防犯カメラのオンプレミス型とクラウド型は何が違う?
公開日:2020.11.02 最終更新日:2024.05.14
防犯カメラの機種を調べている過程で“オンプレミス型”という種類のものを見たことはありませんか?
見慣れない言葉なのでどのような防犯カメラなのかイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、オンプレミス型防犯カメラとはどんな防犯カメラなのかという概要から、強みや適した設置場所までを解説していきます。
防犯カメラの新規設置や取り換えをご検討中の事業者様や建物の管理者様は、ぜひご一読ください。
なお、オンプレミス型防犯カメラを含めた防犯カメラの機器本体・設置等にかかる費用相場もあわせてご覧ください。
オンプレミス型防犯カメラとは
防犯カメラと一言にいっても多種多様なものがありますが、防犯カメラを運用する方法として「オンプレミス」型と「クラウド」型の大きく2つに分けることができます。
オンプレミス型防犯カメラは、録画するためのハードディスクやモニター、監視用端末が一式になったものを自前で揃える必要のある防犯カメラを指します。
一方で、従来のように設備や機材を必要としない防犯カメラ運用の形を「クラウド」と呼んでいます。
クラウド型防犯カメラは、インターネット環境を利用していることが特徴で、映像の録画や保存、そして映像の視聴はインターネット経由で行われる仕組みです。
クラウド型防犯カメラとオンプレミス型防犯カメラの違い
この表では、オンプレミス型防犯カメラの強みについて、クラウド型防犯カメラと比較しながら項目別にまとめているので参考にしてください。
オンプレミス型防犯カメラ | クラウド型防犯カメラ | |
ランニングコスト | ◯ 基本的に初期費用に含まれる | △ 利用サービスによるが、 サーバー維持費用が必要 |
ネットワークセキュリティ | ◯ 自社内の閉じたネットワーク内に 構築可能 | ◯ 通信が暗号化されているので安全 |
映像の安定性 | ◯ レコーダーとカメラを物理的に 接続しているので安定している | △ インターネット回線の環境に依存 |
クラウド型防犯カメラにはないオンプレミス型防犯カメラならではの強みや、オンプレミス型防犯カメラが得意とする使用ケースもあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、利用用途に適した方式を導入すると良いでしょう。
オンプレミス型防犯カメラの強みとは
オンプレミス型防犯カメラのメリットは、カスタマイズの自由度が高いことと、すべてのインフラを自社だけで占有できることが挙げられます。
ハードウェアからソフトウェアまで、自社で確保・占有できるため、自社のビジネスにあわせた自由なシステムを構築できるのです。
また、機器を有線接続しているため映像が安定しやすいという点も強みです。
オンプレミス型防犯カメラが適している設置場所はどこ?
オンプレミス型防犯カメラが得意とするのは、1ヵ所大規模案件や、インターネット回線の状況に左右されない安定した運用です。
例えば、数百台規模のロジスティック事業所や大規模オフィスビルなどへの設置であれば、オンプレミス型防犯カメラが適しているでしょう。
一方で、多拠点を一括管理・運用したい場合などにはオンプレミス型防犯カメラは不向きであり、クラウド型防犯カメラを検討することが必要となるでしょう。
オンプレミス型防犯カメラはネットワークを必要としない、有線接続の防犯カメラ
いかがでしたか?
今回は、オンプレミス型防犯カメラの概要を解説しました。
オンプレミス型防犯カメラの特徴や、クラウド型防犯カメラの違いがイメージできましたでしょうか。
ネットワーク接続によって映像を送信・保存するクラウド型防犯カメラに対し、オンプレミス型防犯カメラはネットワークを使用せず物理的な接続のみで成立する防犯カメラです。
そのため、映像が安定しており、ネットワーク環境に左右されない場所での大量設置などに向いています。
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この記事を書いた人
編集部員 岡本
編集部の岡本です。以前はWEBディレクターとして中小企業のホームページ制作のディレクション等をしておりました。ユーザー様の声をきちんとコンテンツの内容や方向性に反映して、より良いメディアに出来るように日々精進してまいります。