ワイヤレス防犯カメラを設置するメリットとデメリット
公開日:2019.09.05 最終更新日:2024.05.14
※この記事は2020年5月21日に更新されました。
防犯カメラは、映像データをディスプレイに送るときの手段として有線で送るか、無線で送るかでタイプが変わります。
「両方映像を見られるのでどちらでもいいのでは?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ワイヤレス防犯カメラにと有線防犯カメラには多くの違いがあります。
そこで本記事では、ワイヤレス防犯カメラの特徴と設置のメリットとデメリットをあわせてご紹介します。
ワイヤレス防犯カメラと有線防犯カメラの違いが分からない事業者様は、ぜひご一読ください。
そもそもワイヤレス防犯カメラとは?
ワイヤレス防犯カメラは、録画装置と配線をつながなくても電波によって映像データを送信できる防犯カメラです。
ワイヤレス防犯カメラはさらに細かく種類が分かれています。
ドーム型やボックス型などさまざまな形があり、電源も電池式とAC/DC電源使用タイプから選ぶことができます。
ワイヤレス防犯カメラの3つのタイプ
ここでは、ワイヤレス防犯カメラの代表的な3つのタイプをご紹介します。
ワイヤレス防犯カメラのタイプまとめ
- 電波タイプ
- Wi-Fiタイプ
- 電池タイプ
ワイヤレス防犯カメラのタイプ①電波タイプ
電波タイプのワイヤレス防犯カメラは、Wi-Fiやネット環境がなくても使用できます。
ただし、使用できるのは電波が届く近距離に限られるため、設置前に電波到達距離を確かめておく必要があります。
ワイヤレス防犯カメラのタイプ②Wi-Fiタイプ
Wi-Fiを利用してデータを送信するタイプは、ワイヤレス防犯カメラの中で最も主流です。
スマートホンやタブレットなどで気軽に閲覧や遠隔操作をすることができます。
ワイヤレス防犯カメラのタイプ③電池タイプ
電池タイプのワイヤレス防犯カメラは、電源を確保する必要がありません。
電源も配線も必要ないため、設置箇所を柔軟に決めることができます。
また、ソーラーパネルがついていて、充電できる機種もあります。
ワイヤレス防犯カメラを設置する3つのメリット
ここまででワイヤレス防犯カメラの特徴は、ご理解いただけたと思います。
続いて、ワイヤレス防犯カメラを設置する3つのメリットをご紹介していきます。
今回紹介するメリットは、以下の3つです。
ワイヤレス防犯カメラを設置するメリット
- 手持ちの端末で映像を確認できる
- 配線工事が不要
- ケーブル断線の心配がない
なお、防犯カメラを導入する際はこちらの防犯カメラの導入と運用にかかる費用の相場をご覧ください。
メリット①手持ちの端末で映像を確認できる
ワイヤレス防犯カメラを設置する最大のメリットは、手持ちの端末で撮影した映像を確認できるところでしょう。
専用アプリを入れることで、手持ちのスマートホンやipadなどから撮影した映像を確認できるため、家を空けている間のペットの様子や、病院の患者の様子などを見ることに適しているといえます。
ただし、Wi-Fiを使用しないタイプのワイヤレス防犯カメラは、手持ちの端末で映像を確認できません。
メリット②配線工事が不要
防犯カメラを有線で設置する際、配線工事が必要になります。
場合によっては壁に穴をあけるような工事になることもあり、工事費も高めにかかる可能性もあります。
しかしワイヤレス防犯カメラならば、配線工事が不要なためどんな場所への設置でも壁に穴をあけずに設置することができます。
ただし、電池タイプではない場合、電源工事は必要になることを念頭においておきましょう。
メリット③ケーブル断線の心配がない
有線の防犯カメラを長期間使用していると、雨風や経年劣化などによってある日突然ケーブルが断線してしまう可能性もあります。
ケーブルの断線は映像データが届かなくなるだけでなく、最悪の場合は発火して火事にまで発展しかねません。
しかし、ワイヤレス防犯カメラであれば信号ケーブルそのものを必要としないため、断線の心配がなく安全に使用できるでしょう。
ワイヤレス防犯カメラを設置する3つのデメリット
ここまで説明してきたように、ワイヤレス防犯カメラを設置するメリットはたくさんあります。
しかし、いくつかデメリットもあるのでご紹介します。
デメリット①電波が安定しないと録画できていないことがある
ワイヤレス防犯カメラは、電波によって映像データを送信します。
そのため、何らかの原因によって電波が不安定になると録画できないこともあります。
電波が不安定となる原因としては、まずルーターや録画装置と防犯カメラの間の遮断物があげられます。
また、屋外に設置する場合、激しい雨や風によって電波が乱れることがあります。
デメリット②不正アクセスの危険がある
ワイヤレス防犯カメラを設置すると、回線を通さずに映像をチェックできるので便利ですよね。
しかし、じつは映像データを送る電波を不正に受信されてしまう危険性もあります。
セキュリティ対策が施された機種を選ばなければ、安全性向上のためのワイヤレス防犯カメラ設置のはずが、逆効果になってしまうかもしれません。
デメリット③電波妨害装置を使われるリスクがある
一般的にはあまり知られていませんが、カンニングや情報漏洩対策のために、電波妨害装置という機器が販売されています。
せっかくワイヤレス防犯カメラを設置したとしても、電波妨害装置を侵入者に使われてしまった場合、防犯カメラの映像を録画できないというリスクがあるわけです。
一方で、有線防犯カメラであれば電波妨害装置を使われたとしても、しっかりと証拠映像を残すことができるでしょう。
ワイヤレス防犯カメラは配線工事なしで設置でき、タイプによっては手持ちの端末で映像を確認できる!
以上、ワイヤレス防犯カメラの特徴と設置するメリット・デメリットを3つずつ解説してきました。
ワイヤレス防犯カメラは配線工事が不要なため、設置場所の選択肢を広げケーブル断線の心配もありません。
ネットワークに接続することで、手持ちの端末から撮影した映像を見られることから、不在時の家の様子を確認するのに適しています。
ただし、いくつかデメリットもあるので注意しましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。