店舗にクレジット決済を導入する前に知っておきたい3つのポイント

経済産業省は、2025年までに国内のキャッシュレス決済率を40％にするという目標を掲げています。
キャッシュレス化はこれからますます進んでいくでしょう。

より多くのニーズを満たすため、決済代行会社を利用してカード払いの導入をお考えの事業者様も多いのではないでしょうか？

本記事では、クレジットカード決済の導入前に知っておきたい注意事項を紹介します。
店舗のキャッシュレス対応をお考えの事業者様は、ぜひご一読ください！

参照：経済産業省『キャッシュレス・ビジョン』

関連記事：決済代行会社の失敗しない選び方とは？EMEAO!業者選定ガイド【決済代行】

導入前に要確認！店舗のクレジットカード決済の3つの特徴

クレジットカード決済は、導入前・導入後ともに仕組み上の大きな特徴があります。
これらの特徴を覚えておかないと、いざ導入を考えた際にスケジュールや資金繰りの面で思うようにいかずトラブルにつながってしまうことも。

3つの特徴をしっかりと覚えてから導入を検討しましょう！
なお、クレジットカード決済導入で必須となる加盟店手数料については、以下の記事で詳細を紹介しています。

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ポイント①審査をクリアしなくては店舗に導入できない

まず知っておきたいのが、クレジットカード決済を導入しようと思っても、加盟店審査を通過しなくては開始できないということです。
加盟店審査とは、対象店舗にクレジットカード決済を導入しても問題ないかを確認する、カード会社による審査です。

加盟店審査について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

小規模な店舗でも審査を通過するには？

審査を受ける際、カード会社との契約は「直接契約方式」か「包括契約方式」のどちらになるのかを選択することになります。

小規模な店舗を経営されている事業者様の場合、カード会社と個別に契約する「直接契約方式」を選択することは難しいでしょう。
なぜなら、実績の少ない中小企業や個人事業主の場合は、審査基準が厳しく設定されているからです。

では、小規模な店舗にはクレジットカード決済を導入できないのかというと、そうではありません。
小規模な店舗を経営されている事業者様であっても、決済代行会社を利用して複数の決済方法を一括で導入・管理する「包括契約方式」を選択すれば、カード会社の審査をスムーズにクリアし、導入することができます。

関連記事：クレジット決済の加盟店審査に通りずらいケースと落ちた際の対処方法

ポイント②入金までの間にタイムラグが発生する

お客様が現金払いでサービスや商品を購入された場合、店舗はすぐに売り上げを現金として得ることができます。
しかし、クレジットカード決済の場合、決済からクレジットカード会社がお金を振り込むまで1ヶ月近くのタイムラグが発生するということを覚えておきましょう。

クレジットカード決済を導入して手元にある現金が一時的に少なくなったことで、人件費や家賃などの支払い、仕入れなどが滞ってしまうというケースも起こり得ます。
いつぐらいまでに入金があれば問題ないか、クレジットカード決済の導入前によく確認しておきましょう。

ただし最近では、タイムラグ解消のため、手数料を多くとる代わりに売上の最短翌日にはお金が振り込まれる決済サービスも登場しています。

ポイント③店舗側に過失があると認められた場合、入金されないことも

最後に、クレジットカード決済を導入した後には常にリスクを負わなければいけないということも知っておきましょう。
顧客が他者のクレジットカードを使用して決済を行う“なりすまし”が発覚した際、カード会社から売上分の金額が振り込まれない可能性があるのです。

とはいえ、“なりすまし”による支払いが行われたら、問答無用で入金されないというわけではありませんので、ご安心ください。
入金されないのは、店舗側にも過失があると認められた場合のみです。

店舗側の過失とは、たとえば不審に感じたのに本人確認を行わないというようなことを指します。
店舗の利益を守るためにも、クレジットカード決済に関するミスが起きないようしっかりと従業員を教育する必要があります。

店舗にクレジットカード決済を導入する際は、注意事項をよく覚えておこう

以上、クレジットカード決済を導入する前に知っておきたい3つのポイントをご紹介してきました。

クレジットカード決済の導入には、集客アップやレジ業務の効率化などたくさんのメリットがあります。
ぜひ本記事を参考にしながら、クレジットカード決済を店舗に導入をご検討ください！

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