経費精算システムと会計ソフトの違いとは?有効的な活用法も紹介
公開日:2019.12.10 最終更新日:2020.04.07
経理業務を行う際、経費精算システムか会計ソフトの導入を検討している事業者様は多いのではないでしょうか?
一見似たような用途で使用できると思われる二つですが、実はできることに違いがあります。
「経費精算システムと会計ソフトの違いがわからない」
という方向けに、今回は経費精算システムと会計ソフトの違い、また連携するメリットなどについて解説していきます。
経理業務の効率化をお考えの企業担当者様は、ぜひご覧ください。
- 経費精算システムと会計ソフトの違い
- 経費精算システムと会計ソフトを連携するメリット
経費精算システムと会計ソフトの違い
経費精算システムと会計ソフトの違いは、経理業務を効率化するか会計業務を効率化するかです。
経費精算システムはどの従業員でも利用できるため、金銭が発生した状況を手元の端末から申請することで、自動的に経費の発生記録がされるため、経理業務の効率化につながります。
一方会計ソフト、はあくまで会計業務を効率的に行うためのツールのため、金額の入力自体は経理担当者が行わなければならず負担が大きくなります。
もちろん、小規模な事業所の場合であれば経費精算システムよりも使い勝手がよいというメリットもあります。
会計ソフトのできること
会計ソフトは、決算や資金繰りといった会社における会計業務を効率的に行うためのツールです。
機能としては、収支などの計算の自動化のほか、入力された内容を集計し、決算書など会計における重要書類を自動で作成することも可能です。
入力内容に間違いがあった場合は通知機能があるため、ミスを大幅に減らすことができます。
経費精算システムのできること
経費精算システムは、従業員が業務上で使用した経費の申請・承認を行うためのシステムです。
一般的に、どのような従業員でもアカウントが割り当てられることが多く、従来であれば経費申請に必要な書類の作成や承認印などが必要な作業をシステム上で完結させることができます。
経費の精算業務の効率化を目的に作成されているため、一連の流れを記録し経理担当者の負担を減らします。
経費精算システムの詳細については、以下の記事もあわせてご覧ください。
経費精算システムと会計ソフトを連携するメリット
経費精算システムと会計ソフトはそれぞれできることが異なるため、連携して使うケースも多くあります。
経費精算システムと会計ソフトを連携するメリットとしては、以下のようなものがあります。
経費精算システムと会計ソフトを連携させるメリット
- 品目や費用の入力を二重にする必要がない
- 自動で勘定科目の仕分けなどをしてくれる
- 入力ミスや抜け漏れのリスクが減る
経費精算システムと会計ソフトを連携させることにより、経費精算システムで各従業員が入力した情報をそのまま会計ソフトで勘定科目の仕分けなどの作業を自動で行ってくれます。
一つひとつ項目を入力する手間がなくなるため、入力ミスや抜け漏れのリスクが軽減されます。
ただし、選ぶソフトの種類によってそれぞれ連携できるものは異なるため、あらかじめ連携できる経費精算システムと会計ソフトを用意しておきましょう。
経費精算システムと会計ソフトの違いは効率化させる業務の内容が異なること
以上、経費精算システムと会計ソフトの違い、それぞれを連携させるメリットなどについて解説してきました。
経費精算システムは、経理業務を効率化させることに特化しており、全ての従業員がシステムを利用して経費申請をすることができます。
対して会計ソフトは、会計業務の効率化を目的として開発されているため、主に決算書の作成や会計における重要書類の作成などに役立ちます。
それぞれのソフトを連携させることにより、経理業務がスムーズになり経理担当者の負担を減らすことにつながるでしょう。
ただし、種類によって連携できるソフトは異なるため注意が必要です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!