
複合機リースにかかる費用はいくらぐらい?料金相場表で費用感を確認
公開日:2019.12.25 最終更新日:2020.10.28
複合機は機器の本体が高額なため、多くの企業でリース契約での導入がされています。
リース契約を考える際、事業者様が気になることはリースにかかる費用のことではないでしょうか?
そこで本記事では複合機・コピー機のリースにかかる費用感を、料金相場表を活用して解説します。
複合機のリースをお考えの事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
おさらい:そもそも複合機のリース契約とは?
購入よりも少ない負担で複合機を導入できるリース契約は、EMEAO!にお問い合わせをいただく中でも多くのお客様がご希望されている導入手段です。
まずはリース契約について基本をおさらいしましょう。
複合機リースの仕組み
複合機のリース契約とは、リース会社が機器を新規購入してユーザーへ決まった期間貸し出し、ユーザーはリース会社へ毎月料金を支払うという契約方法です。
レンタルと違うのは、完全に新品の複合機を導入できる点と、機器の所有者はユーザーではなくリース会社にあるという点です。
リースは下記のように、ユーザーと複合機業者、そしてリース業者の3つの関係により成立します。
- ユーザー⇒複合機業者……機器のリースを申し込む
- ユーザー⇒リース業者……リース契約を結ぶ
- リース業者⇒複合機業者……機器を購入する
- リース業者⇒ユーザー……機器を貸し出す
- 複合機業者⇒ユーザー……保守・メンテナンスを提供
複合機リースのメリット
複合機のリースは、下記のようなメリットがあります。
- 導入コストがかからない
- 安価な月額費用で新品を使用できる
- 減価償却ではなく費用として計上できるため会計処理が簡単
- リース会社の動産保険が適用される
やはり最大のメリットは、導入時に高額な工事費がかからないという点です。
また、数千円の月額料金を支払うことで最新の機器も無理のない負担で利用できます。
複合機リースのデメリット
複合機のリースには、デメリットもあります。比較してよく検討しましょう。
- トータルで計算すると一括購入よりも割高である
- 所有権はリース会社にあるため、契約終了後は返却しなければならない
- 途中解約ができない
リース契約は、初期費用がかからず安価な月額料金のみで利用できるため、まとまったお金が用意できない場合に最適です。
しかしその反面、毎月の料金にはリース手数料が加算されるため、トータルで支払う金額は一括購入よりも割高になってしまいます。
さらに、基本的には途中解約ができず、仮に支払い途中でやむを得ず解約となった場合には残りのリース料金を一括で支払う必要があります。
しかし、費用相場を把握し、計画的な契約を結ぶことで少ない負担で複合機を利用できるため、リース契約は最適な導入手段といえます。
複合機のリース期間はどのように決まる?
複合機のリース期間は最短3.5年~最長6年と決まっているため、基本的には5年リースで提示している業者が多くなります。
なぜこのように年数が決まっているかというと、適正リース期間というものが下記の計算式によって法令で定められているためです。
- 期間の上限=法定耐用年数×120%
- 期間の下限=法定耐用×70%
※法定耐用年数10年未満の場合
上記の計算式に登場する「法定耐用年数」とは、その製品が原画償却資産として使える年数のことで、複合機の場合は5年間と国によって決められています。
そのため、上記の式で計算すると適正リース期間は3.5年~5年となります。
複合機の耐用年数について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
複合機リースの料金相場表
複合機のリース料金は、連続印刷枚数が1分あたり15~20枚であれば月額4,000~15,000円ほどです。
ただし、料金の相場は複合機が1分間に印刷できる枚数によって異なります。
以下に複合機の連続印刷枚数/分ごとの料金相場をまとめました。
連続印刷枚数/分 | 月額リース料 | 推奨月間印刷数 | 総額(5年リースの場合) |
15~20枚 | 4,000~15,000円 | 500~3,000枚 | 300,000~900,000円 |
20~30枚 | 12,000~18,000円 | 1,000~6,000枚 | 600,000~1,200,000円 |
40~50枚 | 13,000~25,000円 | 6,000~30,000枚 | 600,000~1,50,000円 |
複合機の性能ごとの料金相場
リース料金は、連続印刷枚数/分が多いほどに高くなります。
印刷枚数ごとの企業規模の目安は、以下のようになっています。
連続印刷枚数/分の複合機 | 導入が想定される企業規模 |
15~20枚 | 社員数数名~十数名ほどの中小企業 |
20~30枚 | 社員数十名~数百名ほどの大企業 |
40~50枚 | 出版社などの特殊な企業 |
上記の表から一般的な企業では、連続印刷枚数が15~30枚できる複合機が最適といえます。
またほとんどの複合機にはカウンター料金が設定されており、リース料金とは別に支払わなければなりません。
リース料金とカウンター料金の関係は、リース料金が安いほどカウンター料金が高くなる傾向があります。
月額リース料金が4,000円以下の複合機の特徴
複合機の月額リース料金の相場は、約4,000円~が一般的といわれています。
この金額は複合機の月額リース料金の下限ではなく、なかには4,000円以下のリース料金で提供される複合機があります。
ただし複合機の性能が乏しいものが多く、不便さを感じることもある複合機の場合がほとんどです。
月額リース料金が4,000円以下の複合機の特徴は、以下の点が挙げられます。
- カラー印刷ができない
- A3サイズの印刷ができない
- 印刷速度が遅い
- スキャナ機能が搭載されていない ほか
複合機のリースは長期間契約で途中解約もできないため、価格ばかりをみて安いものを選んでしまうと後に後悔することがあります。
まずは自社が求めているパフォーマンスが可能な機器を選んでから、価格を比較しましょう。
複合機のリース料金の相場は4,000~25,000円前後まで幅広い
以上、複合機リースの料金相場と機器の性能による費用感を解説してきました。
複合機の料金相場は機器の『連続印刷枚数/分』で変わります。
複合機リースの料金相場は、1分間に印刷できる枚数によって異なります。
安い部類であると約4,000~20,000円、高い部類の場合は約10,000~25,000円になります。
リース料金が相場よりも安い場合は、複合機の機能が制限されている場合が多いので価格とパフォーマンスのバランスに注意して、自社に適切な複合機を選びましょう。
複合機をリースする場合、リース対応している複合機業者に依頼することが一般的です。
EMEAO!では優良な複合機業者を紹介するサービスを行っているため、複合機・コピー機のリースを考えている事業者様はぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!


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