店舗にクレジットカード決済を導入できる4つの方法
公開日:2019.08.22 最終更新日:2024.08.21
クレジットカードの日常的な利用割合は年々増加傾向にあります。
参照:株式会社JCB公式HP “JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2018年度の調査結果を発表”
多くのお客様に店舗を利用してもらうために、店舗をカード払いに対応させることは必須ともいえます。
本記事ではクレジットカード決済の導入を検討している店舗オーナーの方向けに、クレジットカード決済を導入する4つの方法を解説します。
関連記事:決済代行会社の失敗しない選び方とは?EMEAO!業者選定ガイド【決済代行】
クレジットカード決済を店舗に導入する方法
クレジットカード決済を店舗に導入するには、実は4種類もの方法があります。
ここからは、それぞれの導入方法の特徴を解説していきます。
- 直接契約方式
- 包括加盟店方式(決済代行会社経由)
- スマホ決済(モバイル決済)
- 取引銀行経由
①各種クレジットカード会社と店舗が個別にやり取りする「直接契約方式」
直接契約方式とは、読んで字のごとく、各種カード会社と個別にやり取りをし、導入手続きを進める方法のことです。
クレジットカードブランド各社には、加盟する店舗の獲得や管理業務を請け負う機関「アクワイアラー」が存在しています。
直接契約方式を選んだ場合は、アクワイアラーとクレジットカード決済についてのやり取りをすることになります。
- 手数料が安い(1~2%台)
- 審査基準が厳しい
- 大手企業向け
- カード会社ごとの運用管理が手間となりやすい
直接契約方式の最大のメリットは、店舗側の手数料を安く抑えられるという点です。
流通金額が大きい大手企業の店舗の場合、手数料の相場は1.0~2.0%程度です。
しかし、実績の少ない中小企業や個人事業主の店舗の場合は審査基準が非常に厳しく、導入の負荷が大きいというのが現実です。
また、仮に直接契約方式では複数のクレジットカードブランド契約したい場合は各ブランド毎に個別でやり取りを行い運用管理しなければならないため、日々の処理負荷が大きくなってしまいます。
②一括でまとめて簡単!「包括加盟店方式」
包括加盟店方式とは、決済代行会社を利用し、複数の決済方法を一括で導入・管理する方法です。
決済代行会社の多くが、クレジットカード決済はもちろんコンビニ決済や電子マネー決済も提供しているため、幅広い決済方法をまとめて導入することができます。
- 店舗規模・業種により手数料に幅がある(3~7%)
- 複数の決済手段をまとめて導入できる
- クレジットカード決済導入・運用の手間を削減できる
決済代行会社を利用すれば、複数のクレジットカードブランドとのやり取りや入金処理も一度にまとめて行えるため、導入後の店舗における負荷を大きく軽減できます。
クレジットカード決済の導入・運用に関する負担を決済代行会社がまとめて肩代わりしてくれるのは大きな魅力であるため、多くの事業主が包括加盟店方式を選んでいます。
ただし、直接契約方式と比べると手数料の相場は高く、3.24~7.00%程度の手数料がかかります。
③店舗への導入コストがとにかく安い!「スマホ決済(モバイル決済)」
スマホ決済(モバイル決済)とは、決済専用アプリをインストールしたスマホを使い、カードリーダーでクレジットカードを読み込む方法です。
- 手数料が比較的安い(3~4%台)
- 一括払いのみ対応がほとんど
- 導入・運用の手間があまりかからない
決済代行会社によっては、スマホ決済の導入サポートを行っている場合もあります。
そのため、包括加盟店方式かスマホ決済どちらにすべきか迷っている場合も、まずは決済代行会社に相談してみてもよいでしょう。
スマホ決済は新しく決済端末やレジを購入する必要がないため、店舗における初期費用を安く抑えられます。
手数料も低めに設定されているため、お得に店舗にクレジットカード決済を導入できる人気の方法です。
関連記事:モバイル決済とは?導入店舗にとってのメリットを特徴とともに紹介
④信頼のおける銀行経由で「加盟店契約」を結ぶ
「決済代行会社を利用するのは手数料が高いので抵抗があるけど、どのクレジットカードカード会社を選んだらいいのかすら検討がつかない……」
こういった場合は、取引のある銀行に相談してみるという選択肢もあります。
- 手数料は若干高めの傾向がある(3%台~)
- 端末費用が無料のケースも
- クレジットカードのみならず電子マネーなどにも対応
ほとんどの銀行はグループ内にカード会社を保有しているため、クレジットカード会社との契約を斡旋してくれる場合があります。
銀行としてもグループ会社の加盟店が増えるのは喜ばしいことなので、手数料の割引や導入サポートを受けられる可能性もあるでしょう。
また、銀行によっては加盟店契約に力を入れており、各種クレジットカードブランドのみならず、交通系ICカードやiDといった電子マネーまで幅広く対応している場合があります。
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今回は、クレジットカード決済の4つの導入方法を解説しました。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。