店舗で防犯カメラを効率的に活用する5つの方法
公開日:2021.04.06 最終更新日:2024.05.15
トラブルの防止や売上改善、従業員の教育など店舗経営者の抱える悩みにはさまざまなものがあります。
店舗のお悩みを解決するために、実は防犯カメラは大いに役立つことをご存じでしょうか?
本記事では、店舗のお悩みを解決できる防犯カメラの活用方法を具体的に紹介します。
効率的な店舗改善方法をお探しの事業者様はぜひご一読ください。
なお、防犯カメラの活用方法と一緒に、こちらの防犯カメラの設置や運用で必要となる費用の相場もあわせてご確認ください。
本記事監修のご紹介
本記事は、EMEAO!にご登録いただいております優良防犯カメラ業者の株式会社セキュリティ結マール 代表取締役社長・山田 尚様にご監修をいただきました。
会社名 | 株式会社セキュリティ結マール |
所在地 | 愛知県小牧市横内440-1 |
事業内容 | 防犯カメラや警備機器システムの提案・販売、レンタル、リース |
Webサイト | https://piyopiyormk.wixsite.com/mysite |
2018年に創立された愛知県の防犯カメラ設置の専門会社。3,000件以上の実績があります。代表の警備会社での経験を活かした防犯知識による防犯提案が強みです。特に得意な分野は小規模医院・クリニックの防犯提案、屋外ポール設置型の防犯設備システム、またリサイクル工場や採掘場などの耐久性を重視した防犯設備です。
岐阜県関市出身。大手警備会社の機械警備営業を経て、中堅警備会社での防犯カメラ業務を経験。そこで海外製防犯カメラの目覚ましい技術に感銘を受けたことをきっかけに、大手警備会社にはできない手の込んだ防犯カメラの企画を提案したいとの想いから独立し、株式会社セキュリティ結マールを設立。
防犯カメラの店舗での活用方法
ここからは、店舗における防犯カメラの5種類の活用方法をそれぞれ具体的に解説いたします。
活用方法①トラブルや不正の防止
防犯カメラはその名の通り、まず第一に店舗内でのトラブルの抑止や、万が一トラブルが起きてしまった際の証拠映像の撮影に役立てることができます。
また、店内で起きるトラブルは外部の者による犯行だけでなく、店舗の従業員による不正も残念ながら起こってしまう可能性があります。
店舗内で死角になるような場所やレジ付近、バックヤードでは威圧感を与えやすい見た目のボックス型防犯カメラを設置し、『防犯カメラ作動中』のステッカーを貼るなどして防犯カメラの存在をアピールするとトラブルに対する抑止効果が期待できます。
また、録音機能のついた防犯カメラであれば映像と音声で客観的な記録ができるため「言った・言わない」のトラブルを防ぐことが可能です。
活用方法②店舗のマネジメント
売上が低迷している店舗やピーク時に人手不足を感じる店舗はつい販促に力を入れたりスタッフの増員を考えてしまいますが、根本的な問題は販促や人手不足ではなくオペレーションにある場合があります。
オペレーションとは、店舗運営に必要な業務内容やそれぞれの手順、人員配置などを定め各スタッフに指示を出していくことです。
しかし、マネージャー担当が店舗に赴く時間がない・隅々まで店舗を確認することができないなどの理由から、オペレーション改善のための問題点の発見が難しい場合があります。
人の目による店舗の課題の発見がなかなか難しい場合には、ネットワーク型の防犯カメラが役に立ちます。
ネットワーク型の防犯カメラ(ネットワークカメラ)はインターネットを通して遠隔からリアルタイムで映像を確認できるカメラです。
なぜリアルタイム確認がよいのかというと、すぐに解決すべき点などは店舗に電話をかけたりヘルプのスタッフを送ることで早期解決ができるためです。
スタッフ全員がインカムを装着し、マネージャーが映像を確認しながら遠隔で指示を出すという活用方法もできます。
店舗の出入り口やホール、キッチンやバックヤードなどにネットワークカメラを設置すると、遠隔の事務所などからもお客様の様子とスタッフ双方の様子をリアルタイムで確認でき、改善すべき点を見つけやすくなります。
たとえば、入口で待機しているお客様が多いにもかかわらずホールを映しているネットワークカメラの映像を見ると空いた席のバッシング(片付け)が終わっていない場合は、スタッフの人員配置やバッシングの導線に問題があると考えられます。
このように、お客様側とスタッフ側の双方を映像で確認することで改善すべき点が初めて見えてくる場合があるのです。
ホールなどお客様が過ごす場所に設置するネットワークカメラは、威圧感を与えないドーム型のものがおすすめです。
さらに、360°対応のカメラであれば死角なく隅々まで様子を確認できます。
防犯カメラの映像を効率良く確認していく方法は?
ネットワークカメラで店舗の状況を確認できるとはいえ、他の業務もあるため営業時間中ずっと映像を見ているわけにはいきませんよね。
ネットワークカメラで店舗の様子を確認する際は、昨年と比較して売上が減った時間帯と現在のピークタイムの2つをピックアップして確認すれば十分です。
また、ネットワークカメラは従来の防犯カメラのように録画した映像を後で確認することもできるため、リアルタイムで店舗の状況を確認したい場合と後で課題の洗い出しを行いたい場合のどちらでも活用できます。
活用方法③スタッフの育成
防犯カメラは接客改善など店舗スタッフの育成にも役立てることができます。
自分の接客中の様子は、店舗が忙しい時であれば特に落ち着いて客観的に見ることが難しいものです。
また、接客態度だけでなく無意識の癖や非効率的な動きなど、自分では気づくことのない業務中の動きは多くあります。
そこで、店舗スタッフの業務中の様子を録音機能付き防犯カメラで記録し上長と一緒に録画映像を見返すことで改善点が見えてきます。
接客態度や業務効率の優れているスタッフの映像と比較すると違いがわかりやすく、具体的にどのような改善を行うべきか直感的に理解できるでしょう。
録画映像をもとに接客や作業効率の具体的な改善目標を設定し、改善することによる売上向上など数値目標を設定することも可能です。
具体的な目標を設定し、結果が数値に表れるようになれば漠然とした指導よりもスタッフのモチベーションは向上します。
活用方法④面接官のスキル向上
店舗スタッフアルバイトの新規採用時、多くの場合は店長や社員スタッフなどが面接を担当します。
しかし、面接官も接客に関しては慣れていても面接に関する専門的な研修を受けているわけではないことがほとんどです。
そのため、時には面接時のささいな言動や説明不足が応募者に不安感を与えてしまい、せっかく良い応募者を見つけても採用を辞退されてしまうことも。
採用活動にもコストはかかるため、できるだけ効率的に良い人材を発掘したいですよね。
このような面接スキルの改善・向上にも防犯カメラは役立ちます。
面接官の顔が写る場所に録音機能付き防犯カメラを設置し、記録した面接時の様子を後で確認することで、表情やしぐさで威圧感を与えていないか、採用時の条件など応募者が知りたい情報を適切に伝えていることができているかを確認し改善につなげることができます。
活用方法⑤感染症対策
近年、店舗を大きく悩ませている問題のひとつが感染症対策です。
防犯カメラは、感染症に関する利用客が持つ不安の払しょくにも役立つのです。
たとえば、店舗全体の様子をネットワークカメラで撮影し、店舗のホームページでリアルタイムで混雑状況を確認できるようにすると、利用者は密になる時間帯を避けて安心して来店できます。
また、防犯カメラとは目的が異なりますがサーマルカメラという設備も感染症対策に大いに役立ちます。
サーマルカメラとは、物体の温度を測定して一定以上の温度が検出されるとアラートを出すカメラです。
サーマルカメラを使えば、スタッフが直接利用客に近づくことなくカメラだけで検温を行い、発熱のある利用客の来店を未然に防ぐことができます。
防犯カメラを効果的に活用し、店舗の改善に役立てよう
以上、店舗の5つのお悩みを解決するための防犯カメラの活用方法を解説いたしました。
防犯カメラはトラブルの抑止としての印象が強いですが、映像を記録できるという特性に着目すると人材育成や感染症対策などさまざまな場面で役に立つのです。
この機会に、店舗の防犯カメラの運用方法を見直してみませんか?
EMEAO!では、目的ごとに的確な防犯カメラの機種や設置場所を提案可能な防犯カメラ業者を無料で紹介しております。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!