人事考課と人事評価の違いは?システムの活用方法とともにご紹介
公開日:2019.12.13 最終更新日:2020.07.20
「人事評価」は、一般の従業員でも一度は聞いたことのある、ビジネスパーソンにとって馴染みのある言葉です。
それでは、「人事考課」という言葉を聞いたことはありませんか?
人事考課は、人事評価と同じく、意識する・しないでは従業員のモチベーションや会社の評価に大きく変わる重要な取り組みです。
本記事では、人事考課とは何か?という点の解説とともに、人事考課にも人事評価システムが効果的に活用できる理由を紹介します。
自社の人事について課題を感じられている企業の担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。
- 人事考課とはどのようなものなのか
人事考課とは
人事考課は、人事評価と同じ意味で使用される場合も多々あります。
厳密には、人事考課という大きな概念の中に人事評価が含まれています。
人事考課と人事評価の違い
人事評価は、従業員の業務への取り組みや成果を評価する取り組みで、今後の従業員育成の参考や、部署の配置に反映させるケースもあります。
人事考課は、業績の良し悪しを判断するだけではなく、個々人のスキルや業績、勤務態度などを多角的に評価し、賃金や等級が適切か判断するという側面があります。
また、人事評価の基準を明確にせずフィードバックを行わない企業も存在し、
「自分の給与や異動の基準がわからない」
と従業員が不満に感じるケースも珍しくありません。
しかし、人事考課の目的は従業員が処遇に納得できることであり、客観的かつ公平な判断基準が不可欠です。
そのため、人事考課を行うためには評価項目・評価内容の見える化や従業員と人事担当者の面談、適切なフィードバックが大切です。
人事考課の判断基準の一例
- 売上の業績や目標達成度
- 基礎的なスキルや専門的な知識・技術
- 行動規範や労働時間などの勤務態度
- 目標管理能力
人事考課を行うメリット
人事考課は企業と従業員の双方にとってメリットがあります。
人事考課は客観的な評価をするものなので、例えば上司との相性や人間関係のみで処遇が決まってしまうといった不平等に感じられる評価を避けることができます。
また、適切な評価を行うことで、従業員から企業に対する信頼度や業務に対するモチベーションが上がります。
このような従業員個々人にとってのメリットによって、会社全体の業務効率が上がるほか、離職率が下がるという企業にとってのメリットも期待できます。
人事評価システムは人事考課にも効果的!
人事評価システムの導入は、多角的な評価軸で従業員の待遇などを決める人事考課にも活用できます。
人事評価システムの中には、評価過程や評価結果の見える化ができる機能があるため、従業員の納得のいく公平な評価を実現することができます。
また、人事考課は面談やフィードバック、評価シートの記入など「人対人」のやり取りを丁寧に行う必要があります。
そのため、従業員一人ひとりに対し人事考課を行っていくとトータルで時間が圧迫される可能性があります。
そのような問題も、システム上でシートの記入や管理が画面上で行える人事評価システムを利用することで、大幅な時間の削減が可能となり、効率的に人事考課を行うことができます。
人事評価システムの詳細については、こちらの記事もご覧ください。
人事評価と人事考課は目的が違います
業績の良し悪しを評価し、部署や役職など配置の判断基準とする人事評価。
対し、人事考課はより多角的な視点かつ客観的に評価し、待遇の判断をするものです。
意味合いが似ている両者ですが、人事考課のほうがよりフラットで、多くの評価軸があり、また給与や役職などの判断という目的が明確です。
人事評価と人事考課はどちらも人事評価システムの導入で、より効率的に、従業員の満足度を上げる評価を行うことが期待できます。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!