
【複合機業者監修】複合機・コピー機のリース料金の相場
公開日:2019.12.25 最終更新日:2021.08.05
本記事では、導入方法として選ばれることの多い複合機・コピー機リースの費用相場を、リース期間別や複合機の性能別で解説します。
複合機のリースをお考えの事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事監修のご紹介
本記事は、EMEAO!提携の優良複合機取り扱い業者様であります株式会社メディアブレイン様にご監修いただきました。

2008年に設立されたオフィス機器の専門商社です。シャープ製品に関しては山梨県唯一の特約店として限定価格で提供しています。リーズナブルな価格での提供と、親身な対応が強みです。
そもそも複合機(コピー機)のリース契約とは
購入よりも少ない負担で複合機を導入できるリース契約は、EMEAO!にお問い合わせをいただく中でも多くのお客様がご希望されている導入手段です。
まずはリース契約について基本をおさらいしましょう。
複合機(コピー機)リースの仕組み

複合機のリース契約の仕組み 画像クリックで拡大表示
複合機のリース契約とは、リース会社が機器を新規購入してユーザーへ決まった期間貸し出し、ユーザーはリース会社へ毎月料金を支払うという契約方法です。
新品の複合機が導入可能であり、設置工事費も含めた月額リース料金を支払うため初期費用が不要です。
また、機器の所有者はユーザーではなくリース会社になります。
リースは下記のように、ユーザーと複合機業者、リース業者の3者の関係により成立します。
- ユーザー⇒複合機業者……機器のリースを申し込む
- ユーザー⇒リース業者……リース契約を結ぶ
- リース業者⇒複合機業者……機器を購入する
- リース業者⇒ユーザー……機器を貸し出す
- 複合機業者⇒ユーザー……保守・メンテナンスを提供
複合機(コピー)機リースと購入・レンタルとの違い
複合機のリースは、機器を購入する場合と異なり初期費用がかかりません。
各種保守や設置工事費もリース料金の中に含まれているので、導入コストを抑える場合におすすめです。
ただし、リースは手数料が含まれているためトータルの総額は機器購入よりも高くなります。
また、複合機の所有権はリース会社にあるため、リース期間満了後はリース会社に複合機を返却しなければいけません。
一方複合機をレンタルする場合との違いは、リース会社から機器を借りる期間が長いという点です。
一般的なレンタルは数日~数か月程ですが、リースの場合は5~7年と条件が決まっています。
リース期間中の途中解約は基本的にできないため、複合機を短期間のみ使用する場合には向いていません。


複合機(コピー機)リースにかかる費用の相場
複合機の月額リース料金の相場は7,700~18,200円ほどと大きく幅があります。
なぜこれほど大きな差があるかというと、複合機の性能やリースの期間が関わっています。
複合機の適正リース期間は最短3.5年~最長6年と決まっているため、基本的には5年リースで提示している業者が多くなります。
適正リース期間は、下記の計算式により法令で定められています。
- 期間の上限=法定耐用年数×120%
- 期間の下限=法定耐用年数×70%
※法定耐用年数10年未満の場合
上記の計算式に登場する「法定耐用年数」とは、その製品が原画償却資産として使える年数のことで、複合機の場合は5年間と国によって決められています。
【リース期間別】複合機・コピー機リースの月額料金相場表
本体価格と工事費用を合わせて総額515,000円分の複合機を5年間リースする場合、月額費用の相場は10,300円ほどです。
月額、総支払金額の相場は以下のようになります。
- 複合機本体(A3サイズまで対応、FAX・スキャン機能つきの中級モデル)…50万円
- 工事費用…15,000円
合計金額:515,000円
上記の例より、リース期間が長ければ長いほど、月額リース料金が下がり、最終的な支払い総額は増えることがわかります。
【性能別】複合機・コピー機リースの月額料金相場表
複合機のリース料金は、複合機が1分間に印刷できる枚数によっても異なります。
連続印刷枚数が1分あたり20枚であれば月額7,700~15,000円ほどです。
以下に複合機の連続印刷枚数/分ごとの料金相場をまとめました。
複合機の性能ごとの企業規模の目安
リース料金は、連続印刷枚数/分が多いほどに高くなります。
印刷枚数ごとの企業規模の目安は、以下のようになっています。
連続印刷枚数/分の複合機 | 導入が想定される企業規模 |
15~20枚 | 社員数数名~十数名ほどの中小企業 |
20~30枚 | 社員数十名~数百名ほどの大企業 |
40~50枚 | 出版社などの特殊な企業 |
一般的な企業では、連続印刷枚数が15~30枚できる複合機が最適といえます。
また、ほとんどの複合機にはカウンター料金が設定されており、リース料金とは別に支払わなければなりません。
リース料金が安いほどカウンター料金が高くなる傾向があります。
複合機(コピー機)の月額リース料金の算出方法
紹介した例のように、月額リース料金は複合機本体の購入価格や契約期間の長さによって変化します。
複合機の月額リース料金を算出する計算式は、以下のようになります。
リース料率は各リース会社が独自に設定しており、リース期間によっても変動します。
各リース会社は基本的にリース料率を公開していないため、下記はあくまで目安です。
- リース期間5年の場合:リース料率約2%
- リース期間6年の場合:リース料率約1.7%
- リース期間7年の場合:リース料率約1.5%
(※EMEAO!調べ)
月額リース料金が相場以下の複合機の特徴
複合機の月額リース料金の相場は、7,700~18,200円ほどですが、なかには相場よりも安い4,000円以下のリース料金で提供される複合機があります。
相場以下の複合機は性能が乏しく、不便さを感じることもある複合機の場合がほとんどのため、安いからと安易に選んでしまうのは危険です。
月額リース料金が4,000円以下の複合機の特徴は、以下の点が挙げられます。
- カラー印刷ができない
- A3サイズの印刷ができない
- 印刷速度が遅い
- スキャナ機能が搭載されていない ほか
複合機のリースは長期間契約で途中解約もできないため、価格ばかりをみて安いものを選んでしまうと後に後悔することがあります。
まずは自社が求めているパフォーマンスが可能な機器を選んでから、価格を比較しましょう。
複合機(コピー機)の購入・レンタルした場合の費用相場
複合機1台を一括購入した場合の費用の相場は、50~120万円程度と性能により大きな差があり、さらに設置費用として約15,000円がかかります。
リースの総額と比較すると若干安めではありますが、運用コストとしてカウンター保守料金などが別途必要となります。
一方、複合機をレンタルした場合の費用の相場も、複合機の性能により大きく左右されます。
例として月間印刷枚数が2,000枚ほどで印刷速度20枚/分の複合機の場合、おおよそ月額8,000円程度となります。
途中解約ができるため短期間の使用にはおすすめですが、別途搬入・搬出で2~5万円の費用が発生することもあります。


複合機(コピー機)リースのメリットとデメリット
複合機のリースの最大のメリットは、導入時に高額な工事費がかからないという点です。
数千円の月額料金を支払うことで最新の機器も無理のない負担で利用できます。
他のメリットとしては、下記のような点が挙げられます。
- 導入コストがかからない
- 安価な月額費用で新品を使用できる
- 減価償却ではなく費用として計上できるため会計処理が簡単
- リース会社の動産保険が適用される
一方、複合機をリースするデメリットは、トータルで支払う金額は一括購入よりも割高になってしまうことがあります。
また、リース契約中は複合機の所有権がリース会社にあるため、移転をする際にはリース会社への連絡が必要です。
さらに、基本的には途中解約ができず仮に支払い途中でやむを得ず解約となった場合には、残りのリース料金を一括で支払う必要があります。
- トータルで計算すると一括購入よりも割高
- 所有権はリース会社にあるため、契約終了後は返却しなければならない
- 途中解約ができない
EMEAO!おすすめの複合機・コピー機リースに対応する業者3選
一口に複合機業者といっても、レンタル専門の場合や機器購入にのみにしか対応していない場合もあります。
そこで、EMEAO!がおすすめする東京都に対応可能な複合機リース業者を3社ご紹介します。
なお複合機業者の見積りについては、こちらの複合機の見積りの内訳や安く抑えるコツをご覧ください。
複合機リース業者①マイクロシステム株式会社

出典:マイクロシステム株式会社
マイクロシステム株式会社は、首都圏を中心に5,000件以上の取引実績をもつ老舗のOA機器販売会社です。
保守体制については、キヤノンから10年連続で最高評価のAAAの認定を受けており、極めて高品質なサポートを提供しています。
また、複合機の導入のほか、複合機を活用した業務改善のアドバイスも行っています。
- 高品質の保守サポートを受けたい
- 複合機の活用方法をアドバイスしてほしい
複合機リース業者②株式会社ビジョン

出典:株式会社ビジョン
株式会社ビジョンは、国内の主要7メーカーの商品を取り扱っており、豊富なラインナップから要望に最適な機器を提供しています。
専属のサポートセンターを設けており、導入後の保守・メンテナンスなどの手厚いサポート体制を受けられます。
また、機器の販売・リース・レンタルに対応しており、機種選びから導入後のメンテナンスまでをサポートしています。
- 導入からメンテナンスまでを1社に任せたい
- 国内主要メーカーの機種を選びたい
複合機リース業者③株式会社メガ

出典:株式会社メガ
株式会社メガは、日本全国に販売網があるため、他社との価格競争においてはトップクラスの安さを誇ります。
メンテナンス体制も全国に構築しているため、あらゆる地域でのメンテナンスに対応します。
また、各メーカーの正規一次代理店として認定を受けているため、メーカーと同じ品質でのメンテナンスが可能です。
- 全国複数拠点に複合機をリースで導入したい
- 費用を抑えつつも高品質なサポートを受けたい
複合機・コピー機リースの料金相場は7,700~18,200円前後まで幅広い
以上、複合機リースの料金相場と機器の性能による費用感を解説してきました。
複合機の料金相場は機器の『連続印刷枚数/分』で変わります。
複合機リースの料金相場は、複合機の性能やリース期間により異なり、安い部類であると約7,700~13,700円、高い部類の場合は約13,700~18,200円になります。
リース料金が相場よりも安い場合は、複合機の機能が制限されている場合が多いので価格とパフォーマンスのバランスに注意して、自社に適切な複合機を選びましょう。
「自社が複合機のリースに向いているのか、購入・レンタルの方が向いているのか分からない!」
このようにお悩みの事業者様は、ぜひEMEAO!にお気軽にお問い合わせください。
お客様の条件・要望に合わせた優良な複合機業者を、完全無料でご紹介いたします。

この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





