経費精算システムにおけるFBデータの2つの活用メリット
公開日:2019.12.12 最終更新日:2021.01.22
経費精算システムの主な機能としては、経費の申請・承認フローの簡略化がピックアップされることが多いですが、他にも経理担当者の負担を軽減する便利な機能が多く搭載されています。
今回は、経費精算システムで作成することのできる「FBデータ」について、概要と活用メリットを解説します。
経費精算システムの活用による経理担当者の負担軽減をお考えの企業担当者様は、ぜひ最後までお読みください。
FBデータとは?
FBデータとは、「ファームバンキングデータ」の略で、各銀行共通のフォーマットで作られた振込用のデータです。
振込種別や口座名、振込指定日、金額など振込に必要な情報がすべて含まれており、半角数字と半角カタカナの組み合わせで構成されています。
自社のファームバンキングシステムにFBデータを読み込ませることで、振り込みを簡単に行うことができます。
では、FBデータを利用するファームバンキングとはどのようなものなのでしょうか。
ファームバンキングとは
ファームバンキングとは、通信回線で企業と銀行を結ぶシステムです。
銀行へ行くことなく会社内で振込や引落しなどの作業を行うことができるため、時間や手間の削減になります。
会社内にATMと同じシステムを置くことができる、と表現するとイメージしやすいのではないでしょうか。
インターネットバンキングと似ていますが、大きな違いはインターネットではなく専用の回線を使用している点です。
そのため、セキュリティが強固で情報漏えいの恐れもありません。
電話回線を利用する施工方法もありますが、近年ではNTTの提供する「VALUX」という端末認証サービスを導入するケースがあります。
ファームバンキングの導入方法
まずは自社で利用している銀行にファームバンキングのサービスがあるか問い合わせをし、申し込み手続きを行いましょう。
仕組みとしては、会社の特定のPCにソフトをインストールして、セキュリティ設定などを進め環境を整えます。
そのため、振込に利用する端末をあらかじめ決めておき、基本動作に問題がないか確認をしておくと安心です。
経費精算システムにおけるFBデータの活用メリット
振込や入金の作業を会社内で行えるようになるFBデータ。
それでは、経費精算システムでの活用方法とは、どんなものがあるのでしょうか。
メリット①金額や振込先情報のミスが起こるリスクがない
経費精算システムには、FBデータの出力機能のあるものがあります。
システムを通して経費として承認した立替精算や、取引先への支払い依頼の伝票を数クリックでFBデータに変換することができます。
既に経費精算システムで承認されたものをそのまま変換しているので、金額や振込先情報のミスの心配がありません。
メリット②複数口座へお振り込みがスムーズ
経費精算システムで出力したFBデータをファームバンキングのシステムに読み込むことで、振込をすぐに済ませることができます。
そのため、複数口座への振り込みもまとめて行うことが可能です。
振込に必要な情報であるFBデータを経費精算システムで出力すれば、経理業務がより効率的に!
今回は、FBデータの仕組みと、経費精算システムでの活用メリットについて解説しました。
FBデータとは、立替金や支払い金の振込情報が含まれているデータです。
経費精算システムを使用してFBデータを出力し、ファームバンキングのシステムに読み込ませることにより、銀行に行かず正確な振込を行うことができます。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!