
オープン系システム開発とは?メリット・デメリットとともに解説
公開日:2021.01.07 最終更新日:2021.08.17
「システム開発を外注したいが、汎用系とオープン系どちらがいいんだろうか」
と迷っている事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、オープン系システム開発の概要とメリット・デメリットについて説明します。
はじめてシステム開発を外注するという事業者様は、ぜひ依頼先探しの参考にしてみてください。
そもそもオープン系システム開発とは?
オープン系システム開発とは、技術的な仕様が公開されているOSや周辺機器、ソフトウェアなど、使用者のニーズに合わせてシステムを構築する方法のことです。
主に業務系アプリケーションの開発でオープン系システム開発が用いられています。
システムを開発する場合、従来は汎用系で行うことが多かったのですが、近年ではオープン系で開発するのが主流になってきています。
オープン系システム開発のメリット
それではなぜ近年ではオープン系でシステムを開発するのが主流になってきているのでしょうか?
ここではオープン系システム開発を選ぶメリットをご紹介します。
メリット①開発ができるエンジニアの数が多い
オープン系システム開発のメリットとしては、まず開発ができるエンジニアの数が多いことがあげられます。
オープン系で使用されるプログラミング言語は、JavaやC言語などに加えてRubyやPythonなどが主流です。
これらのプログラミング言語は学習教材が多く、教える学校や講座なども充実してきています。
そのため、早期に技術者が育成できる土壌が整っていて、エンジニアの数も増加しているというわけです。
メリット②柔軟で使用感の良いシステム開発が可能
オープン系システム開発のメリットとしては、柔軟で使用感の良いシステム開発ができることもあげられます。
システム開発に使用できるプログラミング言語が増えてきているため、使用者の業務環境に合わせて独自のシステムを構築しやすくなっているからです。
メリット③開発コストを抑えられる
オープン系システム開発のメリットとして、開発コストを抑えられることもあげられます。
なぜなら、オープン系システム開発では、数多く用意されているパッケージを利用するからです。
パッケージは複数企業に提供されることが前提とされているため、1社に対するコストはリーズナブルになります。
また、パッケージというと他社と全く同じシステムになってしまうと思われるかもしれませんが、ほとんどの場合は技術仕様が公開されているため、カスタマイズが可能です。
なお、ニーズに応えて柔軟な対応をしてくれる業者は、こちらのシステム開発業者の選び方を参考に業者選定を行いましょう。
オープン系システム開発のデメリット
オープン系システム開発にはメリットがたくさんありますが、2つほどデメリットもあります。
デメリット①システム改修を頻繁に行う必要がある
まず、オープン系システム開発は、システム改修を頻繁に行う必要があるというデメリットがあります。
オープン系開発では、パソコンに搭載されるOSのバージョンアップやハードウェアの交換などによって、その都度ソフトウェアの動作検証などを行わなくてはいけないからです。
そのため、ランニングコストが多くかかるだけではなく、システム構成が煩雑になりがちです。
デメリット②汎用系に比べてセキュリティ面が劣る
オープン系システム開発には、汎用系に比べてセキュリティ面が劣ってしまうケースがあるというデメリットもあります。
汎用系は大量のデータを扱うことが得意であり、厳格な運用管理が可能で、しかもセキュリティが堅牢なシステムが開発できていました。
しかし、オープン系では、不正に動作させるために作成されたソフトウェアなどが開発されていることにより、オープン化されたネットワークを介して感染するリスクが高まっています。
オープン系システム開発とは、使用者のニーズに合わせてシステムを構築する方法
以上、オープン系システム開発の概要とメリット・デメリットについて解説してきました。
オープン系システム開発とは使用者のニーズに合わせてシステムを構築する方法であり、「対応可能なエンジニア数が多い」「柔軟な開発が可能」「コストがリーズナブル」というメリットがあります。
ただし、一方で「システム改修を頻繁に行う必要がある」「汎用系に比べてセキュリティ面が劣る」というデメリットもあります。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





