2019.10.28

チラシ印刷の「黒」は実は3種類ある!それぞれの違いを解説

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編集部員 M・S

編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!

ポスティング会社には、追加料金を支払うことでチラシの印刷も依頼できます。
配布や印刷にかかる費用については、こちらのポスティング料金の相場についての解説をご参照ください。

実は印刷の「黒」という色は3種類あり、それぞれ料金や仕上がりが異なることをご存じでしょうか?

そこで本記事では、印刷に使う3種類の黒についてそれぞれの特徴を解説します。
ポスティング会社へチラシの印刷も依頼する予定の方は、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • 3種類の黒の印刷それぞれの特徴
  • 印刷で色が作られる仕組み

そもそも印刷の色はどうやって作られる?

通常、印刷ではCMYKと呼ばれる4色のインクを混合して色が表現されます。

CMYKに用いる4種の色

  1. C……シアン(明るい水色)
  2. M……マゼンタ(明るい赤紫色)
  3. Y……イエロー(黄色)
  4. K……ブラック(黒)

オフィスで使用する複合機や、自宅のカラーコピー機はもちろん、雑誌やチラシを扱う印刷会社でも基本はこの4色ですべての色を印刷しています。
たった4色で、それぞれのインクの割合を微妙に変えることで多彩な色の表現が可能なのです。

例えば、EMEAO!のロゴのような濃い青色はシアン100%、マゼンタ100%、イエロー40%、ブラック50%で表現できます。
まず100%のシアンのインクを置き、その上に100%のマゼンタ、40%のイエロー、最後に50%のブラックといった順番でそれぞれのインクを乗せていくと印刷が出来上がるという仕組みです。

今回紹介する3種の黒も、それぞれ特徴は異なれどCMYKで印刷しているものです。

印刷の「黒」は3種それぞれどんな違いがある?

なぜ黒という色が3種類に分かれるのかというと、CMYKのインクの割合がそれぞれ異なるためです。
黒の色を表現することができるCMYKの組み合わせが3種あるということです。

それでは、具体的にはそれぞれの黒にどんな違いがあるのか確認していきましょう。

印刷の黒の種類①スミベタ(K100%)

スミベタとは、CMYKの中でK(ブラック)を100%使って印刷する黒の表現方法です。

スミベタで印刷される黒の特徴

  • ブラックのインクのみを使う
  • 文字や細い線をクッキリと印刷できる
  • 広範囲の黒の印刷には不向き

スミベタの黒は細かな部分を綺麗に印刷できるため、ほとんど文章で情報を載せるチラシの裏面などに向いています。
反面、広範囲を塗り潰すと、一部に色が乗らず「ピンホール」と呼ばれる白い穴のような部分ができてしまいやすい特徴があります。

詳しく仕組みを説明すると、まず通常はCMYKの印刷では4つのインクを混ぜて色を表現するため、4度に分けて印刷を重ねていきます。
そのため、時には紙の伸び縮みなどのトラブルにより、それぞれのインクが印刷される位置が微妙にズレてボヤけたような仕上がりになってしまう「見当ずれ」という現象が起きてしまうことがあるのです。
スミベタの場合は使用インクはブラックのみで見当ずれが起こらないため、細かい文字の印刷に向いているのです。

反面、1度しかインクを乗せられないため、ピンホールができてしまうことがあります。

印刷の黒の種類②リッチブラック

リッチブラックとは、CMYKの4色のインクを混ぜ合わせて黒を表現する印刷方法です。
インクの比率は「C40~60% M40% Y40% K100%」程度で、印刷会社やポスティング会社によって推奨している値は異なります。

リッチブラックで印刷される黒の特徴

  • CMYKの4色を混合させる
  • 深みのある表現ができる
  • 乾きにくいため納期が延びる可能性がある
  • 細かい印刷には不向き

リッチブラックは、K(ブラック)単色であるスミベタよりも多くの色を使用しているため、深みのある濃い色合いを表現できます。

しかし、4色のインクが微妙にずれる「見当ずれ」が起きてしまう可能性があり、フチがぼやけたような仕上がりになることも。
そのため、細かい文字の印刷には向きません。
また、スミベタよりもインクの量が多いためインクが乾きにくく、場合によっては納期が延びてしまう可能性があります。

インクを4度塗り重ねるため、印刷が白く抜けてしまうピンホールは起こりにくいというメリットがあります。
細かな文字の印刷はスミベタで、イラストや大きな見出しなど広範囲に黒を使いたい場合はリッチブラックといったように使い分けるとよいでしょう。

印刷の黒の種類③4色ベタ

リッチブラックの中でも、CMYKすべてのインクを100%で印刷する黒のことを「4色ベタ」と呼びます。
基本的にインクの総量が360%を超えてしまうことは推奨されておらず、リッチブラックを指定して印刷することはデメリットが多いといえます。

4色ベタで印刷される黒の特徴

  • CMYKの4色をすべて100%で使う
  • リッチブラックよりもさらに濃い黒が表現できる
  • 料金が高く、納期が遅くなりやすい
  • 業者によっては4色ベタでの印刷をお断りしている

4色ベタは、すべてのインクを大量に使用するため、印刷料金が高くなります。

また、当然インクの乾きにも時間がかかるため、チラシの納品が遅くなり、連動してポスティングの納期も遅くなってしまいます。
裏写りのリスクも高いため、大量の紙に印刷するチラシには不向きの方法です。

希望する種類の黒でチラシを印刷してもらうには?

自社でデザインデータを用意して、印刷・配布をポスティング会社へ依頼するという場合は、デザインソフトの文字やオブジェクトの色を指定する画面でCMYKの数値を調整することができます。
スミベタにしたい部分はKのみ100%、リッチブラックにしたい部分は任意の数値を入力することでそれぞれ印刷したい黒の種類が指定できるので、データは必ずチェックしておきましょう。

デザインの段階からポスティング会社へ依頼する場合は、大抵の場合は相手はプロなので、適切な色指定を先方で行ってもらえます。
心配な場合はデザイン打ち合わせの際、スミベタにしたい部分とリッチブラックにしたい部分をしっかりと伝えておきましょう。

印刷の際は、スミベタの黒とリッチブラックの黒を使い分けよう!

今回は、印刷における「黒」とカテゴライズされる色の種類について紹介してきました。
チラシのデザインデータを作成・依頼する際の参考となりましたでしょうか?

ポスティングで効果をしっかりと出すには、印刷の仕上がりも重要です。
細部の印刷に向いているスミベタと広範囲で黒を表現することに向いているリッチブラックをそれぞれ使い分け、高品質なチラシの作成を目指しましょう!

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