インバウンド対策で多言語翻訳が重要な理由とは?
公開日:2020.01.24 最終更新日:2021.08.18
各国からの観光客へのインバウンド対策の一環として、多言語翻訳を考える事業者様は多いのではないでしょうか?
しかし、どのような点に気を付けて翻訳すればよいのか、そもそもインバウンド対策とは何をするべきか分からない方もなかにはいらっしゃると思います。
そこで本記事では、インバウンド対策の概要と多言語翻訳を行う際のポイントについて解説します。
インバウンド対策として何を行うべきか分からない事業者様は、ぜひご参考ください。
- インバウンド対策とは何か
- インバウンド対策の多言語翻訳で押さえるべきポイント
そもそもインバウンド対策とは?
インバウンド対策とは、訪日する外国人を取り込むための対策のことをいいます。
インバウンド対策を行うことで、訪日外国人に自社のサービスや商品を気に入ってもらい日本を魅力的な国だと感じてもらうことを狙いとしています。
なぜインバウンド対策が必要なのか
多くの外国人観光客が日本のさまざまなサービスや商品に触れることが増えてきた現代で、訪日外国人に不便を感じさせないようにするインバウンド対策は非常に重要です。
日本が不便なく有意義に過ごせる国だと魅力的に伝えることにより、リピーターとして再度訪日してもらえる確率があがります。
つまり、訪日観光客の数を増やして売り上げを伸ばしていくためにも、インバウンド対策が必要というわけです。
インバウンド対策における多言語翻訳の重要性
インバウンド対策において、なぜこれほどまでに多言語翻訳が重要視されているかというと比較的手間なくできるインバウンド対策だからです。
以下の2019年に観光庁が外国人旅行者を対象に行った「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」では、スタッフとのコミュニケーションや多言語表示の少なさなどに訪日観光客は悩んでいます。
訪日外国人が旅行中に困ったこと(「困ったことはなかった」をのぞく)
①施設等のスタッフとのコミュニケーション
②無料公衆無線LAN環境
③公共交通の利用
④多言語表示の少なさ
参照:観光庁HP ”訪日外国人が旅行中に困ったこと、受入環境整備の課題が明らかになりました”
外国語を扱える人材の不足、および人材教育はもちろんインバウンド対策における課題です。
しかし人材を育てるにはそれなりの手間と時間が必要なため、まずすぐにできる『表示物の多言語翻訳』から始めるという企業が多くあります。
そのため、さまざまな国籍の観光客に対応できるようメニューや注意書きを複数の主要な言語で表記している製品や店舗は多々あります。
インバウンド対策として何を翻訳すればよい?
インバウンド対策として優先的に翻訳すべきものとは、主に内容を示すものや注意書きといったものが挙げられます。
具体的には飲食店のメニューや注意書き、サービスの概要などがあります。
インバウンド対策において多言語翻訳すべきものとして、主なコンテンツを以下にまとめました。
インバウンド対策において翻訳すべきものの例
- 飲食店のメニュー
- サービスの概要
- 無料Wi-Fiの利用方法
- 利用可能な決済手段の種類、利用方法
- Webサイトのコンテンツ
- マナー、注意書き
特に飲食メニューについては、国によって食文化の違い、および宗教により食べられない食材があることをまず念頭に置きましょう。
「これはどのような料理か」という解説はもちろん、使用している食材や調理方法も明記し多言語翻訳をするべきです。
サービスの概要、および注意書き・Wi-fiの利用方法などは、主に利便性の追求や文化のすれ違いによるトラブルを防ぐ目的があります。
また、多くの外国人からのアクセスが見込まれるWebサイトには、公共交通機関の利用法を多言語翻訳で明示することで利便性の向上が期待できます。
多言語翻訳を利用したインバウンド対策により訪日外国人の不便を解消し、ビジネスチャンスをつかもう!
以上、インバウンド対策についての基礎知識と、多言語翻訳の活用例を紹介しました。
インバウンド対策を行うことによって訪日外国人の不満の解消につながり、結果的にビジネスチャンスの拡大・売上向上にも影響してきます。
特にすぐにできるインバウンド対策として、比較的手軽に始められる多言語翻訳は絶大な効果を期待できます。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!