ABMとマーケティングオートメーションツールの違いを徹底解説!
公開日:2020.01.14 最終更新日:2020.09.09
営業と一口に言っても業種や企業、人によってさまざまな手法があるように、営業促進を目的とした商品もさまざまな種類のものが開発されています。
そこで今回は、ABMという営業手法についての解説とABMツールの解説、またマーケティングオートメーションツールの違いを紹介します。
自社における営業活動の効率化にお悩みの方は、是非ご参考ください。
- ABMとは何か
- ABMとマーケティングオートメーションツールの違い
ABMとは
ABMとは、「アカウントベースドマーケティング」の略で、企業単位(=アカウントベース)でマーケティングを行っていくWEBマーケティングの手法のことです。
「WEB上での法人営業」のようにイメージしていただくとわかりやすいのではないでしょうか。
ここからは、ABMの役割やABMツールの詳細について解説していきます。
ABMの目的と役割
ユーザー個人単位をターゲットとした従来の営業戦略とは異なり、ABMは企業単位をターゲットとすることで異なる方向性のアプローチが可能となります。
例えば、三人の見込み顧客がいるとして、全員が同じ企業に所属していると分かっているのであれば企業そのものへアプローチをかけたほうが成功率は上がると考えられます。
さらに、MAツールを利用した従来のマーケティングとABM、異なる二種を連携させることにより、マーケティングを強化し質を高めることができます。
ABMツールの機能
MAツールを利用してABMに活用することも可能ですが、今回は、ABMツールの基本的な機能を紹介します。
ABMツールでできること
- 企業データベースの作成
- 潜在顧客リストの自動作成
- 精度の高い顧客データの作成
特に、顧客データの作成機能は重宝されるでしょう。
CRMやSFA、また名刺など、社内の複数個所で管理している顧客データを名寄せすることで精度の高いリストが作成されます。
企業単位でのアプローチを行うABMにとっては欠かせない機能です。
マーケティングオートメーションツールとは
マーケティングオートメーションツールとは、WEBマーケティングにおける作業を自動化するシステムです。
主にECサイトなどに導入することで活用できます。
ABMツールとはどのような違いがあるのでしょうか。
マーケティングオートメーションツールの機能
MAツールは、ユーザーが閲覧した商材によって、ユーザー個々人が求めている商品を分析することができます。
ユーザーの需要に沿った商品を提供することで購入意欲が上がり、売り上げ向上を実現させます。
マーケティングオートメーションツールでできること
- 顧客情報のデータベース作成
- 顧客ごとのリードのしやすさの見える化(スコアリング)
- メールマガジンの配信
- 自社サイトのアクセス分析
他、マーケティングオートメーションツールの機能について詳細は下記の記事をご覧ください。
ABMツールとマーケティングオートメーションツールの違い
ABMツールは企業をターゲットとしたマーケティングであるABMに特化した機能が備わっているのに対し、マーケティングオートメーションツールはターゲット一人ひとりへのマーケティングを前提とした機能です。
そもそものアプローチ手法が異なるため、得意としている機能も異なります。
ABMとMAツールの違いは、「対企業か」「対個人か」というターゲットの違いによるもの
いかがでしたか?
ABMという営業戦略の概要とともにABMツールとマーケティングオートメーションツールの違いを解説しました。
ターゲット一人ひとりにアプローチしていく従来のデジタルマーケティングと異なり、企業単位をターゲットとするABM。
使い方によっては、大きな結果が出せる可能性があります。
マーケティングオートメーションツールを導入して費用対効果がみられなかったという場合も、ABMが向いているというパターンも考えられます。
自社のマーケティングに課題を感じられている方は、ABMもご検討されてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!