停電時でもビジネスホンが使えるUPSとは?3つの選び方を紹介
公開日:2020.01.24 最終更新日:2021.05.07
「停電時でもビジネスホンを使うことができないだろうか」
そうお悩みの事業者様も多くいらっしゃるのではありませんか?
災害が多い日本では、停電時の対策は必須。
特に、電話などの連絡手段が止まると非常時の安否報告などに支障が出るため心配ですよね。
そこで本記事では、停電時でもビジネスホンが使えるUPSの概要と選び方について紹介します。
停電時にもビジネスホンを使用したい企業様はぜひ最後までご覧ください。
そもそもUPSとは?
UPSとは、日本語で無停電電源装置と呼ばれています。
普段はコンセントから電力を機器に供給しながら、同時にバッテリーに蓄電を行うことのできる装置です。
UPSは停電や急な電圧変動などによる電力トラブルが起こった際、内部バッテリーの予備電源によって、OA機器やサーバーなどに電力を供給する装置です。
そのため、UPSを使えば停電などの非常時にもビジネスホンを使用することが可能となります。
なお、ビジネスホンの仕組みを知ることでUPS選びの参考になるでしょう。
UPSには、以下の3種類があります。
UPSの3つの種類
- 常時商用給電方式
- ラインインタラクティブ方式
- 常時インバータ方式
一口にUPSといっても供給できる電力の容量などに差があります。
ビジネスホンのUPSの3つの選び方とは?
ここからは、ビジネスホンのUPSの選び方を、種類や性能などを踏まえて紹介します。
ビジネスホンのUPSの選び方①UPSの種類
ビジネスホンのUPSを選ぶ際は、まずUPSの種類に着目しましょう。
UPSの種類選びのキーワードは「瞬断」。
瞬断とは電源供給が途切れてしまう現象で、なるべく瞬断が少ないUPSがおすすめです。
USPには、以下のような3つの種類があります。
常時商用給電方式
常時商用給電方式は、非常時に給電に切り替わる際に瞬断が起こります。
しかし、電力回路がシンプルな作りのため、電力ロスが少ない点が強みです。
常時商用給電方式のUPSは低コストで小型なので、小規模オフィスに向いています。
ラインインタラクティブ方式
ラインインタラクティブ方式は、電源に異常がないときでも、自動電圧調整器が搭載されているので急な電圧の変化に強い特徴があります。
常時商用給電方式より瞬断が発生する頻度は低く、比較的安定しています。
次に紹介する常時インバータ方式より、コストとサイズが抑えられるので、ラインインタラクティブ方式のUPSは中規模オフィスにおすすめです。
常時インバータ方式
常時インバータ方式は、電圧などを調整するインバータの機能によって、安定した電圧・周波数での電力供給ができます。
また、バッテリー給電への切り替わりのときに瞬断が起こりません。
大型な装置であること、構造が複雑であることから電力ロスが多い点があります。
常時インバータ方式のUSPは電源供給の安定感に優れているので、大規模オフィスにおすすめです。
ビジネスホンのUPSの選び方②バッテリーの性能
停電時はバッテリーから電力を供給するため、非常時に作動しないという事態にならないよう、UPSの充電時間とバッテリーの寿命は確認しておきましょう。
充電時間が短ければ電力トラブルが連続して発生しても対応できます。
ビジネスホンのUPSの選び方③電池の容量
UPSは製品によって電池の容量が異なります。
オフィスなどで使用する際は、ビジネスホンだけでなく、消費電力の大きい機器や多数の機器をUPSに繋ぐことも。
非常時にオフィス機器の電力を保つには、大量の電池の容量が必要になります。
接続するオフィス機器の消費電力を確認して、無理なく給電できるような容量のUPSを選びましょう。
停電時でもビジネスホンを使えるよう、オフィスの規模に合ったUPSを選ぼう!
今回は、ビジネスホンのUPSの選び方を3つ紹介しました。
UPSは、オフィスの規模に合わせて選ぶことをおすすめします。
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この記事を書いた人
編集部員 岡本
編集部の岡本です。以前はWEBディレクターとして中小企業のホームページ制作のディレクション等をしておりました。ユーザー様の声をきちんとコンテンツの内容や方向性に反映して、より良いメディアに出来るように日々精進してまいります。