人事評価システムを活用する3つポイント
公開日:2019.12.13 最終更新日:2020.07.20
人事評価システムは、導入がゴールではありません。
自社の望む社員を育て、適切な配置によって彼らの能力を最大限に引き出すことが、人事評価システム導入により目指すゴールです。
そこで当記事では、人事評価システムを活用する3つのポイントをご紹介します。
人事評価システムをより活用したい人事ご担当者様は、ぜひ最後までお読みください。
人事評価システムを活用するために、抑えておきたいポイントとは?
人事評価システムを活用するには、2つの着眼点が必要です。
1つめの着眼点は、人事評価そのもの。
2つめの着眼点は、人事評価システムの持つ機能や性質です。
以下ではそれら2つの着眼点をミックスさせた、人事評価システムを活用するために抑えておきたい3つのポイントをご紹介します。
ポイント①経営戦略からブレイクダウンした人事評価を行う
人事評価システムを活用するポイントの1つめは、経営戦略からブレイクダウンした人事評価を行うことです。
人事評価システムを活用するのに最も重要なことは、人事評価そのものをどのような視点で行い、どのような人事評価制度を確立するかということです。
一般的に日々の業務は、企業全体の業績を上げ、企業の掲げる最終目標(ゴール)を達成できるよう行われており、それに対応できる人材が求められます。
どのような人材が自社に必要か、どんな人材を育てていきたいのか、そういった人材像が明確になっていなければ、企業としての方向も迷走することでしょう。
そのため、人事評価システムに用いる人事評価は、経営戦略や経営理念からブレイクダウンした制度にすることで、より人材評価システムを活用することができます。
また、人事評価システムでは、評価結果だけでなく従業員の基本データやスキルなどを一元化できるため、より従業員のデータを活用することができ、より自社の経営戦略にそった人材マネジメントを行えます。
ポイント② 評価基準を明確化し、公平性かつ透明性のある人事評価を行う
人事処遇を行う上で重要なことは、公平性と透明性を保つことです。
人間には感情があり、不当に扱われていると感じたとき、属するコミュニテイーへの信頼が失われ、生産性が低下してしまうことがあります。
そのため、人事評価システムを活用するには、人事評価評価基準を明確化し、公平性かつ透明性のある人事評価を行うことが重要です。
人事評価システムには、『データを共有できる』という大きな特性があります。
この特性を最大限に活用するためにも、下された評価に対して従業員が納得できるよう、上述の評価ルールを心がけましょう。
ポイント③人事評価に関わる全てのデータを蓄積・分析できる運用にする
人事評価システム最大の特徴は、膨大なデータを総合的に管理できることです。
そのため、人事評価システムを活用するには、人事評価に関わる全てのデータを蓄積・分析できる運用にすることがポイントとなります。
たとえば、「○○の評価項目において、5年以上A評価を維持している社員は何人いるか」といった絞り込みができたり、さらに「△△の資格をもつことと、○○の評価項目において5年以上A評価を維持することに相関関係はあるか」といった分析が行えたりすることで、より戦略的な人材育成や配置をおこなうことができます。
人事評価システムを活用するには、評価基準の確立と人材データを積極的に活用する姿勢が重要
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、人事評価システムを活用する3つポイントがご理解いただけたと思います。
人事評価システムを活用するには、評価基準の確立と人材データを積極的に活用する姿勢が重要です。
人事評価システムを最大限に活用するためには、自社に合った人事評価システムや運用について業者に相談するのもよいでしょう。
この記事を書いた人
編集部員 M・S
編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!