マーケティングオートメーションにおけるファネルとは?概要を紹介
公開日:2020.01.15 最終更新日:2020.04.03
マーケティングオートメーションツールを使用する際、「ファネル」という言葉を耳にすることがあると思います。
ファネルはマーケティングを行ううえでの基本であるため、マーケティングオートメーションツールを最大限活用するためにも理解を深めておく必要があります。
そこで本記事では、ファネルとはなにか、その活用場面をご紹介していきます。
マーケティングオートメーションツールを最大限活用したいとお考えの事業者様は、ぜひご一読ください。
- ファネルとは何か
- ファネルの活用方法
ファネルとはなに?
ファネルとは、マーケティングにおいての顧客の動きを可視化した図です。
ファネルには、大きく分けて「パーチェスファネル」「インフルエンスファネル」「ダブルファネル」の三種があり、次の項目でそれぞれについて解説をしていきます。
パーチェスファネルとは
パーチェスファネルとは、見込み顧客が商品を認知してから実際の購入に至るまでの様子を表す図です。
図のように逆三角形型をしており、認知されてから購入・申し込みといった最終的なコンバージョンまで至るまでに、階層ごとに離脱する顧客が増えていくという仕組みです。
インフルエンスファネルとは
インフルエンスファネルとは、商品購入後の購入者の動きを可視化したものです。
商品に対する感想がレビューという形でインターネット等で発信され、その情報が他の消費者に着目されることを表しています。
主にインターネット・SNSの普及により着目されるようになりました。
ダブルファネルとは
ダブルファネルとは、パーチェスファネルとインフルエンスファネルを組み合わせた図のことです。
商品に興味を持った見込み顧客が実際に商品を購入し、さらに口コミで情報を発信し口コミを見た新たな見込み顧客が生まれる、という一連の流れを表しています。
マーケティングにおいては、図中の細い(=人数が少ない)部分を太くしていくことが求められるでしょう。
マーケティングオートメーションにおけるファネルの活用ポイント
ここからは、ファネルによってマーケティングオートメーションツールをより効果的に活用する方法をご紹介します。
ポイント①マーケティング戦略の立て方の参考に
新たに事業を始める際、自社の事業をファネルを参考に階層分けしてマーケティング戦略を立てることができます。
そうすることで自社の事業における顧客の流れが明確になり、コンバージョンを増やすために何をすべきかということが考えやすくなります。
マーケティング戦略を立てるうえで役立つマーケティングオートメーションツールには、戦略の幅が広がる機能が多数搭載されています。
ファネルを参考に立てた戦略にマーケティングオートメーションツールを組み込むことにより、「どの機能をどのタイミングで使用するか」といったより明確な施策を考えることができます。
マーケティングオートメーションツールを活用した見込み顧客の育成については、下記の記事を参考にしてみてください。
ポイント②マーケティング戦略の見直し・改善
マーケティングオートメーションツールを活用して得られたデータをファネルに当てはめることにより、マーケティング戦略自体の見直しや改善の参考になります。
ファネルに当てはめると見込み顧客は、基本的に購入に向かうにつれて人数が減っていくものです。
しかし、マーケティングオートメーションツールで顧客の動きや原状の改善点を分析し、施策を立てることで、徐々に離脱を減らすことができます。
たとえば、ファネルでお気に入り登録された商品に対して実際の購入までの数が少ないと分かった場合、改善すべきは購入に誘導する手段であるとわかります。
このように、ファネルの段階ごとのユーザーの数を可視化することで、ユーザーの動きが明確になり改善点が見つけやすくなります。
戦略の結果の把握と改善、どちらもファネルを理解していなければ確実な改善を施すことができません。
マーケティングオートメーションツールで得た情報をファネルで階層分けして、見込み顧客の動きを可視化しよう
以上、マーケティングオートメーションツールにおけるファネルの概要とその活用方法について解説してきました。
ファネルはマーケティング戦略を立てるうえの、大元の根幹となる考え方です。
マーケティングオートメーションツールで得たデータをファネルの形に落とし込むことで、見込み顧客の動きを可視化し改善すべき点を明らかにします。
ファネルを活用して見込み顧客の一連の流れをパターン化し、最終的なコンバージョン数を増やしていけるようマーケティングは戦略を立てる必要があるでしょう。
また、膨大なデータを扱うマーケティング業務を円滑にするためには、マーケティングオートメーションツールがおすすめです。
本記事を読んでいただき、マーケティングオートメーションツールに興味を持った事業者様はぜひEMEAO!をご活用ください。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!