く光がない場所に設置するのであれば、付属のLEDライトから発する赤外線によって白黒撮影をする、赤外線暗視型が適しています。
一方で、街灯がある場所であれば、わずかな光があるだけでカラー撮影ができる微光監視型防犯カメラがおすすめです。

DIS機能

屋外だと風や振動によって防犯カメラの撮影映像がブレてしまうことがあります。
ブレを補正してくれるDIS(デジタルイメージスタビライザー)機能がついている機種を選ぶようにしましょう。

特に、風をさえぎる壁がなかったり、道路が近く振動が多い場所に設置するのであれば、この機能が付いた防犯カメラがおすすめです。

屋外用防犯カメラのおすすめ機種5選

「選ぶポイントが分かったので、いくつか具体的な機種を見てみたい」
という事業者様や管理者様に向けて、ここでは屋外用防犯カメラのおすすめ機種を5つご紹介します。

おすすめ屋外用防犯カメラ①Panasonic「WV-X4571L」

引用：パナソニック株式会社HP

「WV-X4571L」はPanasonicが販売している屋外用ドーム型防犯カメラです。
この機種には以下のような機能があります。

Panasonicの屋外用防犯カメラ「WV-X4571L」の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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おすすめ屋外用防犯カメラ②HITACHI「DI-CD322LE」

引用：株式会社日立産業制御ソリューションズ製品リーフレット

「DI-CD322LE」は、HITACHIが販売している屋外用のドーム型ネットワークカメラです。
この機種には以下のような機能があります。

HITACHIの屋外用防犯カメラ「DI-CD322LE」の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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おすすめ屋外用防犯カメラ③ACTi「KCM5611」

引用：ACTi HP

「KCM5611」はACTiが販売している屋外用ボックス型防犯カメラです。
この機種には以下のような機能があります。

ACTiの屋外用防犯カメラ「KCM5611」の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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おすすめ屋外用防犯カメラ④Dahua「DH-IPC-HFW8231EN-Z」

引用：三星ダイヤモンド工業株式会社HP

「DH-IPC-HFW8231EN-Z」はDahua(ダーファ)社が販売している屋外用のバレット型ネットワークカメラです。
この機種には以下のような機能があります。

Dahuaの屋外用防犯カメラ「DH-IPC-HFW8231EN-Z」の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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おすすめ屋外用防犯カメラ⑤HIKVISION「DS-2CD2625FWD-IZS」

引用：Hikvision HP

「DS-2CD2625FWD-IZS」は、大手防犯カメラメーカーであるHIKVISIONから販売されている屋外用バレット型防犯カメラです。
この機種には以下のような機能があります。

HIKVISIONの屋外用防犯カメラ「DS-2CD2625FWD-IZS」の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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屋外用防犯カメラを設置する際の3つの注意点

屋外用防犯カメラの機種を決めて発注すれば、あとは設置工事だけです。
設置工事は業者に任せておけば終わりますが、設置後にトラブルが起きないように以下の3点には注意しておくようにしましょう。

注意点①メンテナンスしやすい設置場所を選ぶ

壊されたりいたずらをされるリスクを下げるために、なるべく高い居場所に防犯カメラを設置したいと思うかもしれません。
しかし、防犯カメラの設置場所は、メンテナンスをしやすいところを選ぶようにしましょう。

防犯カメラは精密機器なので、長期にわたって故障させずに使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
特に、屋外に設置される防犯カメラは雨風やほこりにさらされるため、定期的なメンテナンスが重要になってきます。

作業しやすい位置にとりつけることで、メンテナンスにかかる時間や費用を削減することが可能です。

注意点②目立たせるか隠すか決める

設置目的によって、防犯カメラを目立たせるのか隠すのかを決め、工夫して設置しましょう。

侵入者を威嚇したいのであれば、目に入りやすいように防犯カメラをアピールするステッカーを貼りましょう。
犯人に気づかれずに撮影したい場合は、防犯カメラがなるべく見えないよう物で隠して設置しましょう。

注意点③プライバシーに配慮する

屋外に防犯カメラを設置する際、周囲のプライバシーに配慮しましょう。
例えば、駐車場に防犯カメラを取り付けたときに、向かいの家の庭が映りこんでいたらクレームが入るかもしれません。
必要な居場所が映らない向きに調整するか、プライバシーマスク機能で映らないように設定しましょう。

また、市町村ごとに、防犯カメラの設置に関するプライバシー順守のためのガイドラインがあるので、チェックしておきしましょう。

屋外用防犯カメラは防水・防塵性などに注目して選び、慎重に設置しましょう！

以上、屋外用カメラについて、選ぶ際のポイントからおすすめ機種、設置の際の注意点まで徹底解説してきました。

屋外用カメラは、雨や風、日光などの自然環境に対応したタイプのものを選ぶ必要があります。
また、設置できる場所と撮影したい場所が離れていることもあるので、場所に適しましょう。

「機種選びも設置も難しそうだからすべてプロに任せたい」
「他にもいろいろな屋外用防犯カメラの機種を見てみたい」
そう思われた事業者様や管理者様は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
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