人事評価システムでできることと導入する5つのメリット
公開日:2019.12.06 最終更新日:2021.05.27
この記事では、人事評価システムでできることと、人事評価システムを導入する5つのメリットを紹介します。
人事評価システムで何ができるか分からない人事担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
人事評価システムとは
人事評価システムとは、自社の社員の評価を適正かつ効率的に行うためのデータ管理システムです。
人材の評価に関するデータを一元管理し、適切に分析・公平な人事評価を行うことを目的とします。
具体的には、人事の評価プロセスを明確にして、評価データの総合的な管理・分析が可能になります。
膨大な量の評価データを一元管理と適切な分析を実現できるため、長期的な人材育成に取り組むことができます。
また、システムとの連携により社員からも自己評価データを送りやすくなり、個別の分析データを算出可能です。
人事評価システムを導入するメリット
ここからは、人事評価システムを導入するメリットを、5つ紹介します。
メリット①人事評価業務の効率化ができる
人事評価システムの導入により、企業は人事評価業務の効率化ができます。
従来の人事評価業務では、Excelファイルを用いた評価シートの作成や、各従業員との面談データの回収、集計、ファイリングといった、データ管理に関する作業を必要としました。
しかし、人事評価システムを導入することでこれらの作業が自動化されるため、企業は人事業務にかかる手間や時間を削減することができます。
メリット②従業員のデータを一元管理できる
人事評価システムを用いることで、人事評価に関する様々なデータを一元管理することができます。
従来のExcelによる人事評価データ管理では、各従業員のデータは主にデータ種別や事業部ごとに管理されていました。
また、それらを参照する際には、ファイルサーバー上で個々に行う必要がありました。
人事評価システムでは、人事評価に関わるすべてのデータを1つのデータベースに格納し、管理・することができます。
メリット③人材を適正に評価できる
人事評価システムを導入するにあたり、人材の評価基準や評価項目・目標設定などを詳細に行います。
人事評価システムでは、各従業員の仕事の量や成果・勤務態度・目標達成度などのデータをポイントとしてグラフ化できるため、明確な結果が得られます。
明らかな数値に基づいた結果を元に、適切な人事評価を行うことができます。
メリット④従業員のモチベーション向上が期待できる
従業員は一般的に、自分の仕事が適正かつ公平に評価されることを望みます。
当然、それらに対する評価が業務に対するモチベーションに及ぼす影響は計り知れません。
人事評価の基準を明確にすることで、従業員は評価に対して「適正な人事評価がなされた」と受け取る傾向が高くなります。
明確かつ適切なフィードバックを与えることにより、従業員のモチベーションの向上が期待できます。
メリット⑤目標や人材のマネジメントができる
人事評価システムでは、従業員データの一覧化や検索や条件による絞り込みができます。
そのため、人事担当者は個々の従業員のスキル把握が容易になり、適切な目標やプロジェクトへの配置・検収の必要性などを検討できます。
能力に見合ったポジションに配置することが出来るので、結果的に業務や売り上げ向上につながるでしょう。
人事評価システムの料金相場
人事評価システムの料金体系は、従量課金制の場合と1ユーザーあたりの月額料金と2つのタイプに分かれています。
また、システム自体も社内でサーバーを据え置くオンプレミス型と、ネットを活用したクラウド型があります。
それぞれで設定されている料金相場は異なるので、ここでは2つのタイプの料金相場を別々にご紹介します。
クラウド型人事評価システムの料金相場
クラウド型人事評価システムは、1ユーザーあたりの月額料金を元に算出されます。
また、多くのクラウド型人事評価システムは初期費用を0円に設定しているため、比較的導入コストを抑えられます。
具体的な料金相場は、以下のようになります。
- 初期費用 0~50万円
- 月額7,000~50,000円
- 1ユーザーの場合月額300~700円
オンプレミス型人事評価システムの料金相場
オンプレミス型の人事評価システムの導入費用は、100万円+諸経費が必要となります。
おおよそ100ユーザーの使用が可能であり、保守費用として年額ライセンス料が発生することもあります。
クラウド型の人事評価システムに比べて、カスタマイズ性が高く中堅企業から大手企業での活用に向いています。
ただし、自社内にサーバーや周辺環境が必要となるので、事前に把握しておきましょう。
人事評価システムの導入前と導入後の注意点
人事評価システムは業務を効率化するメリットもありますが、活用できる体制が整っていなければ上手く運用ができません。
人事評価システムを効率よく運用するためにも、導入前と導入後の注意点を知っておきましょう。
人事評価システムの導入前に注意しておきたいポイント
人事評価システムを導入する前には、運用していくための環境構築をしておきましょう。
実際に運用する人事担当者に対して、システムの導入によりどのように業務が変わるのかをシミュレーションをしておきましょう。
人事評価システムを活用してどのように評価をしていくのかの仕組みを、新しく構築・周知する必要があります。
また、オンプレミス型の人事評価システムを採用する際は、社内にサーバーや周辺環境の用意もしなくてはいけません。
人事評価システム導入後の注意点
人事評価システム導入後は、あらかじめ設定した基準が適していないこともあります。
特に効率重視で人事評価システムを運用することにより、不適切な評価がされて本来の目的である適切な人事評価が出来なくなってしまうケースも考えられます。
実際に搭載されている機能や使いやすさなどを考慮して、評価基準や運用の仕組みを定期的に見直してアップデートしていきましょう。
また、人事評価システムで収集したデータは会社の業績の指標にも役立ちます。
自社にとって有益なデータの活用方法も、積極的に探っていきましょう。
人事評価システムは人事担当者の負担を減らし適切な評価ができる
以上、人事評価システムでできることと、導入するメリットを5つ紹介しました。
自社の限られた人材を育て活用するには、個々の従業員のスキル把握と、全ての従業員に対する適正かつ公平な評価が不可欠です。
人事評価システムを活用することで、効率的になるだけでなく最適な評価もすることができるでしょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!