2019.11.12

パワーポイント資料の翻訳を依頼する際に意識したい3つのポイント

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編集部員 M・S

編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!

事業の海外展開において、翻訳が必要なものは、報告書や契約書といった事務書類に限りません。
例えば、パワーポイントで作成した会議資料や企画書といった資料も忘れてはならないもののうちの一つです。

会議やプレゼンで使う資料は、原文に込められた意図と熱意をしっかりと翻訳文にも反映させることが重要です。
プロの翻訳はその点に優れているため、ぜひ翻訳会社へ依頼しましょう。

ここでは、会議やプレゼン用の資料の翻訳を依頼する際に抑えておきたい、3つのポイントを紹介していきます。
資料の翻訳を検討中の事業者様はぜひ参考になさってください。

※本記事では便宜上、プレゼン用資料の作成ソフトを全般的に「パワーポイント」と表記しています。
適宜、自社でご使用されているソフトに置き換えてご覧ください。

この記事でわかること
  • 会議・プレゼン用資料の翻訳を依頼する際のポイント

パワーポイントで作成した資料の翻訳依頼で意識したいポイントとは?

まず、会議やプレゼンの場で使用する資料の持つ特性について触れておきましょう。

契約書や技術資料、論文など、具体的な表現が多いものと違って、パワーポイントで作成する資料は「抽象的」、または「概念的」な内容である場合が多くあります。
一般的に、専門性が高い内容の方が翻訳は難しいと思われがちですが、抽象的なものにはまた別の難しさがあります。

例えば、キャッチフレーズを訳す時には、訴求力やユーモアセンスはそのままに、適切な表現を見つけなければなりません。
このような抽象度の高い難しい翻訳は、翻訳者の力量によって完成度が左右されることも。
そんな時に大切なのは、翻訳しやすい原稿を作ることと、依頼時のコミュニケーションです。

それでは、“伝わる資料”に仕上げるために、翻訳会社とのコミュニケーションにおいて知っておきたい3つのポイントを解説していきます。

プレゼン資料の翻訳依頼のポイント①シンプルかつストレートな文面づくりを意識する

翻訳を依頼する際、パワーポイントのデータでは、シンプルかつストレートな文面づくりを心がけましょう。
日本企業の会議資料やプレゼン資料は、文字や図表などを盛り込みすぎる傾向にあります。

海外企業の作成した資料を見ると余白が多くてびっくりするほどですが、これは、「あくまでプレゼンの仕方や内容の面白さが重要であり、資料は補助ツールに過ぎない」という考え方によるものです。

パワーポイントで資料を作成する際は箇条書きなどを多用し、できるだけ簡潔に端的にまとめることを意識すると良いでしょう。
だらだらとした文章を書き連ねた資料では、読み手は文字を追うことに一生懸命になってしまい、本当に伝えたいことが伝わりにくくなります。

プレゼン資料の翻訳依頼のポイント②タイトルのブラッシュアップも依頼する

パワーポイントの資料において、スライドタイトルの重要性は言うまでもありませんが、抽象的・概念的な表現になりやすいという点には注意しなければなりません。

多くの翻訳会社は「原文に忠実な翻訳」を原則としており、クライアント側から触れない限り、意訳によるブラッシュアップは原則望めません。
つまり、訴求力やユーモアなどを意識してつけた抽象的なタイトルをそのまま訳されると、本来持っていたフレーズの魅力が伝わりづらくなってしまうおそれがあります。

原題のもつ魅力をそのまま伝えたい場合は、発注の段階でタイトルのブラッシュアップをしっかりと依頼しましょう。
タイトルは意訳でも構わない旨を伝え、参考例などを添えるとより効果的です。

それでは、タイトルの翻訳例を具体的に、日本語→英語の例で見てみましょう。

パワーポイント資料のスライドタイトルの翻訳の一例

「海外市場開拓戦略」→Strategy for Overseas Market Development
「新製品導入時期の最適化」→Optimization of New Product Introduction Timing

(参照元:翻訳会社・通訳会社 ブレインウッズ株式会社/第六回「実践:プレゼンテーション資料の英訳 その1)

「Strategy for Overseas Market Development」は直訳すると「海外市場開発のための戦略」。
「Optimization of New Product Introduction Timing」は「新製品導入のタイミングの最適化」になるため、前述のとおり、原文に忠実にそのまま訳していることがわかります。

しかし、これではごくありふれた英語タイトルで訴求力に欠ける印象です。
それは、「strategy(戦略)」、「development(開発)」、「optimization(最適化)」、「introduction(導入)」が、いずれも抽象名詞であり、具体的なアクションを連想させない単語だからです。
抽象名詞は、静的、客観的、概念的という性質があります。

では、先ほどの例題をブラッシュアップするとどのようになるのでしょうか。

「海外市場開拓戦略」→How We Can Develop Overseas Markets
「新製品導入時期の最適化」→When We Introduce New Products

(参照元:翻訳会社・通訳会社 ブレインウッズ株式会社/第六回「実践:プレゼンテーション資料の英訳 その1」)

「How We Can Develop Overseas Markets」は「私達はどのように海外市場を開発できるか」
「When We Introduce New Products」は「私達が新製品を導入する時」
それぞれ具体的で分かりやすい内容になりました。

「戦略」は「how」に、「最適化」は「when」、また「develop」「introduce」というアクション動詞で表現するだけで、より具体的な行動をイメージできるような表現になったと思います。

業界に精通する翻訳者によっては、さらに訴求力のあるタイトルへとブラッシュアップすることも可能です。

プレゼン資料の翻訳依頼のポイント③レイアウト調整も依頼する

ほとんどの翻訳では原文と翻訳後の文章量が異なります。
そのため、翻訳後は読みやすくするためにパワーポイントの資料データのレイアウト調整をする必要があります。

多くの翻訳会社では、パワーポイント資料のレイアウト調整作業まで請け負ってもらえるプランが用意されているので、料金も含めて事前に相談しておきましょう。

単に資料の見栄えを良くしてデザイン性を高めるだけではなく、読み手に情報を伝えやすくする効果もあります。
大切なプレゼンでは、訴求力を高めるためにも資料のレイアウト調整の依頼は有効です。

パワーポイントで作ったプレゼン資料の翻訳では、タイトルやレイアウトのブラッシュアップを依頼するとクオリティが上がります

今回は、パワーポイントで作成した資料の翻訳を依頼する際のポイントを紹介してきました。
こういったプレゼン用資料の翻訳は、「シンプルな文面で作成する」「タイトルやレイアウトの調整を依頼する」という少しの工夫で“伝わる資料”に仕立てられることがお分かりいただけたと思います。

会議やプレゼンに使う資料は、熱意を伝えるための大切なツールなので、翻訳会社と上手に付き合って効率良く進めていきたいですね。

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