人事考課の面談をスムーズにフィードバックするための3つのポイント
公開日:2019.12.18 最終更新日:2020.04.28
従業員が本人の処遇に納得できるような適切な人事考課を行うには、面談が不可欠です。
しかし一方で、「面談を実施しても部下の本心がわからず、的確な人事考課が行えている自信がない」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
人事考課については、下記の記事も合わせてご覧ください。
本記事では、人事評価システムの活用を交えて人事考課における面談をスムーズに進めるポイントをご紹介します。
人事考課の面談でお悩みの企業担当者様は、ぜひ最後までお読みください。
- 人事考課の面談を成功させるために意識したいポイント
人事考課面談を成功させる3つのポイント
ここからは、人事考課において面談を進めるうえで欠かせない3つのポイントを紹介します。
ポイント①まずはアイスブレイクで心をほぐす
席につくなり人事考課の本題に入ってしまっては、被評価者である部下は委縮してしまいます。
これでは伝えたい評価も正確に伝わらず、本心を引き出すことも難しくなります。
面談ではアイスブレイクを忘れずに、まずは共通の趣味の話題など、人事考課に直結しない会話を数分ほど試してみましょう。
ポイント②フィードバックは良い点から始める
人事考課の面談では、あらかじめ人事評価システムで回答してもらった本人の自己評価と、自動作成された評価レポートを出力して話を進めましょう。
システムのレポートを参照することで自己評価と上司からの評価が見える化され、テーマが見つけやすくなります。
面談でフィードバックを伝える際は、まずは良い評価から伝え、しっかりと褒めることで自信へ繋げることが大切です。
課題点については、本人が自覚している課題と本人が自覚していない課題があります。
後者に関しては伝える側もプレッシャーに感じ、ついつい優しい言葉で濁してしまいがちです。
「悪い部分を指摘するとモチベーションを失ってしまうのではないだろうか」
「嫌な上司と思われて業務に支障が生じるのではないか」
このように、適切な伝え方に悩むこともあるのではないでしょうか。
人事考課におけるネガティブフィードバックの効果的な伝え方は、「あえて言うなら」「もっと良くするには」など、先に伝えた良い評価がある前提でポジティブな言葉を選ぶことです。
課題点はしっかりと伝えることで新たな目標設定につながり、質の高い人材を長期的に育成することができます。
効果的な言葉を選んでネガティブフィードバックを伝えることで、むしろ部下からの信頼を得られるということも期待できます。
ポイント③アドバイスの際はストーリーテリングを意識する
人事考課では、課題点を伝えると同時に、「どうすれば解決できるのか」といったことを考えることが大切です。
その際、一方的な解決策だけでは、事務的な対応に感じられてしまうことがあります。
部下にとって、上司を信頼するきっかけとなるうちのひとつが、「自分の話をしてくれたとき」です。
「自分も昔は君と同じ点ができていなくてよく怒られていたから、気持ちはよくわかるよ」
「ここを意識して毎日続けていたら、改善して褒められるようになった」
など、自身の経験を交えたストーリーで、部下に寄り添ったアドバイスを意識しましょう。
課題と解決方法・目標を確認し終えたら、人事評価システムの目標設定機能に反映させましょう。
システムを活用することで、部下は定期的に自身の課題を意識することができます。
人事考課の面談は、部下の心に寄り添い正しく評価を伝える工夫が大切!
いかがでしたか?
今回は、人事考課の面談をスムーズに進めるコツを紹介していきました。
上司と1対1で、自分の評価の話となるので部下が緊張してしまいやすい人事考課の面談。
まずはアイスブレイクから始め、良い点はきちんと伝え、改善点はポジティブな言葉をつけることで的確に伝えましょう。
アドバイスの際は自身の経験を交えたエピソードがあると効果的です。
人事評価システムを導入することで、より効率的に的確な人事考課を行うことができます。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!