
複合機の対応用紙サイズはどう選ぶ?業種ごとに適切なスペックを解説
公開日:2019.10.28 最終更新日:2021.05.10
一般的に、複合機本体にはA4やB5サイズの用紙へ印刷がしやすいよう、用紙サイズごとのカセットがついています。
しかし、業種によってはカセットに対応していないB0サイズの用紙や、はがきのように定型用紙以外のサイズの用紙を頻繁に使うという場合も考えられます。
業種によって扱う用紙のサイズが異なるので、「どのサイズの用紙まで印刷できるのか」という点も複合機選びでは重要です。
そこで本記事では、日常的に印刷する用紙サイズごとの複合機の選び方を解説していきます。
大判サイズの用紙や定型用紙以外への印刷をお考えの事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
一般的な複合機の対応サイズについて
ここからは、ごく一般的な複合機で扱うことのできる用紙のサイズと適した業種について解説します。
専用の用紙カセットで扱える用紙のサイズ
一般的な複合機のカセットは、A4、B5、B4、A3サイズの用紙をセットできます。
また、専用の用紙カセット以外にも、手差しトレイがあるため、定型用紙以外のサイズに印刷することも可能です。

一般的なオフィスで一番使う用紙のサイズはA4です
オフィスで使われるビジネス書類のサイズはA4が圧倒的に多く、チラシはB5サイズ、建築の設計図はA3サイズと用途によって用紙のサイズは変わっていきます。
また、B0用紙のような大判サイズは一般的な複合機では対応していません。
A4、B5、B4、A3の用紙サイズまで対応している一般的な複合機は、営業資料や経理関係の資料を印刷する一般的なオフィスや、建築関係の事業所、コンビニなどの設置に向いています。
手差しトレイで印刷できる用紙のサイズ
一般的な複合機は、手差しトレイによって定型用紙以外のサイズを使うこともできます。
専用カセットでは対応していない用紙サイズであるはがきやL版(写真サイズ)、名刺サイズなどの用紙は、手差しトレイで印刷ができます。
ただし、手差しトレイは頻度の低いサイズの用紙を想定しています。
そのため、一度に大量の用紙をセットすると、紙詰まりのようなトラブルが起きやすいというデメリットがあります。
日常的に定型用紙以外のサイズへの印刷を想定している場合は、手差しトレイを使うよりも、求めている用紙サイズの専用の用紙カセットがある機器を選ぶべきでしょう。
大きなサイズの用紙を複合機で使いたい場合は?
ポスターでよく使われるB0~B2の用紙サイズは、一般的な複合機では大きすぎて扱うことができません。
大判サイズをスキャン・印刷できる大判複合機であれば、ポスターのような大きなサイズの用紙に印刷できます。

大判複合機は、大きなサイズの用紙も印刷できます
大判複合機の場合は1枚ごとの用紙サイズが大きいため、一般的な複合機のようにカセットに1枚ずつ用紙を重ねられません。
そのため、大判複合機の場合はコピー用紙ではなく、ロール紙が必要です。
プリンターでロール紙に印刷し、指定のサイズにそって機器がカットしてくれるという仕組みになります。
ポスターや新聞など大きなサイズの用紙への印刷に使われるため、大判複合機では出版・印刷関係の企業では必須といえるでしょう。
ただし、一般的な複合機と比べて機器本体やロール紙の値段は高く設定されている傾向にあります。
日常的に印刷する用紙のサイズに合った複合機選びを
今回は、業種別に必要な用紙のサイズと、選ぶべき複合機について解説しました。
日常的に扱う書類が一般的な事務作業に必要な書類や、ビジネス書類程度の業種であれば、ごく一般的な複合機の機種で問題ありません。
A4、B5、B4、A3以外のサイズや、定型用紙外のサイズを日常的に印刷する業種は、各サイズに対応している機種を選ぶとよいでしょう。
出版会社や印刷会社では、幅広いサイズの用紙を扱えるようにするため、複数のプリンターを設置しているというケースもあります。
一般的な機種と併せて、大判複合機を導入することも一つの手段です。
定型用紙以外、もしくは大判サイズの用紙を日常的に扱う業種の方は、ぜひ本記事を参考に複合機の導入をご検討ください。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





