人事評価・人事考課コメントの職種別おさえるポイントと例文
公開日:2020.02.26 最終更新日:2021.05.24
人事評価システムには評価コメントの共有機能がありますが、書くべき内容がわからない方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、人材業界の経験をもつ筆者が、部下への評価コメントを書く際のポイントと例文を紹介します。
人事考課にお悩みのご担当者様はぜひ最後までご覧ください。
また、人事評価システムには他にも便利な機能がいくつも搭載されています。
まだ導入を検討中のご担当者様は、人事評価システムの導入メリットもチェックしてみてください。
人事考課の部下への人事評価シートには何を書けばよい?
人事評価シートにコメントを書く際に抑えるべきポイントは、職種に関らず共通しています。
前提として、自身の個人的な感情を交えずに、客観的な評価を行うよう努めることです。
また、本人の問題点や改善点に対しては「何が課題か」「そのためにはどのような努力が必要か」ということを示すことも必要です。
客観的かつ的確な指摘によって部下自身が課題を自覚し、改善に積極的に取り組むことが期待できます。
【職種別】人事評価コメントの例文
ここからは、人事考課の際のコメントの具体的な例文を、事務職、営業職、サービス職、それぞれの職種ごとにご紹介します。
事務職の人事評価コメント
数字などの具体的な成果が見えにくく、同じ作業の繰り返しが比較的多いという点が特徴的な事務職。
そのため、主な評価対象となるのは普段の業務に対する姿勢、および積極性です。
ルーチンワークの中で効率的に進める方法を自分で身につけたり、チーム内で提案を行うなど、細かな変化をよく見ましょう。
- 業務において自主的に取り組んだこと
- 作業ペースや苦手な作業の克服に変化はあるか
- 業務改善に対する積極性
業務上、結果がわかるものがあれば結果をふまえつつ、本人の仕事への意欲や努力を見ていきましょう。
事務職の評価コメント例文3選
上記をふまえると、人事評価シートへのコメントは下記例文のようになります。
営業職の人事評価コメント
具体的な数字が仕事の成果となるため、客観的な評価が行いやすいという点が営業職の最大の特徴です。
基本的には数字を用いて、あらかじめ決められた指標で評価しましょう。
その上で、「結果として出た数字」だけではなく、結果に至るまでのプロセスも重要です。
- 営業成績
- 上記営業成績を出すために行った努力とその内容
- 努力を通して得た能力
- チーム内ではどのように働いていたのか
数字という客観的なデータと、本人の取り組みを見ることで、具体的に人事考課を行えます。
営業職の評価コメント例文3選
上記をふまえ、人事評価シートに書くコメントの例文を3つご紹介します。
サービス職の人事評価コメント
接客業を中心とするサービス職の場合は、人事考課においてもお客様からの評価をある程度参考にできるという側面があります。
サービス職の場合、最優先されるべきは接客態度で、付随して「正確かつ迅速な会計作業」「イレギュラー時の対応力」などが求められます。
また、他のスタッフとの円滑なコミュニケーションも欠かせません。
- 店舗など現場における接客態度、身だしなみ
- 問題の改善に積極的に取り組んでいるか
- お客様の要望に柔軟に対応できているか
- チーム内で協力して業務に取り組んでいるか
サービス職の人事考課の際は、「お客様に対して」また「仕事そのものに対して」の姿勢に着目しましょう。
サービス職の評価コメント例文3選
上記ポイントをふまえた人事評価コメントの例文を見てみましょう。
人事評価では、業務において大切な要素を抑えつつ、客観的なコメントを
今回は、人事評価シートのコメントの書き方について、具体的な例文とともに解説しました。
貴社において、適切な評価を行うための参考となりましたでしょうか。
より適切な人事考課には「人事評価システム」の導入がおすすめです。
上司から部下への評価や、本人の自己評価を一括管理することで、納得感のある評価を効率的に行うことが可能です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!