店舗側がクレジットカード決済の手数料を安く抑える3つの方法
公開日:2019.08.22 最終更新日:2024.08.20
クレジットカード決済において店舗側が支払う「加盟店手数料」は、業種や店舗規模によって決済金額の1~10%と大きく幅があります。
もちろん、手数料はできるだけ安く済ませたいですよね。
そこで今回は、クレジットカード決済の加盟店手数料を安く抑える3つの方法を解説します。
既にクレジットカード決済を導入したものの、もっと安く済ませたいという事業者様や、これから導入を考えている事業者様はぜひご覧ください。
加盟店手数料の業種別・店舗規模別の相場についてはこちらの記事で解説しています。
関連記事:決済代行会社の失敗しない選び方とは?EMEAO!業者選定ガイド【決済代行】
クレジットカード決済の手数料を値下げする方法とは?
それではさっそく、クレジットカード決済の手数料を値下げする方法を全部で3つご紹介していきます。
方法①複数の決済代行会社で相見積もりを取る
まずおすすめするのは、複数の決済代行会社で相見積もりを取り、もっとも安い手数料を提示してきた決済代行会社に乗り換えるという方法です。
こちらは、まだクレジットカード決済を導入しておらずこれから導入をお考えの事業者様に特におすすめです。
既にクレジットカード決済を導入されている場合でも、これを機により安い決済代行会社に乗り換えることも可能です。
決済代行会社とは、各種決済方法の導入に伴う膨大な作業を代行してくれる会社です。
複数の決済代行業者に相見積もりを取ることで、より手数料がリーズナブルな業者に出会えるチャンスが増えます。
さらに、最初に提示された手数料で妥協せずに他社が提示してきたより低い手数料を示唆することで価格競争が起こり、手数料を引き下げることが可能になる場合もあります。
決済代行会社の提供サービスについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:クレジットカード決済加盟店手数料の業種・店舗規模別の相場表
方法②スマホ決済(モバイル決済)を導入する
もっともオススメの方法は、スマホ決済を導入することです。
スマホ決済とは、専用アプリをインストールしたスマホ+決済端末を用意するだけでクレジットカード決済はじめさまざまな決済手段に対応できるサービスのこと。
最近では、オダギリ・ジョーさんが出演したCMで話題になった「Airペイ」が有名です。
スマホ決済の最大の魅力は、なんといっても手数料の安さです。クレジットカード決済に対応したスマホ決済サービスは「Airペイ」、「楽天ペイ」、「Square」、「STORES(旧Coiney)」の4つが主流ですが、その手数料の相場は3.24~3.95%と、業界でも圧倒的な低水準を誇っています。
カードブランドと直接契約したり、決済代行会社を通じてクレジットカード決済を導入すると、業界によっては4.0~7.0%もの手数料がかかってしまいます。
仮に、現在7.0%の手数料を支払っているとした場合、スマホ決済に乗り換えるだけで、日々の手数料を半分近くまで抑えることが可能になるのです。
※ここでご紹介している「スマホ決済」とは、店舗側がスマホ・タブレットを用いてクレジットカード決済する方法を指しています。
一時期話題になった「PayPay」や「Line Pay」も「スマホ決済」と呼ばれますが、これらは現時点(2020年11月現在)でクレジットカード決済には対応しておらず、QRコード決済のみ可能となっていますのでご注意ください。
方法③クレジットカードブランドに直接交渉してみる
すでにクレジットカード決済を導入している場合、各クレジットカードブランドに直接交渉してみるのも方法のひとつです。
ご存知でない事業者様も多いのですが、実は、クレジットカード決済の手数料は固定ではなく、業種や流通金額に応じて変動するものなのです。
つまり、交渉材料となるクレジットカードさえ手元にあれば、手数料の引き下げ交渉ができるということです。
交渉材料として有効なのは、下記が挙げられます。
- スマホ決済の手数料を持ち出す
- クレジットカード決済の流通金額が増えてきた
- 他のカードブランドへの乗り換えを示唆する
特にスマホ決済の手数料相場は、クレジットカードブランドにとっても驚異となりうる安さです。
その手数料を引き合いに出し、スマホ決済への切り替えを示唆しつつ交渉すれば、いい結果が期待できるかもしれません。
3つの方法を試して、クレジットカード決済の手数料を下げよう!
今回の記事では、クレジットカード決済手数料を値下げする方法についておまとめしました。
手数料はクレジットカード決済のたびに発生するものですから、わずか0.01%の違いであっても、今後の売上に大きく影響してきます。
お客様を増やし、売上を拡大するための営業努力も欠かせませんが、手数料を安く抑えることでコストを削減する、という着眼点も大事にしましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。