マーケティングオートメーションとCRMの違いを解説
公開日:2020.01.08 最終更新日:2020.01.10
業務効率化システムの中には、役割が似ているようで異なるものがあります。
特に、マーケティングオートメーションとCRM(顧客管理システム)はそれぞれの違いが分かりにくいかと思います。
そこで本記事では、マーケティングオートメーションとCRMの違いを特徴と機能を比べながら解説します。
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マーケティングオートメーションとCRMの違い
ここからは、マーケティングオートメーションとCRMの違いについて解説します。
マーケティングオートメーションの特徴と機能
マーケティングオートメーションの特徴と機能を解説します。
マーケティングオートメーションの特徴
マーケティングオートメーションの主な特徴は、新規顧客を獲得し見込み顧客まで育成することです。
マーケティングオートメーションの機能
マーケティングオートメーションとは、営業に顧客を引き渡すまでのフェーズを効率よく進めるためのシステムです。
見込み顧客を営業に引き渡すまでのフェーズは、以下の4つです。
- 新規顧客開拓
- 新規顧客を見込み顧客に育成
- 見込み顧客の分類
- 見込み顧客のリスト管理
マーケティングオートメーションは、自社サイトからの新規顧客流入を促し、顧客にとって関心があるコンテンツをオウンドメディアやメールなどで届けます。
顧客の元にコンテンツを届けると、コンテンツに対してどのくらい興味関心を寄せたかを数値化し、見込み度合いをつけて分類します。
見込み度合いによって整理された顧客情報は営業に引き渡されます。
顧客情報を引き渡すフェーズまでがマーケティングオートメーションの機能です。
CRMの特徴と機能
CRM(顧客管理システム)は、社内の顧客管理を効率化することで、顧客満足度の向上、関係形成と維持をサポートするためのシステムです。
CRMの機能
CRMの機能は、紙や複数のExcelで管理していた顧客情報をデータベース化して、一括で管理ができます。
CRMによっては集めたデータをAIによって自動で分析することが可能です。
自動で分析する機能があれば、より顧客に近づくことができたり、詳細な営業成績をだすこともできます。
また、メールの本文から顧客の感情を推測し、優先順位をつけられるCRMもあります。
CRMの機能についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
マーケティングオートメーションとCRMは得意な機能が違います
2つのシステムの特徴と機能について紹介しました。
マーケティングオートメーションとCRMは、ニード喚起や見込み度合いの分類が得意なのか顧客管理が得意なのかという点に違いがあります。
この記事でマーケティングオートメーションとCRM違いをご理解いただけたかと思います。
目的に合わせてマーケティングオートメーションまたはCRMを導入してみてください。
この記事を書いた人
編集部員 岡本
編集部の岡本です。以前はWEBディレクターとして中小企業のホームページ制作のディレクション等をしておりました。ユーザー様の声をきちんとコンテンツの内容や方向性に反映して、より良いメディアに出来るように日々精進してまいります。