防犯カメラのバリフォーカルレンズとは?レンズの種類と特徴
公開日:2020.02.13 最終更新日:2024.05.15
防犯カメラの効果を高めるためには、使用目的や設置環境に適したカメラの種類やレンズを選ぶ必要があります。
特にレンズはカメラの撮影範囲やズームなどに大きく関わってくるため、慎重に選択しなければなりません。
しかし、防犯カメラにおけるカメラレンズの種類が分からない事業者様や、違いがあるのか分からない事業者様も多いと思います。
そこで本記事では、防犯カメラのレンズの種類やそれぞれの違いについて解説していきます。
どのようなカメラレンズを選べばいいか分からない事業者様は、ぜひこの記事をご参考にしてみてください。
防犯カメラのレンズの種類
防犯カメラのレンズは主に3種類あり、レンズによって撮影範囲やズーム機能などが変わります。
防犯カメラのレンズの種類を以下にまとめました。
- 固定レンズ(単焦点レンズ)
- バリフォーカルレンズ
- PTZカメラ
防犯カメラのレンズや機能や機種によって値段も異なります。
関連記事:防犯カメラの主要メーカー比較と選び方!会社別の機器の強みを紹介
固定レンズ(単焦点レンズ)の特徴
固定レンズまたは単焦点レンズと呼ばれるカメラレンズは、その名の通りズームやカメラの向きを操作できず1か所のみ撮影するレンズです。
単焦点レンズは比較的広範囲を撮影することに適しており、1か所を俯瞰して監視することができます。
メリット
固定レンズ(単焦点レンズ)の防犯カメラのメリットは、低コストで導入できるうえに一度設置してしまえば調整する必要がないという点があります。
しかし、ズームやカメラの向きの操作ができず細かいところまで視認することが難しいというデメリットもあり使用目的によってはあまり効果を発揮しません。
とはいえ防犯抑止のための威嚇としての効果はあるため、手間をかけず低コストで防犯カメラを導入したいという場合には最適です。
関連記事:防犯カメラの設置費用の相場はいくら?ランニングコストの相場も紹介
バリフォーカルレンズの特徴
バリフォーカルレンズは、手動もしくはパソコンなどでズームやピント調整ができるカメラレンズです。
撮影範囲を確認しつつピントの調整が可能なため、一旦設置したあとにも集中的に撮影したい場所にしぼって撮影範囲を調整することができます。
メリット
バリフォーカルレンズの防犯カメラのメリットは、設置後もカメラの調整ができるという点です。
設置したあとに人の顔がぼやけて映ってしまうといったトラブルを防ぐために、ピント調整やズームを使ってより鮮明に撮影をすることが可能となります。
PTZカメラの特徴
PTZカメラはレンズを自由に動かすことができ、ズーム・ピント調整も自由にできる防犯カメラです。
スマートホンやパソコンで遠隔操作が可能であり、映像を確認しながらズームしたりカメラの向きを変えて気になる箇所を確認することができます。
PTZカメラのなかには、撮影範囲に入ってきた人を自動追尾する機能や人の顔を自動ズームで確認ができる機能を搭載しているものもあります。
メリット
PTZカメラには、死角を作りにくく映像を確認しながらカメラ操作ができるメリットがあり、リアルタイムでの監視体制に適しているといえます。
設置したあとも撮影方向やズーム・ピントを調整できるため、より高度な監視システムを構築することができます。
防犯カメラのレンズは種類によってズームやピント調整の仕方が変わる
以上、防犯カメラに使用される3種のレンズについて解説してきました。
防犯カメラは撮影目的や設置場所によって、適したレンズが異なります。
バリフォーカルレンズまたはPTZカメラは、より鮮明に細かい場所まで撮影する場合に適しています。
コストを抑えつつ広範囲に撮影したい場合は、固定レンズのタイプの防犯カメラを選んだほうが良いといえます。
ただし、撮影状況によっても最適なレンズが変わるため、自身で選ぶには判断がつきにくいときもあると思います。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
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