病院や介護施設の個室に見守りカメラを設置する2つのメリット

本記事では、なぜ病院や介護施設の個室にカメラが設置されている場合があるのか、その理由と、導入する際の注意点をお伝えします。
個室にカメラを設置していないという病院や介護施設のご関係者の方は、ぜひ本記事を参考にカメラの導入を検討してみてください！

なお、気になる防犯・監視カメラの導入費については、こちらの導入方法別防犯カメラの費用相場をご確認ください。

病院や介護施設の個室に監視カメラを設置する２つのメリット

カメラがあることでスタッフと患者や入居者双方にメリットがあります

なぜ、病院や介護施設の個室の様子をカメラで撮影する必要があるのでしょうか？
さっそく病院や介護施設の個室にカメラを設置するメリットを２つご説明します。

メリット①緊急事態をすぐに知ることができる

病院や介護施設の個室にカメラを設置するメリットとしてまずあげられるのは、患者さんや入居者の緊急事態にすぐ気づくことができるということです。

病院や介護施設は、緊急事態が日常的に発生する場所です。
たとえば病院では、動いてはいけない患者さんが勝手に身動きをしてしまったり、容態が安定していたはずの患者さんが急に苦しみだしたりすることがあります。

また、介護施設では、入居者がベッドから降りようとしたり、個室から出て歩いたりしているときに、転倒してケガをしまうことがあるでしょう。

もし個室にカメラが設置されていなければ、ナースコールがあるか見回りの時間にならなければ、スタッフは患者さんや入居者の非常事態に気づくことができません。しかし、カメラを設置して映像を録画・リアルタイムで視聴できる体制を整えておけば、患者さんや入居者の非常事態をすぐに察知して駆けつけることができます。

メリット②“事件が起こっていないこと”を証明できる

暴飲や介護施設の個室にカメラを設置するもう一つのメリットは、いわれのないクレームからスタッフを守ることができるということです。
防犯カメラは事件が起こった証拠を記録するものですが、じつは病院や介護施設の個室に設置されているカメラには、“事件が起こっていないという証拠”を記録するという役割があります。

というのも、患者さんや入居者の中には、認知症などによってスタッフが自分の大切なものを盗んだ、スタッフから虐待を受けた、と思いこんでしまう人もいるのです。

ご家族や施設の責任者は、実際には何も事件が起こっていない可能性が高いとしても、本人の訴えを無視できませんよね。
そこで個室に設置しておいたカメラの出番です！
カメラの録画記録を視聴すれば、患者さんや入居者の主張が正しいか客観的にチェックすることができます。

証拠画像を記録しておくことで、ご本人・ご本人の家族・施設側のスタッフの3者にとって最もよい結果に着地することができるでしょう。

病院や介護施設の個室にカメラを設置する際の注意点

防犯カメラの場合、わざわざ設置個所や撮影をしていることについての説明をする方が珍しいですよね。

しかし、病院や介護施設の個室にカメラを設置する場合、必ず事前に撮影してもいいか了承を得るようにしましょう！
なぜなら、了承を得ずに個室内を撮影をしてしまうと、患者さんや入居者のプライバシーを侵害することになるからです。

「この個室にはカメラが設置されています。撮影しても構わないでしょうか？」
と入院または入居前に説明をして、了承を取るようにしましょう。
もちろん、許可が出なければ撮影をしてはいけません。

なお、防犯カメラの導入失敗例から学ぶ、防犯カメラの機種や設置業者の選び方もあわせてご覧ください。

病院や介護施設の個室に“見守りカメラ”を設置して、安心して過ごせる環境をつくろう！

病院や介護施設の個室に設置されているカメラについて、ご理解いただけたでしょうか？
病院や介護施設にあるのは、防犯カメラではなく、いわば患者さんの状態を記録しておくための“見守りカメラ”といえます。

個室に見守りカメラを設置することで、患者さんや入居者はもちろん、家族や施設のスタッフも安心することができるでしょう。
個室にカメラを設置していない病院や看護施設のご関係者様は、ぜひ設置を検討してみてください！

「どんなカメラが入居者の見守りに向いているかわからない」
「個室のどこに設置すればいいのか、アドバイスしてくれる業者を見つけたい」
などのご要望がございましたら、ぜひEMEAO!までお気軽にお問い合わせください。

防犯カメラに詳しいコンシェルジュが誠心誠意アドバイス、サポートさせていただきます！