メールマーケティングにCRMを活用する2つのメリット
公開日:2020.01.14 最終更新日:2020.07.20
顧客ニーズの多様化にともない、昨今ではそれぞれの顧客に合わせたマーケティングが求められるようになりました。
その傾向は勿論メールマーケティングにも及んでおり、多くの企業が様々な方法で、新規顧客の開拓や既存顧客とのコミュニケーションに取り組んでいます。
しかし、顧客が増えれば増えるほど、それぞれの状況を把握し、フォローするには多大な時間と労力がかかってしまいます。
そこで注目が高まっているのが、『CRM』です。
本記事では、メールマーケティングにCRMを活用する2つのメリットをご紹介します。
メールマーケティングをもっと効果的に行いたい事業者様は、ぜひ最後までお読みください。
CRMをメールマーケティングに活用する根幹は、パーソナライズドマーケティング戦略の考え方
CRM最大の特徴は、顧客一人ひとりの情報や行動パターンを収集、および管理ができることです。
メールマーケティングでも、これらCRMの性質を活かし、ユーザーごとにカスタマイズしたマーケティング戦略(=パーソナライズドマーケティング戦略)をとることが重要です。
以下では、メールマーケティングにCRMを活用する2つのメリットを、上述のパーソナライズドマーケティングを軸とする視点からご紹介いたします。
メリット①受注に繋がるターゲティングができる
CRMでは、顧客情報に営業活動の状況や情報を掛け合わせることで、受注に繋がるターゲティングを行うことができ、これを活用することで、受注確度の高い顧客に向けたメールマーケティングを行うことができます。
例えば、ターゲティングには、大きく分けて新規顧客拡大のためのターゲティングと、既存顧客アップセルのためのターゲティングの2種類があります。
それぞれのターゲティング方法には違いがあり、前者は主に企業の規模や役職、所属部署といった属性に関わる事柄を、後者では主に取引実績の数や規模、および拡大余地の有無などの履歴とその推測をもとに顧客を識別し、ターゲティングを行うというのが一般的方法です。
メールマーケティングにCRMを活用すれば、CRMシステムに集約された全顧客情報から、上述のような異なる任意の角度から多様なターゲティングを行うことができ、どこに営業メールを送れば受注に繋がるか、といったことが明確に分かります。
メリット②既存顧客に向けて先回りしたフォローをして、顧客満足度を上げることができる
CRMに集積された顧客情報と当該顧客の履歴情報を活用し、それぞれの顧客パターンに応じたストーリーを作成することで、既存顧客に向けて先回りしたフォローを行うことができます。
たとえば、まず既存顧客の中で「よくある質問」の閲覧数が多い企業を洗い出し、当該企業に対して、「不満とその解決」といったストーリーを作成します。
次に、運用していく上での不具合や疑問点がないかといった、フォローメールを作成します。
作成したフォローメールを適切なタイミングで顧客に送付することで、顧客満足度を上げることができます。
メールマーケティングにCRMを活用すれば、サービスや商品を購入した直後に送るサンクスメールから始まり、上述のようなそれぞれの顧客属性や顧客の行動に応じて、最適なサービスや製品の関連情報を、自動で定期的に送ること(ステップメール)ができます。
メールマーケティングにCRMを活用することで、受注確度の高い顧客に、簡単に定期的なアプローチを行うことができる
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、メールマーケティングにCRMを活用する2つのメリットがご理解いただけたと思います。
メールマーケティングにCRMを活用することで、受注確度の高い顧客に、簡単に定期的なアプローチを行うことができるようになります。
とはいえ、自社に合ったCRMを導入しなければ、そもそも分析するデータの収集の方向がずれてしまったり、手間がかかってしまったりといったことも起こり得ます。
どんなCRMを導入すればよいか決めかねている事業者様は、ぜひEMEAO!コンシェルジュまでご相談ください。
自社の営業形態や業種、分析に必要な顧客情報などにぴったり合ったCRMをご紹介いたします。
この記事を書いた人
編集部員 M・S
編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!