
システム開発の依頼から納品までの5段階の流れ
公開日:2021.01.05 最終更新日:2021.05.06
社内で利用するシステムの開発を依頼する際、具体的にどのような流れで行われるのかを事前に把握しておくと、その後のやり取りがスムーズに進みます。
今回は、システム開発を業者に依頼してから納品されるまでの流れを5段階に分けて解説します。
システム開発の外注をご検討されている事業者様は、ぜひご覧ください。
システム開発の依頼から納品までの流れ
システム開発を専門会社に依頼し、納品してもらうまでの流れは大きく5つの段階に分けられます。
なお、システム開発業者によって手順が異なる場合もあります。
丁寧な説明や手厚いフォローを希望する場合は、こちらの優良なシステム開発業者の選び方を参考に業者を選んでみてください。
- 提案書の作成
- システム開発会社への問い合わせ・見積もり
- 要件定義
- 開発作業
- テスト運用・納品
ここからは、各項目について詳しく解説していきます。
ステップ①開発してもらいたいシステムの提案書の作成
ヒアリング時までに作っておきたいのが、RFPと呼ばれる提案依頼書です。
提案依頼書とは、自社が必要としているシステムの概要や、システムを導入する目的、開発期限や希望の納期などを記した書類です。
この書類を作成しておくことで、発注候補となるそれぞれのシステム開発会社に同じ条件での相談ができます。
ステップ②システム開発会社への問い合わせ・見積もり
提案依頼書が形になったら、候補となるシステム開発会社に見積もりを依頼を行います。
その後、開発を担当しているエンジニアや営業との詳細なヒアリングの機会が設けられることが一般的です。
ヒアリングの場では実際に使用するエンドユーザーや社内のシステム担当者などを同席させて、使用感や希望条件などを確かめるとよいでしょう。
そして、書類とオリエンテーションに基づいて各社が回答してきた内容や見積もりを見比べて、依頼先を決定する流れとなります。
ステップ③システムの要件定義
システム開発の依頼先業者を選定したら契約書を取り交わし、要件定義のフェーズに入ります。
要件定義とは、開発者がシステムに落とし込むべき機能の詳細を決めていくことです。
こちらに抜けがあると要望通りの仕様とならなかったり、追加費用が発生したりする可能性が出てくるため、しっかり確認しましょう。
ステップ④システムの開発作業
要件定義が定まったら、開発会社側で基本設計に移ります。
基本設計では、インターフェースや画面遷移、入出力画面の見た目など、特にエンドユーザーが使用する場合の外見的な部分を主に設計します。
ユーザーが使いやすい画面設計になったら、内部で動くプログラミングの設計に入るという流れです。
ステップ⑤開発したシステムのテスト運用~納品
システム全体の構築が完了次第、テストに入ります。
テストの最初の段階は総合テストといわれる、基本設計で合意したとおりにシステムが動作するかの検証で、主に開発者側が行ないます。
さらに、要件定義で指定したものが組み入れられているか、動きやセキュリティ面の検証を使用者側が行なう、ユーザーテストが実施されます。
システムを導入した後に修正することは難しいため、ユーザーテストは丁寧に行ない、想定された動きをするかどうかをもれなくチェックしていくことが大切です。
ユーザーテストをクリアしたら納品され、運用が開始される流れとなります。
システム開発をスムーズに進めるために流れを把握しておこう
今回は、システム開発の依頼から納品までの流れを解説しました。
実際に依頼した場合の大まかな流れがイメージできましたでしょうか?
流れを把握しておくことで、事前に準備すべきことなどが明確になりスムーズな進行が期待できます。
本記事を参考に、開発の流れをざっくりと覚えておきましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!





