CADシステム開発が得意な会社おすすめ10選！業者の選び方も紹介

CADシステムは使用する目的や業界によって、仕様が大きく変わります。開発会社ごとに対応領域も異なるため、CADの仕組みや種類を理解しておかないと、効率よく発注先を探せません。

しかしCADは専門用語も多く、さまざまなツールがあるため発注先に悩むこともあるでしょう。この記事では、CADシステムの構築が得意なシステム開発10社の特徴を、分かりやすくまとめています。

CADの種類や発注先選びのポイントも紹介しているので、業者選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

CADシステムの開発に強いシステム開発会社10選

CADシステムの開発が得意な会社10社を、表にまとめました。

会社ごとに詳しく解説します。

ニュートラル株式会社

ニュートラル株式会社

CADシステムを含む総合的な業務システムの開発や、生産管理・医療機関向けのソリューションを提供する企業です。データ分析やAIなどの最先端技術の研究を積極的に行っており、豊富なノウハウを駆使して高品質なシステムを構築しています。

とくに製造業向けの3DCADシステムの開発が得意で、10年以上のキャリアを持つエンジニアが業務にあたってくれます。新規開発だけでなく、CATIAやCaelumXXenなどのカスタマイズなど、多様な要件に対応可能です。

設計図作成はもちろん、以下のような応用機能の開発まで、さまざまなシステムを構築してくれます。

• 3Dモーフィング
• ワイヤーハーネス
• 可動部分の干渉チェック など

ニュートラル株式会社の詳細はこちら

図研テック株式会社

図研テック株式会社

電気・機械領域のCAD開発が得意な企業です。CAD周辺機器の構築や組み込み系、業務システムなどのソフトウェアの幅広い領域に対応しています。

とくに自動車などの電子を用いた産業分野に関わる、電子系CADの開発が得意で、さまざまなものづくりを支援しています。経験豊富なエンジニアが多数在籍しており、蓄積したノウハウを駆使して高品質なシステムを開発。実績には管理業務や図面作成はもちろん、CADと連携した業務自動化ツールなど、さまざまなシステムが掲載されています。

設計コンサルティングにも対応しており、要求定義の段階からクオリティを意識したシステムを構築可能です。保守運用やユーザートレーニングサービスも提供しているため、CADの導入をワンストップで支援してくれます。

図研テック株式会社の詳細はこちら

株式会社創研

株式会社創研

1978年設立の豊富な経験を持つ老舗システム開発会社です。同社の代表は現在もエンジニアとして活動しており、常に時代に合わせた技術で適切なソリューションを提供しています。

業界や領域を選ばず、Webシステムやスマホアプリなど、とくにデータベース構築に関する実績が豊富です。CADにおいては印刷業界との縁が深く、プリント基板用の露光製図機や紙器用のCAD／CAMシステムの開発を行った経験があります。

社員数20は名程度ですが、在籍しているのは品質に強いこだわりを持つ優秀な人材ばかりです。システム開発に対する熱意と確かなノウハウで、高品質なCADシステムを開発してくれるでしょう。

株式会社創研の詳細はこちら

丸紅情報システムズ株式会社

丸紅情報システムズ株式会社

提案力と技術力に強みを持つシステム開発会社です。流通・製造・サービス・小売・金融業を中心に、多数の自社製品やサービスを販売している点が特徴です。

CADが関係するものだけでも、下記のようなソリューションを提供しています。

• ARを活用した目視品質検査ツール
• VRを活用した3DCADの検討作業共有ツール
• 3Dスキャンデータ処理ソフト
• 金型プロセス・チェーンに特化したCAD／CAMシステム など

受託開発にも対応しているため、クライアントのニーズに応じて柔軟な提案ができる点も特徴です。またデジタル計測器や3Dプリンターなど、CADの周辺機器の販売も行っています。

ソフトウェアとハードウェアの相性を考えて開発できるため、使いやすく業務効率を大幅に改善するシステムを構築してくれます。

丸紅情報システムズ株式会社の詳細はこちら

株式会社アイ・エス・テクノロジー

株式会社アイ・エス・テクノロジー

3DCADの設計や構築を得意とするシステム開発会社です。運用設計からコンサルティング、トレーニング・サポートまで、ワンストップのソリューションを提供しています。

中でも、製造業の業務効率化やコスト削減を支援するシステムの開発が得意です。受託開発はもちろん、自社開発のCAD用の全文検索ソフトも販売しています。

また既存のシステムのカスタマイズも提供。多くのCADソフトは互換性の低さが課題になりますが、同社であれば解消できます。柔軟な開発方法で業種を選ばずに対応できるため、業務改善を考えている方は相談してみましょう。

株式会社アイ・エス・テクノロジーの詳細はこちら

株式会社エグゼ

株式会社エグゼ

さまざまなシステムの開発やパッケージソフトの販売を行う企業です。「もっと便利に」を理念に、クライアントの業務を改善するシステムを30年以上開発しています。

さまざまな業界に対応可能できますが、とくに製造現場向けの生産管理や工程設計を支援するCADシステムの構築が得意です。開発難易度が高い、大手自動車メーカーの業務システムやインフラ構築など、実績も豊富です。

また自社パッケージの開発にも力を入れており、データ解析や画像処理、事務処理など、多様なツールを販売。パッケージを利用することで、機能追加などもリーズナブルに行えます。ユーザーファーストで使いやすく、高品質なCADシステムを開発してくれます。

株式会社エグゼの詳細はこちら

株式会社大塚商会

株式会社大塚商会

システム開発やコンピューター、複合機などの販売、サポートなどを行う企業です。CADシステムのカスタマイズや、下記の業種別のパッケージサービスを提供しています。

• 建設業
• 製造業
• 教育機関向け
• 業界共通向け

各パッケージでは、クライアントごとに要望をヒアリングしたうえで最適なソフトを選定し、システムと運用体制を構築します。単なるパッケージソフトの販売ではなく、業界ごとに適したソリューションを提供できるサービスになっている点が特徴です。

また業界共通向けのCADソフトも取り扱っており、CAD関連サービスのサブスクリプションも提供。受託開発も請け負っており、周辺機器の販売まで対応しているなど、CADシステム開発のあらゆるニーズに対応できます。

株式会社大塚商会の詳細はこちら

株式会社ガウス

株式会社ガウス

さまざまな業界に向けたソリューションを提供するシステム開発会社です。設計力に自信を持っており、要望に応じて最適なシステムを構築します。

中でも、下記の領域に向けたソリューションの提供が得意です。

• コンサルティング
• 文教
• ビルシステム
• 流通・小売
• 金融
• 官公庁人材支援

科学技術計算システムなど、CADを使った開発実績も豊富です。過去には有名大学や大手メーカー・商社・ITスタートアップなど、分野や規模に関わらず、さまざまなクライアントと取引しています。

対応領域もWeb系から組み込み系、制御系と幅広いです。高い技術力であらゆる要望に応えられるため、要件を満たせる発注先が見つからない方は相談してみましょう。

株式会社ガウスの詳細はこちら

SOLIZE株式会社

SOLIZE株式会社

3Dデータの取り扱いに強みを持つシステム開発会社です。3DCADをはじめ、CAE・MBDのシステム構築にも対応しています。

設計経験者が在籍しており、現場目線のコンサルティングや開発を行う点が特徴です。エンジニアチームには、ハイエンドCADの扱いや3Dデータの生成に長けた人材が多く在籍。提案力と高度な技術力を武器に、高品質なシステムを構築します。

またプロダクトデザインや2D図面の3Dデータ、イメージレンダリングなど、業務の代行も可能です。システムの構想から開発・運用はもちろん、プロダクトの企画や設計図の作成まで、事業全体の相談ができます。

SOLIZE株式会社の詳細はこちら

カコムス株式会社

カコムス株式会社

業務システム・Webシステムの開発が得意な会社です。さまざまな企業の業務改善を支援する自社開発のパッケージソフトを多数提供しています。

CADに関わるものでは、製造業向けに「Aras Innovator」という生産管理パッケージを提供。長年開発と運用を行っているため、高品質なシステムを安価で効率的に構築できます。

また、CAD／CAEシステムの受託開発にも対応可能です。同社は「マルチに対応できること」を理念に技術者の育成を行っているため、1人の技術者が開発から運用までワンストップで行います。予備知識と経験が豊富な人材が担当してくれるため、高品質な開発が期待できます。

カコムス株式会社の詳細はこちら

2DCADと3DCADの違い

CADは2DCADと3DCADの2つに大別できます。それぞれの特徴を表にまとめました。

双方の特徴を理解していないと、適切なシステムを開発できないため、必ず押さえておきましょう。それぞれ詳しく解説します。

2DCAD

2DCADでは、平面上に二次元の設計図を作成できます。製造業や建築業界で広く利用されており、設計図・配線図・業務のフローチャートなどの作成が得意です。

図面が再利用でき、修正もしやすいため、手書きに比べて作業効率が格段に上がります。3DCADのように複雑な設計図は作成できませんが、シンプルな設計図であれば2DCADの方がスピーディーに作成可能です。

また無料ツールも多く、開発費用を抑えやすい点も特徴です。2DCADだけで十分業務を効率化できるケースも多いため、安価に依頼したい方は検討しましょう。

3DCAD

3DCADでは、三次元の空間上に立体的なモデルを作成します。建物などの立体物の高さや奥行きを、視覚的に表現可能です。2DCADに比べて、プロセスをリアルにシミュレーションできるため、下記のような複雑で詳細な設計が必要な場合に利用します。

• 製品設計
• 建築
• アニメーション など

また立体の体積や質量、表面積などを計算できるため、設計の精度を向上できる点も特徴です。問題点を視覚的に特定しやすくなり、改善点の洗い出しもスムーズです。

ただし2DCADよりも取り扱うデータのサイズが大きく、高スペックなPCでないと動作しません。開発費用も高くなりやすいため、削減できるコストと導入費用を天秤にかけて検討しましょう。

CADソフトの種類

CADシステムは、目的に応じてさまざまなソフトウェアを使って開発します。適したソフトウェアは用途や業界によって異なり、おもに以下3種類が使われます。

• 汎用ソフト
• 専用ソフト
• BIM

自社の目的を満たせるシステムを構築するには、業界や目的にあったソフト選びが大切です。それぞれ詳しく解説します。

汎用ソフト

汎用CADソフトは、幅広い業界や用途で利用できるソフトウェアです。基本的な設計から高度なモデリングまで、CADに求められる機能を一とおり搭載しています。

無料ソフトも多く、有料のものでも比較的安価なツールが多いです。代表的なものにAutoCADやSOLIDWORKSがあげられます。

専用ソフト

専用CADソフトは、特定の業界や用途に特化した機能を持つソフトウェアです。電子回路設計に特化したものや、船舶設計用に特別な機能を備えたソフトウェアなど、さまざまな機能を持つものが存在します。

汎用ソフトで対応できない特殊な要件がある場合に利用します。専門性が高いため費用も膨らみますが、業界専用に調整されているため、作業効率を大幅に改善できます。

BIM

BIM（Building Information Modeling）は、建築業界で広く利用されているCADソフトウェアで、3DCADの発展系ツールです。建設・施工分野で建物やインフラを効率的に計画・設計・建設・管理するために使用します。

3DCADとの大きな違いは、設計図に建築部材や資材のメーカーや品番、価格なども反映できる点です。またCADでは3D図面で問題が起きると、2D図面の設計を修正する必要がありますが、BIMでは3D図面を直接修正可能です。

代表的なソフトにRevitやArchiCADがあり、建築プロジェクトの進行管理が効率的に行えるため、広く利用されています。

CADシステム開発の発注先を選ぶポイント

CADシステムの開発は、発注先選びが成否を分けます。そのため、必ず下記3つのポイントを意識して発注先を選びましょう。

• 自社の要件を明確にする
• 発注先の対応技術を確認する
• 発注先が得意な業界を確認する

それぞれ詳しく解説します。

自社の要件を明確にする

要件が明確になると、開発会社が提案をしやすくなります。求める機能や利用シーンなどを具体化し、見積もり前に開発会社に共有しましょう。無駄な機能の実装を避けられる、ブラッシュアップの提案を受けやすくなるなど、さまざまなメリットが得られます。

要件を明確にするには、CADシステムの種類や仕組みを理解しておくことが大切です。要望とCADでできることを照らし合わせ、必要な機能を洗い出しましょう。

発注先の対応技術を確認する

システム開発会社ごとに、対応できる技術や取り扱っているソフトウェアが異なります。そのため、事前に発注先の対応技術を確認しておかないと、打ち合わせや見積もりの時間が無駄になるおそれがあります。

また最新技術に対応しているかも重要なポイントです。現代的なシステムを構築できる会社に依頼すれば、長く使えるツールが手に入るでしょう。

発注先が得意な業界を確認する

CADシステムは、利用する業界によって仕様が大きく変わります。そのため、最適なシステムを開発するには、自社の業界に対する知識や経験が豊富な発注先を選ぶことが大切です。

たとえば建設現場で使用するシステムを必要とする場合、3DCADの開発経験が豊富な会社に依頼すれば要件を満たしやすいです。加えて、自社の業界に特化したパッケージを販売している会社が見つかれば、開発費用を抑えられます。

またノウハウがある会社に依頼すれば、業界のことを深く理解した提案やサポートが期待できます。新たな課題やニーズが見つかる可能性も高いため、自社の業界での開発実績が豊富な開発会社を探してみましょう。

EMEAO!利用者の声

EMEAO!を利用して、業者選びに成功した事例を紹介します。

事前にコンシェルジュが確認をとってくれたので、各業者が要望にピッタリな提案をしてくれました！

問い合わせのメールを送ってから10分後くらいにコンシェルジュの方から電話をいただいて、細かい要望を聞いてもらいました。
毎回決まった担当者に来てほしいとお伝えすると、その点についても確認できた業者だけを紹介していただけるとだったので、安心してお任せできました。
業者から連絡がくる時間帯も選べるということだったので10時～12時を指定して、翌日のその時間帯には5社から連絡がありました。

実際に提案を聞いてみると、どの業者も建物ごとに担当者をつけてくれるのはもちろん、信頼関係を築くことを大切にされているということでした。

要望を満たせる発注先が見つからない方は、ぜひEMEAO!をご利用ください。

＞＞コンシェルジュ無料相談フォーム | 発注先探しならEMEAO!

まとめ：CADの種類を理解して最適な発注先を見つけよう！

CADシステムは、利用目的や業界によって仕様が大きく変わるため、発注先ごとに対応領域が異なります。したがって、発注先を選ぶ前に自社の要件を明確にしたり、CADの種類や特徴を理解したりすることが大切です。

自社の要件や必要なソフトウェアが定まったら、対応できる開発会社を探しましょう。その際、自社の業界での開発実績が豊富な会社を選ぶと、発注が成功しやすくなります。この記事を参考に、自社に最適な発注先を見つけてください。