CRMとSFAの違いとは?どちらを導入すべき?
公開日:2019.12.09 最終更新日:2020.02.26
CRMは顧客情報管理システムとしての機能を持っていますが、同じ機能を持つツールとしてSFA(営業支援システム)があります。
両者は顧客管理という点において共通する部分が多く、混同されがちです。
「CRMとSFAどちらを導入すればいいか分からない!」
「そもそもCRMとSFAでどう違うの?」
このように考える事業者様も、いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、CRMとSFAの違いを具体的に解説していきます。
CRMとSFAのどちらを導入するか迷っている事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
- CRMとSFAの違い
- CRMとSFAの主な機能
- CRMとSFAどちらを導入すべきか
CRMとSFAの違いはなに?
CRMとSFAの大きな違いは、使用する目的が異なることです。
CRMは顧客情報の集積と管理を得意としており、マーケティング部門や開発部門などさまざまな部門へのデータ共有が可能になります。
そのため各部門で事業戦略を立てやすく、顧客へ効果的なアプローチを行うことができます。
SFAは営業生産を高めるための支援ツールで、主に営業部門が使用します。
管理する情報も見込み客や案件情報や商談状況など、営業支援に特化した内容となっています。
SFAは顧客情報を管理し、データ分析や情報共有を行うことで営業業務の効率化を目的としています。
CRMの主な機能
CRMに搭載されている主な機能は以下のようになっています。
CRMの基本的な機能
- 顧客情報管理機能
- メールマーケティング機能
- 顧客分析機能
- 他システムとの連携機能
CRMは基本的に顧客情報の管理・分析の機能と、集積した情報を利用してメールマーケティングを行う機能があります。
また、管理している顧客情報の中から、顧客の行動を分析して見込み客を抽出することができます。
さらに見込み客にメールマガジンやプライベートメールを送って、優良顧客へと成長させるアプローチが可能となります。
SFAの主な機能
SFAに搭載されている主な機能は以下のようになっています。
SFAの基本的な機能
- 顧客情報管理機能
- 案件・商談管理機能
- TODO管理・通知機能
- 見積書作成機能
- 日報管理機能
SFAは営業する上で役立つ情報の管理と、営業マンが行う業務を支援することを得意としています。
リアルタイムで情報を共有することで業務の引継ぎが行いやすく、過去の情報をすぐに確認できるため顧客とのトラブルを防ぐ効果もあります。
CRMとSFAどちらを導入すべき?
CRMとSFAはよく似た機能を持つ顧客管理システムとして、どちらを導入するか悩まれる事業者様も多いはず。
しかし、CRMとSFAはそれぞれ想定される使用目的が異なるため、一概にどちらを導入すべきとは言い切れません。
顧客情報の管理、マーケティングの強化を行いたいのであれば、CRMが適しています。
一方、営業活動の効率化を図りたいのであれば、SFAが適しています。
自社が抱えている課題に対して、どちらの手段が有効かを考える必要があるでしょう。
CRMとSFAの違いは使用目的が異なること
以上、CRMとSFAの違いについて解説してきました。
CRMとSFAは同じ機能を持っていますがそれぞれ考えられる使用目的が異なっており、CRMは顧客情報の管理とマーケティングに、SFAは営業支援に適しています。
どちらも顧客管理という点においては同じですが、安易にツールを選んでしまうと後で使いにくいと現場からクレームが来るかもしれません。
導入目的を明確にした上で、どちらのツールが最適かを考えましょう。
とはいえどのようなツールが自社にとって最適か、判断がつかない場合もあると思います。
EMEAO!にご相談いただければ、自社に最適なツールを提案する優良な顧客管理システム提供会社を事業者様にご紹介できます。
顧客管理システムの選び方にお悩みの際は、ぜひお気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!