マニュアルの翻訳をプロに依頼する際に注意したい4つのポイント
公開日:2019.10.28 最終更新日:2021.08.18
現代は企業の海外進出に伴い、マニュアルを外国語で作る機会も増えました。
しかし、文化的風習の異なる海外では、同じ事でも表現方法が異なり、直訳では意図がうまく伝わらないということも。
そんな問題を解決するのが、マニュアル翻訳専門家による翻訳です!
当記事ではマニュアル翻訳を翻訳会社に依頼する際のポイントをまとめました。
マニュアル翻訳の依頼を検討中の事業者は、ぜひ最後までお読みください。
- マニュアル翻訳依頼の際に気を付けたい4つのポイント
マニュアル翻訳依頼の際に気を付けたいポイントとは
ここからは、マニュアル翻訳を依頼する際に気を付けたいポイントを3つ解説していきます。
ポイント①どんなマニュアルが得意な会社か?
マニュアルといっても、分野や内容などは千差万別です。
翻訳を依頼したいマニュアルの概要や性質を把握し、内容に応じた翻訳業者を探す必要があります。
ポイント②翻訳先の国の法律や規格に精通した翻訳者がいるか?
マニュアルの中でもとりわけ注意しなければならないのは、法律や規格に関する確認が必要なものです。
以下では具体的な例を2つ紹介します。
注意点①家電製品のマニュアルでは安全規格の確認をしているか?
家電製品のマニュアルで最も重要なことは、マニュアルを作る先の国の安全規格や国際規格の確認です。
翻訳者が各国のマニュアルを確認しているか確認しましょう。
例えば日本国内においては、使用者の安全を守るため、製造物責任法(PL法)に基づいた注意喚起文や警告文の表示が義務付けられています。
マニュアルを作る先の国でも同様に、表示に関する義務や製品に対する認証制度が設けられていることが多いです。
そのため、翻訳者は国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC)の安全規格の確認および、各国の製品安全規制の対象かどうかを必ず確認します。
注意点②医薬品・健康食品のマニュアルは、各国の行政による法律や既定に注意!
医薬品・健康食品のマニュアル(取扱説明書)作成にあたっては、各国の行政による法律を熟知していなければいけません。
また、各国の行政によっては、販売にあたり承認申請が義務づけられていることもあります。
医薬品・健康食品は違反したときのペナルティが厳しく設けられていることが多いため、各国の当該分野の法的な規定には十分に注意しましょう。
マニュアルの中でも特に医薬品・健康食品に関する法律などに明るい翻訳者が在籍していると安心です。
ポイント③ネイティブチェック、クロスチェックがあるか?
翻訳者が1名で翻訳作業にあたると、多くの場合、表現の偏りや翻訳先の言語における多少の不自然さ・伝わりにくさなどが生じます。
そのため、ネイティブチェックやクロスチェックのサービスを実施している業者を選びましょう。
特にネイティブチェックは、「伝わりやすさ」を追求する際に必要となります。
なぜなら細かなニュアンスのいくつかは、現時点で当該地域に生活している人にしかわからない部分があるからです。
ポイント④機密保持契約を締結できる業者かどうか?
マニュアルは、自社の様々な技術や業務に関する事柄をまとめたもの。
当然、社外秘ですよね。
翻訳会社にもそれ相応の対応を求めるべきです。
例えば、マニュアル翻訳を依頼した翻訳会社のセキュリティや社員教育がしっかりしていないと、思わぬ情報漏洩の憂き目にあうこともあります。
機密保持契約を締結できる、情報の取り扱いに対する意識の高い業者を選びましょう。
マニュアル翻訳には規格や法律の確認が必要です!
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでマニュアル翻訳を翻訳会社に依頼する際のポイントがご理解いただけたと思います。
依頼したいマニュアルの性質に応じて、翻訳先の法律や規格の確認に注意しましょう!
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この記事を書いた人
編集部員 M・S
編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!